年取るとひびく映画「アメリカンビューティー」と「ブロークバックマウンテン」
若い頃はさっぱり響かないけど、年取ると響いてくる映画というのがありますね、
先月まで時間があったので、懐かしい映画をアマプラで見れる分だけ見返しておりましたが、、歳をとっていろいろ経験してやっと理解できることというのは、本当にあります。
まずは「アメリカンビューティー」ですが、初めて見た時には、こんなつまらない映画がどうしてアカデミー取るのかね、、、とまったく入ってこなかったのですが、のちに、この映画は本当に凄い映画なんだと気づくことになります。何度見ても、何度でも号泣できる映画ですね、男にとっての「中年の危機」は、こんなもんですが、中年期に体験する苦しみをうまく描いているし、結婚や子供をもった経験のない人には絶対に理解できない内容でしょう。
もうひとつ、昨日見て、やっぱりすごいな、と、胸の中にしっかりと重いものをのこしていく映画「プロークバックマウンテン」
やっぱり、この映画はすごいですね、ゲイがテーマの映画と思われがちの内容ですが、実は普遍的な人生の苦しみがテーマなんですね。本当に悲しくて、深く、重い映画です。これも、結婚や子供を持つ経験のない人には理解できないであろう内容でしょう。
どちらにしても「大人になりきれない男」の悲しい末路、のお話しです。とても他人事とは思えない映画です。
人生で失敗したくなければ、成功した人より、失敗した人の話をきくべきでしょう。特に男は、特に若いうちは、自分にかぎっては失敗しまい、と、信じて生きているような節がありますが、人生の失敗には決まったパターンがある、というのは、間違いないようです。この二つの映画から、学べることは間違いなくあるでしょう。ただ、やっぱり若いうちは「他人事」としか、うけとめられないでしょうね。ま、間違いなく名画ではあります。
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