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ミスを防ぐための本

久しぶりに読書欲がふつふつ湧いてきたので、楽天で5冊本を購入しました。

初めの一冊↓
なぜかミスをしない人の思考法

私はとにかく失敗を恐れるタイプの人間です。

昔友人に、石橋を叩いて叩いて渡らないタイプの人、と言われたことがあります。

昔からミスすると母親にひどく怒られる習慣があったことから、ミスをしたことを何とか隠蔽しようとする子供でした。(大抵失敗に終わり余計怒られる)

社会人になって、自分のミス=患者さんの命に直結するケースがあるのだと身をもって体験して、さらにミスへの恐怖は大きく大きく膨らんで行きました。

ここには書けないようなひどいミスを何度も何度も起こし、インシデントレポート(ミスしたことを振り返る書類)をどれだけ書いたかわかりません。
あと、あぶねあぶね、ってゾッとしながらなんとか回避して報告を怠ったこともあります。(一番ダメなやつ)

私は何かミスをした時、報告したケースと報告しなかったケースで起こりうる未来を想像します。

大抵酷いミスの時はすぐに報告して一緒に対応してもらった方が傷が浅く済むので、
報告せずに独りでなんとかしようとちょろまかして抱えきれなくなって更に大きな問題になる未来が見えると、観念して報告するって感じです。(考える前に報告して)

そういうケースでは私、サーっと血の気が引いた顔でこの世の終わりみたいな声で報告するので
必ずと言っていいほど怒られはしません。(子供時代に怒られて育ったもんだから、物事の柱を怒られるか怒られないかで考えがち)
「起きたことは仕方がない。一緒になんとかしよう。」って助けて頂いてます。

看護師になってから、本当に、思い出すだけで苦しくなるようなミスを何度も何度も起こしてきたので
「なんとかミスをしないで済む方法はないかな」といつからか考えようになりました。

そんな私が今まで実践してきた内容が、いくつか盛り込まれていて、
「やっぱり!!!私のミス回避法は間違っていなかった!!!」
と、自信を与えてもらえる内容になっています。

例えば私は、よく病院の図書館で本を借りていました。
これまで起きたアクシデント(事故)の裁判記録が書かれた本です。
この本には、どんな事例でどんなミスが起きて結果患者さんはどうなって、どのような判決が下されたか、回避するにはどうするべきだったかというアドバイスまで記載されていました。
これを読んで、自分ならどうするかな?って想像してみたり、自分の診療科で起こり得る似たケースはどんなものがあるかな?って考えてみてその時はどうやって対処しよう?って空想の世界でたくさんミスしておく作戦です。

他にも、病院内で提出されたインシデントレポートには必ず目を通して同様のシミュレーションは行なっていました。

病院という現場はとにかくいつでも煩雑で、1人でいくつものタスクを同時にこなすのでかなりミスが起こりやすい場所だということを理解して臨むだけで、慎重さが出ていくらかのミスは防げるんじゃないかなと思います。

本の中には、大企業のトップがミスに気付いた時どのように対処してきたか、例えば商品に問題が発覚した時の対応の違いでその後どんな結果がついてきたか、というような事例がたくさん盛り込まれていて、ビジネスマンにもぴったりな本だなと思いました。

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