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【前編】レーシック手術〜医院・料金プラン選択編〜

はじめに(簡単な自己紹介)


私は、フルタイムオフィスワーカーとして
スポーツとは全く関係のない仕事をしながら
トライアスロン世界選手権での表彰台を目指している、市民トライアスリートです。
 
水泳も自転車も陸上も、全くの未経験。
幼少期は小学校で少年野球と、中学高校ではソフトボールをやっていました。
 
2017年5月からフルマラソン、
2018年8月からトライアスロンへの挑戦を始め、
2020年10月にIRONMAN70.3の世界選手権への出場権を獲得しました。
フルマラソンの自己ベストは2:57:19
2022年IRONMAN70.3世界選手権では年代別でアジア人1位となりました。

日々のトレーニングや食事については
Instagramで毎日更新しています。【ひらめ。】

レーシックしようと思った理由


わたしの視力はもともと右目が0.09、左目が0.12くらい。
視力測定のいちばん上のCは見えないけど、そこまで極度の近視ではありません。
コンタクトは右目-2.75、左目-2.5を着けて、両目で1.0になるくらいの矯正をしていました。

ただ、ドライアイが酷く、1日中コンタクトを着用し続けることがしんどかったので、基本生活は眼鏡、練習中やレース中だけコンタクトをするような生活でした。

ドライアイのせいでコンタクトを着けている時間がとにかく不快であり、
朝起きてすぐにコンタクトが着用できないので
レースの朝もコンタクトは持参して出発し、会場に着いてから装着したりしていました。
持っていくのを忘れて大変な思いをしたことも。

レーシックの必要性を強く感じたのは「佐渡国際トライアスロン」
始めてのロングディスタンスのトライアスロン(スイム4km、バイク190km、ラン42.195km)で、バイク時間から乾燥が酷く、ランの時間には視界が白く霞んでしまい、目を開いているのが辛すぎて、2~3秒目を閉じては開くようなことを繰り返して走っていました。

眼鏡もコンタクトも苦手だけど、目は悪い。
今後の競技のことを考えても、このままコンタクトで続けていくのは危険だし、私生活を考えてもレーシックをしたい、と考え始めました。

お金のことを考えても、コンタクトをこのまま続けていったとしたらだいたい月に2,500円
それをたとえば50歳まで続けるとしても、2,500円×12ヶ月×20年で60万円。

レーシックが10万〜50万くらいだから、長い目で見たら絶対お得だし、どうせやるなら早い方がいい。

最終的には自分の周りでレーシック経験者が結構多かったことと、レーシックした人がみんな「やってよかった」「どうせやるなら早くやったほうが良い」と口をそろえて言っていたため、覚悟を決めました。


クリニックと選んだ理由


わたしが選んだのは銀座にある「品川近視クリニック」
理由はここで「ICL」を受けた知り合いと、「レーシック」を受けた知り合いがそれぞれいたから。
それだけです!笑
やっぱり不安だったので、施術実績も多く、かつ知っている人が2人も受けていて、良かったと言っていたのを聞いて、まずはここに適応検査に行ってみようと決めました。

ICLとレーシック


適応検査に行く前に、サイトを見て自分なりにいろいろ調べてみて、レーシック以外にもICLというものがあることを知りました。

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜は削らずに目に小さな切りこみを入れて、そこからレンズを挿入することで視力を矯正する治療法です。
角膜を削らないため、将来視力が変動したりした際に、ICLを取り外せば元通りに戻せるし、ICLを交換すれば視力も調整することができるものです。

一方、レーシックは眼の表面の組織「角膜」にレーザーを照射して光の屈折機能を調整する、視力矯正手術です。
角膜を削るため、術後元に戻すことは不可能です。

やはり将来への不安もあるから、元に戻せるICLの方がいいのかなぁと思いつつ、値段のことやメリットデメリットを適応検査で聞いてから決めようと、両方の検査で予約しました。


適応検査


適応検査は、たしか2〜3時間くらいかかりました。
目の状態を正確に把握するため、ソフトコンタクトレンズの人は検査3日前から装着不可。
ハードコンタクトの人は2週間前から装着不可能になります。

