フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法/The Florida Project
とにかく色彩が印象的!
鮮やかだけれど柔らかな色が洪水のように押し寄せてくる映画でした。
お話は結構キビシく、理解できたりできなかったり、受け入れられたり受け入れ難かったり。
なかなかにタフな内容でしたが、それを跳ね飛ばすように届くカラフルで明るい楽しげな色と、時々、寂しくて悲しい、泣きたくなる色。
色彩が様々な感情を語る作品だったと思います。
個人的には、朝焼けと夕日の色彩が大好きです。
特に、ゆっくりと日が落ちるのと同時にモーテルの灯がついて、その中でデフォー演じるボビーがタバコに火をつけるシーン。
それぞれの灯の色合いが本当に印象的でした。
灯に照らされるボビーの横顔にもグッときます。
そう、ボビー。
フロリダプロジェクトは、デフォーが出るということで楽しみにしていたのですが、とっても素敵な役でした!
お話としては、全体通して思うことは多々あるし、実際に身近にいたら許せないと思うような人たちだったり、事だったり。
複雑な思いを抱くストーリーだし、問題提起として受け止めれば良いのだろうかと色々考えさせられました。
そして、願わくば。
願わくば、願わくば彼女たちに希望がありますように。
思わずそう願いたくなるラストでした。
とにもかくにも、鑑賞後、色々と思いの残る作品でした......う〜〜〜ん、複雑!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?