噛んで砕こう英単語「接尾辞-ite」
どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。
先日、調べ物をしていて「本物の化石発掘キット」を見つけました。
(情報自体はかなり古いものですが…)
気になって調べてみると、小学館でも以前に本物のアンモナイトを発掘できる付録がついたムックが発売されたとか。
もし私が少年時代にこんな代物に出会ってしまっていたら…今頃恐竜博士になっていたこと請け合いです。
さて、化石と言えばアンモナイトが有名ですが、
英語ではammoniteです。そのまんま。
この単語ってどういう語源だろう…と思って調べてみると、とある接尾辞に出会いましたので紹介させてください。
接尾辞-ite
→化石・塩類・爆薬に使われる接尾辞
まず始めにお断りしますと、この「-ite」という言葉は全てにおいて上記の意味が出てくるとは限りません。笑
例えば「大好きな」を表すfavoriteは最後が-iteですが化石でも爆薬でもないですし、parasite(パラサイト:寄生虫)なんかは「パン」を表すギリシャ語"sitos"から来ているという話もあります。
英語は御存知の通りかなり複雑な言語変遷を辿っていますので、ご承知おきください。
ちなみに冒頭で触れたアンモナイト"Ammonite"ですが、古代エジプト太陽神であるアモンから来ています。
羊の角が生えたおじいちゃんなのですが、この角によく似た形であるところからAmmon + -iteでアンモナイト、ということらしいですね。
さてそれでは、他の単語例を見ていきましょう!レッツゴー!
-iteを持つ単語あれこれ
◆Dynamite(ダイナマイト)
Dunamis(ギリシャ語で「力」) + -ite
→炸裂力のある火薬
ノーベル賞に名を残すアルフレッド・ノーベルが発明した、史上最悪の兵器ですね。そう言えば昔トリビアの泉という番組で、小便小僧はダイナマイトをチン火、いや鎮火したというムダ知識があるのですが、番組終了から15年経った今も頭から離れません。
ちなみにDunamisはDynamic(動きのある)という言葉にも使われてます。発電機のダイナモもそうですね。
◆Sanukite(サヌカイト、讃岐石)
Sanuki(讃岐)+ -ite
→讃岐で取れた鉱石
◆Ningyoite(人形石)
Ningyo(人形)+ -ite
→人形峠で取れた鉱石
サヌカイトという言葉は私も日本史の授業で習ったような気がしますが、基本的に化石や石を表す際の-iteという言葉は、発掘された土地から付けられることが非常に多いようです。
讃岐石は文字通り香川県(讃岐うどんの讃岐)で取れて、磨製石器などに使われていたようです。
人形石ですが、これは岡山県と鳥取県を結ぶ峠『人形峠』で採掘されます。天然ウラン鉱であるこちらの峠で取れた石であり、当然ながらウラン成分強め。あわや核兵器です。(語弊があります)
◆Cordite(コルダイト)
Cord(ひも)+ -ite
→紐状の爆薬
コールオブデューティーをやっている人ならコルダイトと聞くとサブマシンガンを連想するかもしれませんが、実はコルダイトとは爆薬のことです。
スルメソーメンみたいな細い紐が、銃弾に詰まっていますね。
こんなか細い見た目ながら爆発したら末恐ろしい火薬です。取り扱い注意です。我々はおとなしくスルメソーメンを食べましょう。
まとめ
-iteという接尾辞について簡単に説明致しました。
調べていると、最近発見された鉱物に関しては大体「-ite」が使われていることが分かります。
化石についての-iteが全然見つかりませんでしたので、アンモナイト以外にもこんなナイトがありましたよーみたいな情報があればありがたいです。
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