いろんな機械で目の状態をチェックし、視力測定、ドクターのチェックなどなど。
すごく丁寧に、詳しく見てくださいました。

いろいろと検査したのち、わたしはICLにするメリットが無く、むしろICLは合わないことが分かりました。

理由は3つ。

まず1つは近視がそこまで強くないこと。
コンタクトでいうと、−6以上の方はレーシックが出来ないのでICLしか選択肢が無くなるのですが、わたしの場合は−3程度なのでレーシックでも角膜を削る量がそこまで多くないこと。

また、ICLは可逆的であるというものの、やはり目の中に異物を入れるので、ボクシングなど目に圧がかかる危険性のあるスポーツをされている方はNGだそうです。

トライアスロンもスイム中のバトルや、自転車の落車等で目をぶつけるリスクも高いため、ICLよりはレーシックの方が良いだろうとのこと。

2つ目は眼球のサイズ
ICLは、レンズのサイズがあまり豊富ではありません。
お洋服でいうと、S、M、L、LLくらいの程度。
わたしの目のサイズの場合、Sだとちょっと小さくて苦しくなるけど、Mだとちょっと緩くて、眼球内でレンズが動いてしまう可能性があるとのこと。

そして3つ目は乱視の強さ
わたしは結構乱視が強いので、ICLの場合、レンズの厚みだけでなく、回転方向(横軸)の矯正も必要になります。
ICLを乱視用のレンズにすることは出来ても、眼内に入れたレンズが少しでも回転してしまうと、乱視の矯正がブレてものすごく見えにくくなってしまうそう。

ぴったりのサイズでICLを入れたとしても、その回転のズレのリスクは生じるらしく、ぴったりのサイズがないわたしはズレるリスクがかなり高い。

そうなると乱視用のレンズを入れることは不可能で、乱視無しのレンズを入れることはできても、それでは見えづらさが解消しない(矯正後の視力が1.0を超えない)とのことでした。

これらの理由から、わたしはICLは断念し、レーシックを選びました。
※レーシックだと乱視も合わせて矯正ができます。

ちなみにレーシックの場合、
術後の検診は、手術翌日、1週間後、3ヶ月後(任意)だけなので、手術日含めて最低3回の通院で終わります。
お風呂や仕事は翌日からOK、アイメイクも3日後からOK

ICLはより繊細なので、手術後1年間に6回の通院が必須。お風呂や仕事も1週間ダメ?
ICLは詳しい条件を手元に持っていないのでおぼろげですが、術後の条件も厳しかったです。

選んだプランと料金


適応検査の最後に、料金プランをどうするか選びます。
もちろん、このタイミングで決めずに、他のクリニックでも検査してから決めるでもOKです。

適応検査後に示される料金プランは、ネットで見てるよりももっと種類が多いです。

・フラップを作成する機械
・レーザーを照射する機械
・角膜強靭化の機械

3種類の機械を、それぞれ3〜5段階くらいのグレードから選び、3つを組み合わせていく感じでした。

いちばん安いプランだと、角膜強靭化無しで10万くらい。
いちばん高い超スペシャルプランだと、80万円くらいしてビビりました、、。

スペックに応じて保証期間も3年、5年、10年、一生涯のように変動します。
スペックが高いものは、将来視力が悪くなったりした際の再手術も無料で対応してくれます。

各種のスペックをざっくりと説明すると、
フラップを作成する機械については、梅<竹<松<スペシャル<超スペシャル、というような5種類から角膜表面を切り込むレーザーの点線の細かさが変わる感じ。

梅が⚫︎⚫︎⚫︎くらいだとして、
松が………な感じ。

スペシャルや超スペシャルは点線がさらに重なって、ものすごく滑らかにカットできるようです。

レーシックでは、フラップを作成して内側をレーザーで削った後に、フラップを元通りに戻すので、このフラップの断面が綺麗なほど元通りになりやすく、傷の治りが早かったり、見え方がより綺麗で、ハローグレア等もかなり軽減されるそう。


レーザーを照射する機械については、狙った獲物を正確に捉えられるかどうかの精度が異なるイメージ。
レーザーを照射される1分ほど(わたしの場合は近視が強くないので片眼25秒でした)は、緑のライトを見続ける必要があるのですが、どうしても眼球は多少動いてしまうそう。
その眼球の動きをどれだけレーザーが正確に追えるか、その正確性によって値段が変わります。
レーザーは松竹梅スペシャルの4種類だったかな。
梅だと動きを追える機能が4次元?とかで、松だと7次元?とにかく目がどれだけ動いても、正確に追ってくれるものでした。

