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【日記19】ロン寒・ジョージ〜もう飲めない

11.13 MON

急に寒くなって、冬が来たとみんな口々に言っているけれど、これが秋なのでは、と思った。
でも、ベランダに出たら「まじロン寒(さむ)・ジョージじゃん」というわけの分からないことを言うくらいには、ちょい寒だった。

仕事帰りにスーパーで買い物をする。
今夜は鍋。
鉄板焼きとたこ焼き焼き器とセットになっていた、コンロでも使える鍋に、蓋が閉まらないほどキャベツともやしと揚げ豆腐と玉ねぎと長ネギと豚肉を詰め込んで煮込んだ。
煮込んでいる間に缶ビールが空く。

松江城のお堀をほぼ一周して疲れ果てて入った大阪王将黒田店から、まだキャンペーンのお知らせやらクーポンやらがLINEで届く。
きっと当分行くことはできないだろう。
名残惜しくてまだ消せない。
Xでそのことを呟いた時に、餃子の王将と間違えて書いてしまい、やばい、消される、と瞬時に訂正。
黒の組織に狙われるごっこは、日常の中にたまに混ぜると楽しい。

11.14 TUE

自分が自転車屋さんになって最初に働いたお店に行ってきた。
アルバイトから社員にしてもらって、今は本社に連れて行かれて、現場で自転車を触る機会がほとんどなくなってしまった。
店長といろんなことを話した。

おれにとっては今は秋さ、とか調子こいていたけど、普通に長袖を着てます。上着の下はTシャツだけど。
仕事帰りにトリスハイボール缶とからあげクンでゴーバック。
そのまま、いつもの店が久々におでんをやるというので食べに行った。
元々はおでん屋で、途中でハンバーガー屋に変身した。
僕はおでん屋だった頃にそのお店に行ったことがなくて、今日が初おでん。
「こんなに美味いものを、みんなは毎日のように食べていたのくわっ!」と思わず店の中の全員を見渡した。

11.15 WED

第35回歌壇賞が発表された。
早月くらさん「ハーフ・プリズム」(30首)
「歌壇」2月号で読むのが楽しみ。どんな連作なんだろうな。歌会で一緒になった時、めちゃくちゃすごい歌を出していて、度肝を抜かれたのを覚えている。
本当におめでとうございます。今後、商業誌で作品が読めるなぁ、と思って嬉しかった。

とはいえ、自分も歌壇賞に応募していた一人なので、つまり、落ちたということで、自分でも無意識のうちにやっぱり凹んでいた。
一人で静かな飲み屋に行って、ずっと蒼井杏さんの『瀬戸際レモン』を読んでいた。いろんな気持ちの晩酌をした。
テレビで「パリピ孔明」がやっていて、上白石萌歌演じる英子の新曲に涙出そうになる。
応募作は家族のことで作った。届かなかったぁ。
今のままやっていたら、たぶん間に合わない。
短歌との向き合い方、作り方を変えようと思った。

11.16 THU

気温が下がり、上着を着るようになったので、短歌のメモ帳を常にポケットに入れている。
なんならメモ帳を手に持って歩いている。

会社で使っているイラレをアップデートしたら、テキストからベクター化という機能が現れた。
テキストを打つと、生成AIがベクター画像を作ってくれるというので、「短歌」と打ったら、なんとも言えない意匠が出てきて、息をのんだ。

11.17 FRI

仕事のあとに久々に知り合いの担々麺屋さんへ。
担々麺屋さんだけど、いつも正油ラーメンを注文する。
メガハイボールは久々に見ると大きかった。
マスターと近況を話した。

2軒目もいつもの店。
常連ひとりと、マスターと女将さんが野球を観ていた。
結果的にもう飲めないくらいまで飲んでしまった。

平日のアルバム

鍋。ニンジンが入らなかったので、次回に繰り越し
豊洲
長袖の証拠写真
おでん
『瀬戸際レモン』
内緒だよ、会社だよ、笑
いろんな気持ちの晩酌
悔しさの鶏ももソテー
前を向こう、ペペロンチーノ
同じ色だ
メガハイはまじでメガ
茹で餃子
正油ラーメン
「短歌」から生成された意匠、謎。

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