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噛んで砕こう世界遺産#8「厳島神社」

どうも!
水島ひらいちの涼です!

前回の世界遺産はこちら。

そろそろ皆さんに世界遺産の魅力が伝わっていると嬉しいのですが…
本日ご紹介するのは前回と同じく広島県の世界遺産です!
お隣の兵庫や広島には世界遺産があって羨ましい限りです。

厳島神社

登録年:1996年
所在地:広島県
登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅳ)(ⅵ)
構成資産:厳島神社・弥山

瀬戸内海に浮かぶ宮島、別名「厳島」。
この島に社殿が建てられたのは6世紀後半とされています。
それまではこの島にはほぼ何も存在していませんでしたが、「弥山」という山が島の大半を覆っており、神秘的な存在感を放っていました。
その景観から「神の島」として信仰されることもしばしばありました。

現在のように海に浮かぶ本殿や拝殿が立ち並ぶようになったのは平安時代後期です。
そして本社には宗像三女神と言われる三女神が祀られています。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
です。

平安時代、平清盛が厳島の実権を握っており、中国との貿易力アップを図る為に厳島の整備に力を入れました。
色鮮やかな朱色のあの海に浮かぶ建造物はこの頃に建てられたものですね。

建造物は寝殿造りの様式が取り入りられています。
寝殿造りは独立した各部屋を渡り廊下で繋いでいるのが特徴で、平安時代の貴族の住宅に使われており、神社建築には見られないものでした。

本社本殿と客神社本殿の外観の造りには両流れ造りという様式が用いられています。
両流れ造りは入り口に向かって屋根を伸ばす形(横から見るとハの字)となっています。

また、江戸時代には能舞台も建てられていますが、これは日本で唯一海に浮かぶ能舞台です。

厳島神社は荒廃したり風水害にあったりと、度重なる崩壊の危機を経ていますが、戦国時代の毛利元就など時の権力者の援助によって再興されてきました。
明治維新以降は政府によって保護されていきました。


宮島と言えば海上にそびえ立つ両部鳥居ですね!
この大鳥居も風水害で倒壊することが何度かありました。
今の鳥居は1875年に再建されたものです。
実はこの大鳥居、特に固定などされておらず、完全に自重で立っているんです!

最後に冒頭で紹介した弥山について。
標高535メートルの素晴らしい景観を誇るこの山は古代より御神体として崇められており、空海が修行した時に焚かれた護摩の火が1,200年「消えずの霊火」として燃え続けています。
原始林は1929年に天然記念物に指定され、1957年には特別保護区ともなっています。

https://note.com/hiraich/n/nfffef2a296ba


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