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【雑学】ラーメンを日本で最初に食べた人って誰だ?→無名のおっさん

こんにちは。
水島ひらいちの八重です。

よくある引っ掛けなぞなぞで

「大阪城を建てたのは誰でしょう?」
「豊臣秀吉!」
「ぶぶー!正解は、大工さん

というやり取りを耳にした(または出題した)方は多いと思います。
いや、今回はそういうことを言っているのではありません。笑

実は、よく知られている
『日本で最初にラーメンを食べたのは、水戸黄門の徳川光圀』
という雑学は誤りであるというのが要旨です。

実は、室町時代には「経帯麺」と呼ばれる、いわゆるラーメン(かん水を練り込んだ麺料理)を食べた記載があるのです。

蔭涼軒日録(いんりょうけんにちろく)が出典となっているのですが、そこでは1485年には文化として日本に渡ってきていることが、そして1488年に食されている記録があります。

この時、徳川光圀氏は0歳。
歴史的な年数で言うとマイナス200歳です(200年前)。

ちなみに、蔭涼軒日録というのは蔭涼軒(相国寺鹿園院内の施設)にいたお坊さんの日誌みたいなものです。

永享7~文正元年(1435~66)は季瓊真蘂 (きけいしんずい) が、文明16~明応2年(1484~93)は亀泉集証 (きせんしゅうしょう) が筆録した。

1488年に記載があったとのことで、亀泉集証が食べたのは間違いなさそうです。というか、多分ここに名前すら出ていないオッサンが食べたのが最初なのでしょう。

とはいえ、徳川光圀が食に対して興味が凄かったのは事実。
生類憐れみの令を無視して牛肉・豚肉・羊肉を食べていたのでそこはトリビアになりますね。


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