海までの覚え書き(「塔」2023年6月号 掲載歌) 12 杜崎ひらく 2023年6月13日 07:02 「塔」の6月号が届きました。いろんな方に自分の歌をご覧いただければと思い、掲載歌をnoteに記録しています。とてとてとあられを皿に出すみたくあなたは僕のことを話した寄りかかる海辺の町の自転車のように早めに朽ちてゆきたい海へゆき砂をかかとにしまい込み午後の電車で眠って帰る剣道の真似をしてみている人の誰も傷つけそうもない眉海を見ておきたい いつかは見つかって鬼にタッチをされるのだから貸してねと言われた本にストックの紙のカバーをあててみているひたすらに海はまだかというように歩き続けるこの日常を「塔」(2023・6月)P.170前号の掲載歌はコチラからお読みいただけます。ただいま、高円寺のそぞろ書房様で歌集『自転車修理屋』と歌集『夏ですよ』をおいていただいております。○新入荷杜崎ひらくさん@kousei_tsurun の歌集2つ、届きました🍉コーヒーが飲んだそばから逃げていくような白息 だれもいねえな - 『夏ですよ』より自転車を直す仕事に就きました人の翼を直せるように - 『自転車修理屋』より鞄の中に入れて持ち歩きたい、お守りみたいな歌集です。 pic.twitter.com/be4bxAygcG— そぞろ書房 (@sozoroshobou) June 9, 2023 とても懐かしく、思いのこもったものがたくさん集まった美しい空間ですので、ぜひ訪れてみてください。 ダウンロード copy #短歌 #高円寺 #歌集 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート