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3列のタイルで「塗り絵遊び」と「ブロック遊び」

仕事帰りに階段のタイルが気になって「塗り絵遊び」と「ブロック遊び」に発展した話。
うわ言のようなことを書いています。
結論のようなものはありませんのであしからず。

数年前の仕事帰り、ホームの階段の前で立ち尽くしていた。
それは、もともと体力がない上に、輪をかけて疲れ果てていたからで、とにかく階段を登ることができない、、、。
まるで身体が石像のよう。…

電車から降りてくる人達が石像になった僕を避けるようにガヤガヤコツコツと階段を登っていく。僕の視界は極端に狭まくなっていて、ちょうど階段のタイル横3列分しか目に映っていなかった。

□□□
□□□
□□□

階段を登れるだけの体力が戻るまで、3列のタイルをじーっと眺めていると、妙に惹きつけられるものがありました。
「なんだろう」
身体も動かないし、何かパターンが見つかるかもと「ぼんやりと注意深く」見ていると、無意識が素早く可能性の総当たりを始めた。

まとまった塊として浮き上がってきたのは、横に3枚並んでいるのタイルを塗りつぶすことで数字の1、2、3を表現できるこという他愛のないことだった(発想力が乏しい)

🦆__
まだ身体が重かったので、それをどう塗れば最も美しい(しっくりくる)のか考えてみることに。
組み合わせを考えるのが好きなので、一度考え出すと没頭してしまいます。

パターンが少ないので結論は早かった。

【1】→ □■□

【2】→ ■□■

【3】→ ■■■

3つの数字を横一列のタイルを使って表すなら、この並びが最もしっくりきます。
左右対称になるのはこのパターン以外無いので、そりゃそうですよね。

スッキリしたところで、階段を登ろうと思ったのですが、
惹かれる要素が残っていたので、もう少し考えることにした。
それは「3枚のタイルという制限」の特別感です。

なぜ特別感があるかというと、1以上の数字で左右対称の連続した数を作ると3枚が最大だから。
4以上になると左右対称性が崩れます。

タイル1枚
【1】
■⭕️
1のみ

タイル2枚

【1】
□■❌
■□❌
【2】
■■⭕️   
1に左右対称パターンがない

👑タイル3枚
【1】
□□■❌
□■□⭕️
■□□❌

【2】
□■■❌
■■□❌
■□■⭕️

【3】
■■■⭕️
1、2、3全てに左右対称パターンがある

タイル4枚
【1】
□□□■❌
□□■□❌
□■□□❌
■□□□❌
【2】
□□■■❌
□■■□⭕️
■■□□❌
■□□■⭕️
【3】
□■■■❌
■■■□❌
■■□■❌
■□■■❌
【4】
■■■■⭕️
1、3に左右対称パターンがない

こうして見ると、3枚のタイルは何だか奥深そうです。
左右対称の3つのパターンが、シンプルな部品の様に見えてきます。

左右対称の3つのシンプルな部品
【1】→ □■□
【2】→ ■□■
【3】→ ■■■

ということは、この3パターンを組み合わせて3よりも大きい整数を作れば、すべての整数が左右対象で表現できるな、、、とぼんやり考えながら、
続けて4から9までの整数を作ってみた(早く階段を登れ...)。

【4】→ □■□
     ■■■

【5】→ ■□■
        ■■■

【6】→ ■■■
     ■■■

【7】→ □■□
     ■■■
     ■■■

【8】→ ■□■
     ■■■
     ■■■

【9】→ ■■■
     ■■■
     ■■■

これ以上数字を大きくしていくと、先端の部分だけが3パターンに分かれてその後ろには■■■が連なっていく。
すべての数字は先端が【1】【2】【3】のどれかの属性に当てはまる。

塗り絵遊びに熱中しているうちに、疲労も回復したところで、
ぼんやりとアイデアが浮かんだので、階段を登って家に持ち帰ることにした(はよ帰れ)。

🦆__
帰宅後、
コーヒーを飲みながら、、、

今度はこの3つのパターンを使ってブロック遊びをすることにした。
まずは整数を順番に【10】まで並べてみる。

整数を1から10まで並べてみる
□■□【1】
ーーー
■□■【2】
ーーー
■■■【3】
ーーー
□■□
■■■【4】
ーーー
■□■
■■■【5】
ーーー
■■■
■■■【6】
ーーー
□■□
■■■
■■■【7】
ーーー
■□■
■■■
■■■【8】
ーーー
■■■
■■■
■■■【9】
ーーー
□■□
■■■
■■■【10】


