私が思うグランドスタッフに向いている人
体力に自信有り
今は息子が小学生低学年なのでスクールアワーのみの勤務にさせてもらってるけど、空港勤務は基本的にはシフトで回すので早朝深夜、空港に寄っては泊まりになることも(タイ時代は泊まり有りの長時間勤務、あれがなければもっと続けていてオーストラリアに来なかったかもしれない)。親に感謝していることのひとつが「健康体に産んでくれたこと」。昔からあんまり体調崩さない方だけど、それでもシフト勤務はきつい。そして歩きまくるのでFitbitはすぐに1万歩。日本のGSさん、走ってる人多いけど、私もかつては走っていたけど、オーストラリアでは安全上、空港内を走るのは禁止です。
柔軟性と機敏さ
GSは時間との勝負、チェックインは手際よく、お客さんを待たせないように、でも座席の調整、超過料金の交渉、考えること、お客さんにお伝えすること、できること、できないこと、沢山あります。マニュアルを順守するのも大切だけど、それに沿って柔軟に対応する能力も求められるかと。
コミュニケーション能力
接客業はコミュニケーション能力が命。ここで武器になるのが語学力かな、と思います。私の英語は恥ずかしいほど低レベルだけど、勤務先はオーストラリアのローカル空港なので勿論英語での接客、私が心掛けているのは大きな声でゆっくりはっきり話すこと。速く喋れたら良いってもんじゃないし、伝わることが一番大事。私は思いっきりアジア顔、最初に挨拶したらアクセントでネイティブじゃないってバレる。大抵のお客さんは一生懸命聞いてくれます。私の変な英語アナウンスを聞き逃さないようにゲート周りが静かになるのが、めちゃプレッシャー笑!
タイに行く前、タイ語できないことが心配だと上司に言うと「君は日本人担当だから日本語喋ってればいいよ」って言われたのに、タイのチェックインスタッフ達、同僚、トランシーバー、全部タイ語やないかい!!!仕事にならないので休みの日はタイ語学校に通い日常会話できるくらいまでになると、仕事もタイでの生活もめちゃくちゃ楽しくなりました。
前向きで冷静
細かいマニュアル、ケアレスミス、遅延したり鞄壊れてでてきてお客さんに怒られ侍、やっちまったなーと思うこともあるし、私のせいじゃないのに怒られて嫌な気分になることも。どんなに凹むことがあっても、一晩寝たらすぐに忘れる(私!笑)、前向きというか、打たれ強いというか、受け流すのがうまいというか。
今の会社に入ってまもないころ、超過料金でヒートアップしはじめたお客さんの対応後ボスに言われたのが「ものすごく冷静だったね」と。「いやー、人が怒ってるの見ると、結果は変わらないのに無駄なパワー使って勿体ないなーって冷めた目で見ちゃうんです」と答えたら爆笑された。
チームプレイヤー
飛行機はチームで飛ばしています。上記のコミュニケーション能力にも通じるけど、同じチーム、他の部署とうまく連携がとれる人は重宝されるかと。ミスコミュニケーションは重大インシデントや遅延にも繋がるので、チームワーク大切です。
終わりに
私が思うに、かつてCAやGSに求められていた「容姿端麗」は最早必要ないと思います。最低限の身だしなみと清潔感があればOKです。
個人的な話になりますが、40代も半ばの今は体調管理に重きを置くようになり、ホットヨガに定期的に通っています。腰痛防止、体力作り、ストレス発散にもなって良き。
コロナが明けて、CAやGSの採用が活性化して来た今、航空業界に入り込むチャンス!CAでもGSでも一度業界に入ってある程度経験を積んでしまえば業界内で転職しやすいので、ガンガン受けまくるべきだと思います(私の例だと、日本の地元の空港旅客ハンドリング会社で日系+外資エアライン国際線GS→外資系エアラインに派遣レップ→タイの空港で日系エアラインのレップ→10年以上の時を経てオーストラリアの地方空港で国内線GS)。就活中の方、頑張って!