そして、最後に角膜強靭化手術について。
角膜強靭化は、するかしないか、そしてする場合は3つの機械からスペックを選びました。

角膜強靭化手術は、眼の角膜にリボフラビン(ビタミンB2)を点眼しながら、紫外線を照射することで、角膜実質のコラーゲン繊維が結合され、角膜の強度を上げる効果があるそう。
ドライアイにも効果があるようです。

レーシック手術は角膜を薄く削るので、将来的に眼圧が高まってくると角膜のカーブが変わり、視力が変わってしまうリスクがあるみたいです。そうならないように、薄く削っても角膜を強く保つための手術が角膜強靭化手術になります。

わたしは平均よりも角膜が薄いのと、激しいスポーツもやっていることから、角膜強靭化も合わせてやった方が良いと勧められました。

そんなこんなで適応検査の最後にあれやこれやと説明を受け、不安なところを質問攻めし、丁寧に答えていただきました。

プランについては、そもそもICLも視野に入れていたから50万円くらいの出費は覚悟していたので、できるだけグレードは妥協せず将来的にも目に良いものを選び、予算は50万円以下で納めることにしました。

わたしが選んだ機械は
⚫︎フェムトLDV クリスタルライン(フラップ作成)
⚫︎アマリス750S(レーザー)
⚫︎KXLシステム(角膜強靭化)

で、いろいろ交渉して48万円のプランになりました。
将来もし近視が強くなったりしたら、2回目以降の追加矯正、診察代は無期限、無料のプランです。

プランを決めてから、手術を受ける日まで、本当にこのプランで良かったのか、何度も悩みました。
もっと安いのでも良かったんじゃないかなって😂
冬のボーナスが、ああああ、、、、。

でも、これは手術終わってから、自分の選択は正解だったと思えました!!
それについては後編で詳しく記載します。

適応検査に行く前に


今回わたしは適応検査で結構戸惑ってしまったので、こうしとけばよかったかなぁと思うことを書いておきます。

まず、かけられる予算を決めていくこと。
なぜレーシックもしくはICLをしたいのか、プランを選ぶ上で何を大事にしたいのか、そのためにいくらまで出せるのか。
これをしっかり自分の中で確立させておくことをおすすめします。

わたしは正直、自分なりに調べて検査に行ったものの、サイトに載っていない情報もいろいろ出てきてびっくりしちゃいました。

いろいろ聞いてるとだんだん気持ちが揺らいでいってしまうこともあるので、自分の中の方針は確立させておいた方がいいです。
じゃないとプラン決めた後もずっとあれやこれやと気を病んでしまいます、、、。

また、品川近視クリニックの場合は、適応検査と手術を同日に行う1日プランの場合、手術代金が10,000円引きになります。
もしレーシックすることを決めているならば、1日プランが絶対お得。

また品川近視クリニックには紹介制度の割引があります。(最大50,000円引き)
知り合いでレーシック受けた人がいたら、割引チケットを持っているか聞いてみると良いです。
電子チケットもあるので、会えない距離にいる人でも大丈夫です。
その割引も考慮した上でプラン選択ができると気持ちに余裕ができると思います。
もちろんわたしもチケットお渡し可能です◎

最後に、適応検査は無料ですが、わたしは検査の日に10,000円をお支払いしました。
これは、角膜変性症の遺伝子検査を受けるためです。

角膜変性症はレーシックを受けると、角膜が白く濁るなど、視力が低下する病気です。角膜変性症の方がレーシックを受けると角膜が白く濁るなどの、症状が進行してしまうので、術前のDNA検査が品川近視クリニックでは必須になります。

適応検査で品川近視クリニックで手術すると決めた場合は、適応検査の日に遺伝子検査を受けてしまった方が、追加通院が無くてすみます。

この10,000円は検査の際にお支払いするものの、手術を受ける方は無料になるので、手術当日には検査代を差し引いた47万円を支払うことになりました。
この検査のことも心構えしておくとスムーズです。

以上、レーシック手術前編をお送りしました!
後編では手術当日のこと、その後の経過についてまとめていきます。

何かレーシックのことで不安なことや質問があれば、Instagramからメッセージを送っていただければお答えできますので、よろしくお願いします。

最後まで読んでくださってありがとうございまさた。

(補足)
品川近視クリニックは全国5カ所あって、東京、札幌、名古屋、梅田、福岡にあります◎


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