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【噛んで砕こう】嗚呼、素晴らしき哉オノマトピイアの世界①

どうもこんにちは。
水島ひらいちの八重です。

7月に入り、もう夏本番になっておりますが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
こんなムシムシする季節には、ひんやりアイスをもぐもぐしたり、キンキンに冷えたビールをガブガブ飲むに限りますね。

…さて、上の文章を英語に訳したい!となった時にどのように訳すのが適正でしょうか?笑
御存知の通り、日本語には擬音語・擬態語が非常に多く存在します。擬声語というのもありますね。
それぞれの違いは…

 ・擬音語:自然の物音。ガチャガチャ、ドスン、サラサラなど。
 ・擬態語:状態や感情、音の無いもの。ぴったり、イライラ、どんどんなど。
 ・擬声語:動物や人の声。ワンワン、ニャァ、キャー!など。

一般的にはこのように言われています。
さて、これは英語にも存在するのか…ということなのですが、これから何回かに分けて英語のオノマトピイアを紹介したいと思います。
既にご存知の単語もたくさんあると思いますので、一緒に噛み砕いていきましょう!

はじめに:オノマトペじゃないの?

英語で「擬音語」を指す言葉はオノマトピイアです。
ここで、無学な人はこう言うでしょう。「えぇ!?英語ではオノマトペじゃないの?」と。
恥じてください。オノマトペはフランス語です。英語での綴りはOnomatopeia。何となくギリシャ語を彷彿とさせる単語ですね。
イギリス英語ではOnomatopoeiaです。最後の方にoが入るか入らないかの違いです。

さてそんなオノマトピイアですが、日本語と違って擬音語・擬態語などの区別がありません。実際の音に即した単語という程度です。そもそも日本語には擬態語が多すぎ説がありますけどね。
そのため、日本語でもひっくるめた意味で『オノマトペ』と言いがちです。

Crack [クラック]

→パリン・ピリッ・ピシャリ・ピシッ・バリンなど

何かに日々が入ったり、割れたりするときの擬音語です。動詞として使われます。
パリピがいつも持ち歩いているクラッカーは火薬がパーン!と鳴りますが、そこから来ています。同じように沢口靖子さんの主食であるクラッカーも「パリッ」とした食感から来ています。
コンピュータやソフトウェアの割れ目(瑕疵)を見つけて、中身を書き換えたりする悪行のこともクラックと言います。このように、派生した意味合いというのは往々にして存在するのです。

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My mother happens to crack Microsoft office unconsciously.
(私の母は、無意識でマイクロソフトオフィスをクラッキングしがちだ)

Pop [ポップ]

→ポン、パチン、パンと鳴る

サーティーワンアイス(英語ではバスキン・ロビンス)の人気メニューであるポッピングシャワー。これは口の中で弾ける感覚から来てます。
弾けると言えばポップコーン。これもpop cornですね。ちなみに同じコーンでもconeにすると、円錐形の話になってしまいますのでご注意を。
ここからはスラングになりますが、銃声から派生した「人を撃ち殺す」、ビンタの音から「しばく」という意味も存在します。pop cultureのpopは「俗っぽい」という意味合いですが、頭がパーン!ということでしょうね。

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My brain a bit popped out from nose as I sneezed.
(くしゃみしたら脳みそがちょっと出た)

続きは次回に

今日はオノマトピイアの説明を中心に噛み砕きましたので、次回以降は色々な単語を紹介させていただこうと思います。

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