このブロックを遠目に眺めてみると、テトリス凹凸のように重ね合わせることができそうな部分がある。
「■ → ブロック」、「□ → 空間」とする


□は空間なので□に■を重ねることができるので
□■□【1】
   ⇅     → ■■■【3】が現れる
■□■【2】

ものは試しということで、10まで並べたブロックでテトリスをしてみる。

ブロックが重なる箇所で区切り線を書き加えるとこんな感じ

□■□【1】
■□■【2】 → ■■■
ーーー
■■■【3】 → ■■■
ーーー
□■□
■■■【4】 → ■■■
■□■    → ■■■
■■■【5】 → ■■■
ーーー
■■■    → ■■■
■■■【6】 → ■■■
ーーー
□■□
■■■    → ■■■
■■■【7】 → ■■■
■□■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■【8】 → ■■■
ーーー
■■■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■【9】 → ■■■
ーーー
□■□
■■■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■【10】→ ■■■
■□■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■【11】→ ■■■
ーーー
■■■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■    → ■■■
■■■【12】→ ■■■

先端部分が
□■□
 ↓
■□■
 ↓
■■■
 ↓
 ∞
と繰り返しているので綺麗に重なりあう。
連続した数字なので無限に連結するのは直感的に理解できる。
単純な繰り返しなので、そこに意外性は無いです。

で、意外性といえば、みんな大好き「素数」ですよね。
完全にランダムな数列です。
ただ普通に素数を順番に並べるのでは、面白くない(誰かがやってそう)ので、
先ほど階段で思いついたルールを試してみることにした。

ということで、そのルールはこんな感じ↓

始まりの数字は1とする。
次の素数を作るために必要な数を3パターンのブロックを組み合わせて表していく。

現在の合計 +【次の素数に必要な数】= 素数
【次の素数に必要な数】をブロックに置き換える



すると一応は連結する(テトリスができる)ようだ。
(スタートを1にしたのは無理があるが、、、素数をそのまま並べてももしかしたら連結するかもしれない)

次の素数に必要な数はランダムの偶数なので、これが連結するのは楽しい。

区切り線を入れて200まで↓

現在の合計 +【次の素数に必要な数】= 素数
【次の素数に必要な数】をブロックに置き換える

 1 素数ではない
ーーー
□■□← 1 +【1】= 2
□■□← 2 +【1】= 3 
■□■← 3 +【2】= 5   
■□■← 5 +【2】= 7  
ーーー
□■□
■■■← 7 +【4】= 11
■□■← 11 +【2】= 13
ーーー
□■□
■■■← 13 +【4】= 17
■□■← 17 +【2】= 19
ーーー
□■□
■■■← 19 +【4】= 23
■■■
■■■← 23 +【6】= 29
■□■← 29 +【2】= 31
ーーー
■■■
■■■← 31 +【6】= 37
ーーー
□■□ 
■■■← 37 +【4】= 41
■□■← 41 +【2】= 43
ーーー
□■□
■■■← 43 +【4】= 47
■■■
■■■← 47 +【6】= 53
■■■
■■■← 53 +【6】= 59
■□■← 59 +【2】= 61
ーーー
■■■
■■■← 61 +【6】= 67
ーーー
□■□
■■■← 67 +【4】= 71
■□■← 71 +【2】= 73
ーーー
■■■
■■■← 73 +【6】= 79
ーーー
□■□
■■■← 79 +【4】= 83
■■■
■■■← 83 +【6】= 89
■□■
■■■
■■■← 89 +【8】= 97
ーーー
□■□
■■■← 97 +【4】= 101
■□■← 101 +【2】= 103
ーーー
□■□
■■■← 103 +【4】= 107
■□■← 107 +【2】= 109
ーーー
□■□
■■■← 109 +【4】= 113
■□■
■■■
■■■
■■■← 113 +【14】=127
ーーー
□■□
■■■← 127 +【4】= 131
■■■
■■■← 131 +【6】= 137
■□■← 137 +【2】= 139
ーーー
□■□
■■■
■■■
■■■← 139 +【10】= 149
■□■← 149 +【2】= 151
ーーー
■■■
■■■← 151 +【6】= 157
ーーー
■■■
■■■← 157 +【6】= 163
ーーー
□■□
■■■← 163 +【4】= 167
■■■
■■■← 167 +【6】= 173
■■■
■■■
■■■← 173 +【6】= 179
■□■← 179 +【2】= 181
ーーー
□■□
■■■
■■■
■■■← 181 +【10】= 191
■□■← 191 +【2】= 193
ーーー
□■□
■■■← 193 +【4】= 197
■□■← 197 +【2】= 199 

どこまでも連結し続けるのかは、検証できません。
そもそも、どんな数字の組み合わせでも連結できるだけかもしれないですね。書きながら当たり前のことを難しくしてるだけに思えてきました(笑

沼にハマりそうなのでこれぐらいで...

階段のタイルから始まった「塗り絵遊び」と「ブロック遊び」。
レゴブロックで遊んでいるようで、楽しかったです。
あれ以来、マス目状のものを見かけるとぼんやりと眺めてしまいます。
空想にお付き合いいただき、ありがとうございました。



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