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ビール検定のススメ

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我々が書いている「日本ビール検定」に関する記事に加えて、ビールに関する面白い記事をまとめます。
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2022年10月の記事一覧

【噛んで砕こう】微アルコールとお酒との付き合い

どうもこんにちは。 水島ひらいちの八重です。 皆さんはもうビール検定を受験しましたか? 本日10月28日(金)が受験申し込みの締め切りですので、 この記事を読んで興味が湧いた方はぜひ申し込んでみてください^^ さて、ビール検定はテキスト以外からも出題されることが多く、 最近のトレンドや新製品、ニュースを幅広く知っておく必要があります。 今日は、私のヤマ勘で(笑)そういった範囲の話題をチョイスしてみましたので、試験範囲と違う!と目くじらを立てずに読んでみてください。 もち

【びあけん】世界の5大ビール審査会

どうも! 水島ひらいちの涼です! 世の中には「ビール審査会」なるものがあるのをご存知ですか? 簡単に言うとビールの力比べをする大会ですね。世界中のブルワー(醸造家)が腕をふるって競い合うわけです。 いくつかの審査会がある中で特に5大ビール審査会と称されるものがあります。 本日はそれを紹介していきます。 ざっくりこんな感じです。 他にもWBA(ワールド・ビア・アワード)やアジア・ビアカップなど様々な審査会があります。 日本のクラフトビールにも審査会で金賞を受賞しているも

【豆知識】エールビールと『ブライダル』

こんにちは。 水島ひらいちの八重です。 今日もビール検定のテキストから紹介する豆知識です。 上面発酵ビール(エールビール)が普及されるきっかけになったのはイギリスなのですが、イギリスではビールを提供してくれる居酒屋のことを『エールハウス』と呼びます。 そして、エールハウスを経営する女性のことをエールワイフと呼んだりします。ワイフは妻を指しますね。ではなぜ妻を意味する「ワイフ」が使われているのか。 実は、エールビールは当時のイギリスでは婚礼の祝い酒であり、結婚という言葉と

【ミニ知識】ビールの色を表す単位

どうもこんにちは。 水島ひらいちの八重です。 ビールは麦芽をロースト(焙煎)させる温度によって色が大きく変わってきます。もちろん熟成方法や期間も色に影響を与えます。 今日は、そんなビールの色を表す単位の話です。 SRMStandard Reference Methodと呼ばれる単位です。 スタンダード(標準)とあるように、一般的にはこの基準を用いてビールの色を規定していることが多いようです。 EBCEuropean Brewery Conventionと呼ばれる単位です

【びあけん】ビールの定義

どうも! 水島ひらいちの涼です! ビールには実は日本の酒税法によって定義付けされています。 酒税法では酒類を定義しています。酒類には酒税法の規定により酒税が課されています。 酒税法において酒類とはアルコール分1度以上の飲料をいいます。 酒税法では酒類を「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」に分類します。 ビールは発泡性酒類に分類されます。 酒税法は過去数回改正されており、直近では2018年の改正によりビールの定義が変更となっております。 現在の酒税法による

【噛んで砕こう】ビールの歴史#4「中世のビール③」

前回はこちら。 今回のお話でかなり現在のビールに近づいていきます。 「こうやって今のビールができていったのか」としみじみと感じながら飲むビールもまた乙なものですよ。 グルートとホップ現在ビールにはホップが使われているというのは至極当然なことですが、そうなったのも中世のことです。 ビールが誕生したのは紀元前3000年なので、4000年以上に渡ってホップのないビールが飲まれていました。 そこで、中世ヨーロッパでホップの代わりに使用されていたのが『グルート』です。 グルートは薬

【共同執筆】びあけん日曜特別講座#1

八重: 俺らが通っとった地元の塾、「土曜特別講座」ってあったん覚えとる? あの空間って塾長が黙々と後ろから監視と添削する中で生徒がプリントをこなしまくるっていう異質な空間じゃったよな。 あれのお陰で難関高校を突破できたっていう自負があるわ。 ってことで、それに倣った日曜特別講座を開設させてもらったで。 この秋にビール検定を受験するにあたって、自分たちで問題を考えて出し合うっていう自己満足なんじゃけど、覚悟はできとる? 涼: もう15年も前の話じゃけど、今でもありありと思い出

【びあけん】クラフトビールの初めて

http://www.bannaguro.net/collect/beer.html トップ画の引用元はコチラのサイトです。 2008年からすでにクラフトビールがたくさん存在していたんですね…胸が熱くなります。 ・・・ どうもこんにちは。 水島ひらいちの八重です。 日本で今急激に流行っている「クラフトビール」。 地ビールとも言われますね。 私も地ビールが好きなので、旅行に行ったらおみやげコーナーで真っ先に向かうのはビールエリアです。 さて、日本で最初に生まれた地ビー