【びあけん】オクトーバーフェストを知る!
どうも!
水島ひらいちの涼です!
世界一のビールの祭典として知られる『オクトーバーフェスト』。
ドイツ・バイエルンの州都ミュンヘンで毎年行われており、600万人以上も来場します。
(※2020、2021年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、2022年に3年ぶりの開催となりました。)
このお祭りの始まりは200年以上遡ることになります。
1810年、バイエルン王国(現在のバイエルン州)のルートヴィヒ王太子とザクセン=ヒルトブルクハウゼン公国の公女テレジアとの結婚を祝う祭典が現在のオクトーバーフェストの会場で行われました。
婚礼の式典では大規模な競馬が催され、その反響がよく翌年もまた競馬を行いました。
当然、そのような大きな催しに欠かせないのはビールです。
いつしかこのお祭りはオクトーバーフェストと呼ばれるようになり、麦の収穫と新しいビールの醸造シーズンの幕開けを祝うようになりました。
そして、会場となる広場は公女の名前を冠し『Thereien Wiese(テレジアの緑地)』と呼ばれるようになります。なんと東京ドームの約9倍の広さです!
開催期間も実は決まっています。
9月中旬の土曜日に始まり、10月の第一日曜日を最終日とする16日間です。
ミュンヘン市長が木槌で樽に注ぎ口を打ち込み「O'zapft is!(樽が開いたぞ!)」と叫んだらオクトーバーフェストの始まりです。
ここで疑問が浮かびますね。
オクトーバーなのに何故9月から?
理由は簡単、元々の起源である結婚式が行われたのが10月であったためです。
9月から始めるようになったのはドイツの10月の気温が低く、その為早めの開催にしたという説が有力です。
オクトーバーフェストでビールを提供出来るのはなんと6つのブルワリー(醸造所)だけなんです。
・シュパーテン
・アウグスティーナ
・パウラナー
・ハッカープショール
・レーベンブロイ
・ホフブロイ
聞いたことある名前もありましたか?
どのブルワリーもミュンヘンで長い歴史を持つ大変立派なブルワリーです。
オクトーバーフェストで飲まれるビールは『メルツェン』というスタイルのビールです。
メルツェンとはドイツ語で3月という意味。
なぜオクトーバーにメルツェンを?
その昔、冷蔵技術が発展する前は4〜9月のビールつくりが禁止されていました。
なので、夏にビールを飲もうと思ったら3月までに仕込む必要があり、それが名前の由来となっています。
長期間の熟成でアルコール度数が高く、濃厚なビール、それがメルツェン。
このメルツェンをマスと呼ばれる1リットルジョッキで飲むのが本場のオクトーバーフェストです。
食事の屋台や移動式遊園地などもあり、到底1日では回りきれません!(あたかも行ったことあるかのような口ぶり)
また、オクトーバーフェストの醍醐味といえばキレイなウエイトスタッフ。
ディアンドルというドイツ南部の民族衣装を着て会場内を駆け回っています。
日本でも2003年ごろからドイツのオクトーバーフェストを倣ったイベントを全国各地で実施しています。
私もこの9月に仙台市で行われたオクトーバーフェストに行ってきました!
皆さんも是非、来年はオクトーバーフェストでビールを楽しんで下さい!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?