地方移住の移住コストを削減するポイント3選ー②都市型発想「駅前」は捨てる
最寄り駅という発想
都心、首都圏での暮らしが長いと「最寄駅まで何分かかるか」を当然のごとく重要視する傾向があります。。
それもそのはず。都心の仕事先へ向かう毎日の通勤は、まず自宅から駅まで歩くこと(人によってはバスや自転車を利用)から始まるからです。
私たちも上記のようなの思考で、新住居を探す際に駅から近いことを絶対条件としていました。しかし、希望の物件がなかなか見つからないまま引越日が迫っていきます。
そんな中、相場よりもだいぶ割高だけど、駅近で広さも十分な物件をやっと見つけます。内覧も済ませ「ここに住みたい!」と狭い視野でしか考えられらなくなっていた時に、新たな壁が立ちはだかります。
初期費用の壁
駅近で探すと家賃・初期費用が想定よりぐんと高くなります。
特に、敷金・礼金などの初期費用を強気で設定している物件が多く、私たちが当初討していた駅前物件は敷金/礼金が2ヵ月/2ヵ月でした。
それでも駅近に住みたいという望みを捨てられず、申し込みを決意。ところが新たな条件が立ちはだかりました。それは、「個人契約の場合は指定の保証会社による保証が必要」というもの。
この物件の契約には保証人ではなく、必ず保証会社を立てなければならない、しかも自分たちで探した任意の保証会社ではなく、不動産会社の指定する保証会社である必要がある。ということでした。
当該保証会社への支払予定額が予想より遥かに高く、泣く泣くこの物件の契約を断念。今思うと、個人に契約させないための足切りの1つなのかもしれませんね。恐らく入居者の多くは、法人が契約した部屋に住む地方赴任しているご家族等なんでしょう。
駅徒歩圏を離れるだけで、家賃も初期費用もぐんと下がる
私たちが最終的に選んだ物件は駅から車で5分ほどの距離にあるマンションです。
敷金が1ヵ月、礼金が0とこれだけで初期費用がかなり抑えられました。もちろん保証会社を立てる必要もありません。
家賃も、当初住みたかった物件より2万円以上抑えることができました。年間で約30万円も違いますのでかなり大きいですね。また物件が契約しているインターネット回線を使用できるため、通信費もかかりません。
駅徒歩圏内を離れるだけで、入居時の初期費用だけでなく、毎月のコストも抑えることができます。
あれだけ駅近に拘っていたのは、やはり都心に長く暮らしていた経験からくる思考癖だったんだと思います。こちらに暮らして1年半ほど経ちますが、駅から遠くて不便に感じたことはありません。
地方は車社会
住居が駅から遠くても平気な理由は地方が車社会だからです。
私(妻)はペーパードライバーのため、駅前に用事があるときは夫の送り迎えかバスを利用しています。
残念ながらバスの本数は非常に少ないので、地方での暮らしを検討される方は車の運転を想定しておくことをお勧めします。
このように公共の交通面では多少の不便はありますが、なお地方での暮らしはお勧めです。
次回、「ポイント③地方創生移住支援事業の移住支援金を活用する」に続きます。
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