見出し画像

久しぶりに紙の本を買った

まさかここまで自分が電子書籍ばかりになるとは思わなかった。
Kindleを買ってから、もうしばらく紙の本は買ってないんじゃないか。
自転車の勉強のためのムック本などは買ったけれど、小説や歌集などは久しく紙のものを手に取っていなかった。
でも、気に入った歌集は紙の本で持っておくべきだなと思いました。
気が向いた時にペラペラとめくる。
これが歌集にはあったほうがいい。
Kindleだと、目当てのページを開きにくい。
ページ番号が書かれてはいるけれど、自分がいったいこの本のどのあたりを読んでいるのか分からない。
後ろの方とか、前の方とかってのが、感覚でわからない。

東直子さんの歌集『春原さんのリコーダー』はKindleになってなかった。
でもどうしても読んでみたくて、文庫本を買いました。
久しぶりに電車に文庫本を持って乗りました。
通勤中、2回、多いと3回乗り換えがあるのですが、そのたびにカバンにしまうのも面倒なので、手で持って移動してます。
本当に本を持って出るのが久しぶりだったせいか、栞を持って来るのを忘れました。
カバーを挟むのは変な折り目がつくので嫌なので、最後のページ番号を覚えます。
まぁ、往きで読んだ最後のページなんで、帰りには思い出せないですけどね。

今日は曇りですが、晴れている日の街角が好きです。
晴れてるっていう状態もものすごく好きだし、日が当たっている建物や道路や街路樹がとても好きです。
そこに人の姿はとりあえずいりません。
街角だけあれば。

先日、少し落ち込みました。
頼まれたことを、断っただけなのですが、それにはいろんな経緯と歴史と深い理由がありまして。
これまでたくさんお世話になった人なのですが、とにかく要求が多く、冗談のつもりか知りませんが、個人事業主だった頃に間接的に「無職」と嫌なことを言ってきたり。
もう関わりたくないなと思って、断りました。
それでもまだ嫌味や当て付けのようなことを言われました。
でも僕も悪いのだろうと思ったから、落ち込みました。

ずっとふつうになりたいと思っていた。
でも、なんか僕は変わってるらしく、変だねと言われ、その度にふつうになりてぇ!と思ってました。
人柄が変わってるのはもうどうでもいいとして、生活や人生についてはふつうにしたい。
だめかなぁ、宿命に許されないかなぁ、と凸凹だったこれまでの人生を思ったのですが、木下龍也さんが『天才による凡人のための短歌教室』で普通の生活を送るべきと書かれていて、勇気をもらいました。
普通に暮らそう、そして短歌を作ろう。
突出した何かを持つわけではない僕にとって、救いのような言葉でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?