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レジ袋が有料になって3年が経ったわけだが

ご存知のとおりだがレジ袋の消費量は順調に伸びている。

まず、レジ袋を家庭用ゴミ袋に使っている地域について、レジ袋が有料になったからってんでもらうのをやめるとする。するとゴミ袋を別に購入しなきゃいけない。だったらめんどくさいしお金払ってレジ袋もらいますわな。もちろん専用ゴミ袋を購入しなければいけない地域だってある。でも生ゴミを裸でその袋に入れます?何らかの小さい袋が必要ですよね。そんなもの必要ない?なんとか工夫してやっている?そんなエコ意識の高いご家庭はレジ袋が有料になる前からエコバッグを使っていますよ(うちの実家のようにね)。

それでも有料化されて最初のうちは、レジ袋をもらわずになんとかしようみたいな、ライフハック的な特集が朝の情報番組で組まれたりなんかして、そういう機運もあったんですよ。
でもほら、そのころってまだコロナが出たてのころだったからさ、「よく考えたらレジ袋って清潔だけど、マイバッグってどう?毎回消毒する?不衛生じゃない?」って声が当然のように上がったり、そういう不安を食い物にしようとする得体のしれない消毒グッズが出回ったり。だんだん頑張ってレジ袋を減らそうとするのがアホらしいって空気になってきたのよ。世間的に。実質的な消費増税と考えたらやむなしかなーみたいな。

さらにそこに拍車をかけたのが、「ポリ袋こそ燃やすゴミに捨てるべき」って言説ね。日本のゴミ処理場は高性能だからそもそもポリ袋を燃やしてもダイオキシンとか出ないっていうはもう10年以上前に一旦決着がついた感じになってたんだけど、ここにきて「石油由来のゴミを一定量混ぜないと燃焼するときの温度が上がらないから、プラゴミが少なくなったらわざわざ原油を混ぜてゴミを焼却しなきゃいけない」って事実が広まったのよね。
待て待てと。俺らがレジ袋をもらわないように努力しても石油の使用量、あんまり変わらないんじゃないか?環境負荷もそこまでないんじゃないか?レジ袋有料化という手段の目的ってなんだったんだ?みたいな言説が急に広まったってわけよ。一時期なんかポリ袋だけをポリ袋に詰めてゴミに出す過激派?が現れたりして面白かったんだけど、すぐに炎上してたわ。燃えるゴミだけにな!

そうなってくると今度はあれよ、小さいレジ袋もらってもごみ袋として使い勝手悪いから、みんな少ししかモノを買わないのに、大きいレジ袋をもらうようになったのよ。全サイズ同じ値段にしたコンビニとかが多かったからね、同じ値段なら大きい方をもらいたくなるのは仕方ないね。
で、最終的にどうなったかというとお店側がサービスで大きい袋を売ってくれるようになったのよ。昔スーパーとかホームセンターででかいものを買った時にもらえたでかい袋ね。常にあれがもらえるのよ。

だからさ、原料ベースで言うとレジ袋の使用量は2020年より明らかに増えてる。まあだれも見た目上そんなに損してないし、いいんじゃないかね。

スマホの電池切れそうだから今日はこのへんで。
機種変したら、コロナアプリがプリインストールされてて。
アプリ消せないのはまだ許すとして、Bluetooth自分で切れないようになってんのよ。意外と電池食うよねこれ。

コーヒー代にさせていただきたく。