オープン半年たったので『今』を見つめてみる

こんにちは、HIRAKUです。

HIRAKUの店舗がオープンして半年が経ちました☕️
こうして今日もお客様をお迎えすることができるのは、私たちと出会ってくださった皆さまのお陰です。
本当にありがとうございます。

『オープン半年』という、今しかない時の記録を半ば自己満足的に(笑)記録しようと思います！

いつも書いているnoteとはテイストの違う、日記のようなnoteになってしまいそうですが、、ご容赦ください🥹笑

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私たちは人口1万人、邑楽（おうら）郡千代田町という場所に店舗を構えています。
群馬県民でも『…どこ？』と思う方がいらっしゃるくらい、小さく、静かな街です。

主な産業は造園業や工場などで、小さな個人商店は数えるほどしかありません。
まちの人も、買い物や休みの日に過ごす場所を求める時は、町外がほとんど。

もちろん、私たちの店舗の周りにもお店はほとんどありません。
(歩いて行ける距離に大門寿司というとても美味しい老舗のお寿司屋さんがあります。興味ある方はぜひ…🍣)

そんな場所に私たちはお店を出しました。
コーヒー屋さんのような業態の個人店がなく、前例もないため、私たちはレールのない道を歩き始めました。

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群馬に帰ってくる前、旅をしながら500店舗以上のコーヒー屋さんを巡っていた、私たち。

最先端のスペシャルティコーヒーを扱うお店から、地元に根付く喫茶店などなど。
『お店の数だけ、それぞれの正義があるんだなあ』とまじまじと感じさせられた、今の私たちのお店づくりの土台となっている経験でもあります。

私たちにとって、コンセプチュアルな部分(私たちにとっての正義)を大切にすることは大前提として、その次に『こうありたい』というか、半ば憧れを持っている『その空間の雰囲気(?)』があります。

とても言語化するのが難しいのですが、あえて言語化するとするならば

『おひとりさまも(老若男女／コーヒーギークもそうでない人も)、カップル/夫婦も、友達同士も、親子も、おじいちゃんおばあちゃんと孫も、学生同士も、おじいちゃん同士も、おばあちゃん同士も共存する"雰囲気"』

もっと言葉を選ばずいうと『いい雰囲気のカオス』です。

この雰囲気が体現できてるお店がいつもいつも私たちの心の中に残って『私たちにとっての、いいお店だったよね』と会話の中にでてくる共通点なのです。

数店舗、私たちの中で勝手にレジェンドにしているお店があるのですが、店主さんのパーソナル(性別や年齢、バックグラウンドなど)だったりお店の雰囲気、取り扱ってるコーヒー豆の種類など千差万別で、正直言って全く違います。
(だから『いい雰囲気のカオス』をつくる絶対法則はなく、再現性も高くないんだろうな、と思い知らされてきたのですが…本当に言語化が難しい)

違いすぎてお店を知っている方からすると共通点がなさすぎて『なんでこことここが好きなの…？』となるレベルだと思います。笑

私たちの中では、これらのお店の共通点はやっぱり『いい雰囲気のカオス』が体現できている、ことです。

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たくさんのお店をまわってきたけれど、そんなお店、なかなかなかった。というよりもこのようなお店は作るのが、簡単ではないのだと思います。
(絶対法則や再現性があるように思えない、ちょっと時間をかけて考察したり、議論をしないと結論が見えない、醸し出している"お店の雰囲気"がそれを作り出している、としか言いようがない😂)

『自分の正義』を大切にするだけなら簡単だけど『いい雰囲気のカオス』を作るのは、お客様あってこそ。

また、心構えや店構えとして『老若男女、たくさんの人に来てもらいたい』と思ったとて、それもお客様が来てくれないと成り立たない。

『いい雰囲気のカオス』を作ることができるのはほんの一握りのお店だけだと思っています。

だからこそ、目指したかった。

この半年間『いい雰囲気のカオスを体現する』を裏テーマとして営業してきました。

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半年経ったいま『このお店ならそれができる』と確信に変わりつつあります。(と言ってもまだまだですが)

まだ(もう？笑)半年しか営業していないけれど

・ひとりでコーヒー時間を楽しんでくれるあの人
・小学生だけのグループ
・エスプレッソだけを渋く飲みにくるおじいちゃん
・いつも違う種類のコーヒーを楽しみにしてくれるカップル
・世間話が大好きな近所のおじいちゃん
・お散歩ついでに寄ってくれるファミリー

etc...
老若男女、たくさんの世代のお客様の顔が浮かびます。

お客様、ひとりひとりがひとつの空間に半偶然的に集まるこの瞬間こそがあって、初めて『いい雰囲気のカオス』が醸造されるのです。(『いい雰囲気のカオス』を醸造できる、絶対法則はやはりわからないけれど…)

こんなにさまざまな世代のお客様が同じ空間で過ごしていることが本当に嬉しいし、お店を始めてから、幸せを感じる出来事のひとつでもあります。

本当に何もない、ここに、今まで足を運んでくれたお客様、何度も来ていただいているお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。

まだまだ歴史も浅く、私たちの崇拝するレジェンド店の足元にも及びませんが、この輪がどんどん大きくなっていく未来を創れるように、何もないレールの上を歩きながら、次に続く方々の道標となれるよう、日々精進したいと思っております☕️

p.sこれから発表する新しい取り組みもありますので、お楽しみに〜！

HIRAKU