【密着レポ】ヒストリンクさん、パリ営業の1日!!
ヒストリンク代表・齊藤太一さんがフランスに出張で営業活動をされるということで、ロンドン在住の別視点スタッフ・青木がパリ市内の営業をアテンドさせて頂きました。
今回はそんなヒストリンク・齊藤さんのパリでの営業活動の1日を振り返りレポートします!!
そもそも、株式会社ヒストリンクとは??
を企業理念に活動される、歴史の面白さを広める会社である。
具体的には、創作物の時代考証紹介など歴史業界で活躍する専門家を斡旋するマッチングサービス・レキシツナグや、
史跡や寺社のパンフレット冊子を新規・リニューアル作成し、美麗な漫画・アニメ風イラストと共に歴史的スポットの魅力をPRできることが売りの「ヒスパン」の作成を行うほか、イベントの企画、グッズ作成など幅広い事業を展開。
代表である齊藤さん自身もアニメ「逃げ上手の若君」の歴史監修協力などをされたり、歴史好きの集まる南北朝フェスのプロデューサーを務められるなど、豊富な知識を生かして精力的に活動されている。
いざ、パリの街へ!!
<今回の渡航の目的>
フランスの史跡をPRする事業を展開したい
これまで日本でも、寺社や史跡の持つ「知られざる歴史」や「偉人との意外な関係」をPRすることでスポットとしての価値を再発進する活動をされてきた齊藤さん。
それでもまだ多くの魅力ある史跡が世間の注目を浴びぬまま、後継者不足や維持することが難しいと手放され、少しづつその数を減らしつつある。
そんな状況は日本のみならず世界中で起きており、それを食い止める第一歩として、多くの史跡や古城を有し、かつヒストリンクが得意とする美麗イラストにも関心の高いフランスを選ばれたそう。
ゆくゆくはイギリスや台湾、中国など世界各国でこの活動を展開していきたいという。
1件目:HAYAKUSHOP
まずは、パリで豊富な日本の漫画を扱うこちらの書店へ。
フランスで人気なアニメやイラストの市場調査を兼ねつつ、ヒストリンクの売りである、アニメタッチの美麗イラストに関心を寄せてもらえるのではという狙いもある。
早速お店の方に名刺や会社パンフレットをお渡しし、我々の活動を紹介。
その後はフランスでの漫画・アニメ事情について質問。
🥷「どの日本の漫画が人気ですか?」
👨「やっぱり、『ワンピース』や『ナルト』はやっぱり1番ですね。
あと、最近だと『キングダム』や『BURN THE WITCH』(『BREACH』作者である久保帯人氏の新作)も人気ですよ。」
👨 「そうそう!『鬼滅の刃』は小さい子にも人気だし、『葬送のフリーレーン』みたいなファンタジー系も我々に身近に感じるから人気があります。」
と、やはりジャンプ系の漫画はどれも人気な印象。
フランス語に翻訳され販売されるスピード感も、日本とほぼ変わらないことも人気の一つなのかもしれない。
🥷「パリではベルサイユのばらの評判はどうですか?私はあの作品でフランス革命の歴史を学びました。」
👨「いやぁ!あれは名作ですよ!!
見てください、コレ!!
(分厚い特別版を持ってきてくれる)」
🥷「うわっ!!こんな分厚いマンガ本、初めて見た…!!」
👨「このほかにも、フランスやヨーロッパの歴史を扱った漫画は作者が日本人かフランス人かに関わらず、関心が高いです。」
と歴史をテーマにした漫画はパリでも人気の様子とのこと。
ヒストリンクさんが得意とする歴史にまつわるパンフレットの美麗イラストは、フランスのアニメ好きからの需要が見込めそうだ。
2件目: Le Procope
パリで「最も古いカフェ」と言われているこちらのレストラン。
開業は1686年。
文学・芸術・政治を志す人々のサロンとして名が知られるようになり、ルソーやショパン、ダントンにナポレオンなど歴史に名を馳せる数々の人物が出入りしていたという。
店内には当時ナポレオンがお代の代わりに置いていったという帽子が、今も大切に保管・展示されている。それ故、この店の訪問はナポレオンに強く関心があるという齊藤さんにとっても念願の場所だったそう。
この日はここで昼食も取ることに。
齊藤さんは昔から受け継がれてきたメニューの中から、ナポレオンも口にしたかもしれない赤ワイン煮込みを選択。スタッフ青木はフランスの名物である牛のタルタルを注文。
さすが美食の国!フランス!!
ということで料理のおいしさはもちろん、キビキビとしたギャルソンの方々の接客も素晴らしく、非常に贅沢で優雅な気持ちになれるランチタイムとなった。
食後には営業活動としてヒストリンクの会社パンフレットとサンプルをお渡ししたところ、「イラストが美しい」と前向きな反応を頂けた。
3件目:ヴェルサイユ宮殿
フランス遠征の際に是非見ておきたかったとリクエストがあったのがこちらのヴェルサイユ宮殿。
パリの街からは電車で片道1時間ほど。
宮殿の広さは本当に圧巻で、サッと見て回っても全ての部屋を見終えた頃には4時間が経過!!
この日は34℃近い中、冷房設備の無いヴェルサイユ宮殿で何時間も歩き続けたため、途中で宮殿内にあるカフェ「ANGELINA」で休憩。
こちらのカフェも1903年パリ発祥のお店でココ・シャネルやマルセル・プルーストも愛した名店。
その後は閉園ギリギリまで庭を拝観。
これでもかというほどの金の装飾がふんだんに使用された内装・外装、
莫大な広さで見渡しきることのできない庭、それらの全てがとにかく圧巻!!圧倒!!
ブルボン王朝のフランスの絶対主義王制だった頃の威光を感じる時間となった。
4件目:Le Dôme Café
ヴェルサイユから再びパリ市内に戻った頃にはすっかり7時を超えていたため、夕食をとりがてら最後の営業に向かうことに。
こちらのレストランは1905年に創業したパリの老舗カフェの1つで、多くの作家や画家が足繁く通った場所。 アールデコのモダンで豪華な装飾が特徴だ。
パリでは珍しくシーフード料理を得意としており、齊藤さんはアンコウのタンドリーソース添えを、私はカラマリのリゾットを注文。繊細なソースの味付けは上品で飽きのこない味わいで、あっという間に完食してしまうほど。
もちろん、食後はすかさず営業活動へ。
支配人の方にパンフレット類をお渡しし説明をしていると
👨🦳「ちょっと待ってて下さい。
合わせたい人がいるんです。驚きますよ!!」
と言われ店の奥へと案内され、しばらく待っていると厨房の奥から
🧑🍳「どうもシェフの三浦です!」
と、この店の料理長を務める日本人シェフの三浦賢彦氏が登場。
ディナータイムのお忙しい時間にも関わらず、名刺交換をした後も事業内容の説明にじっくりと耳を傾けてくださり、最後には熱い握手をして見送ってくださった。
終わりに
こうしてこの日のパリ営業は終了。
ヒストリンクさんにとって、海外での活動の第一歩となったこの日。
お会いした方は皆さんどの方も温かく前向きな対応で受け入れてくださり、海外営業の足掛かりとして幸先の良い始まりを予感する1日となった。
今回お会いした方々との繋がりが追い風となり、さらに多くの歴史関係者や日本のアニメ好きの元へヒストリンクさんのサービスが届くことを願っています。
(最後にちょこっと宣伝…)
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