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食品ロスのこと

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食品ロス関連の考察や活動のこと。
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#フードサルベージ

とくに食や教育関係のお仕事の方へ。食品ロスに対するアクション、一緒に創りませんか? (かなり本気です)

3月8日(金)の「サルパの日」に、一般社団法人フードサルベージ創立8周年記念イベントを開催してきました。 そこで発表したこれからの食品ロスに対する活動について、あらためてnoteに書きます。 食品ロスを新しく捉えなおす いま食品ロスがとても “狭い問題” になっています。消費者庁の調べでは食品ロスという言葉の認知度は8割を超えているようだけど、その割には問題を本質的に捉えきれてないのが現状だなと思います。食べ物を捨てることは“もったいない” という感情論だけで食品ロス問

10年前、食べ物を捨てたくてしかたなかった。

いまから10年前、2013年ごろのこと。あの頃の俺は、捨てようと思った食品を手に、台所にあるゴミ箱の前でよくモヤモヤしていた。 持て余している食品が目の前からなくなると、とてもすっきりする。こんなことを書くと語弊があるだろうか。整理整頓が好きなので使わないで置いておいた調味料とかティーパックとか乾物とか、できるだけ早く片付けたくなる。(10年前の話ね) これは、決して食べ物を邪魔者扱いしているわけじゃない。 すべての食べ物に敬意を払っている。その上で、使わないでずっと家

大量生産してモノを売っていくことで稼ぐというセオリーから、離れていく準備

国民の8割もの人が知っている社会問題の割には、食品ロス問題の捉え方は未だ狭いものになっているよな、と思う。 商品をつくって売り続けることで稼ぎ続けなければならない企業。地球環境にやさしい食べ物を買いたいけど、それは高価であることが多いから買い続けられない消費者。 理想の社会とリアル社会のズレで、「生きづらさ」って生まれているんだろう。これまでの大量生産・大量消費という経済セオリーのままだと、生きづらさを抱えたまま、食品ロス問題に対してもなんとなくやり過ごす日々が続いていく