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思考の文章化のプロセスのこと

今回は、以前Instagramに掲載した内容を、noteに転載です。

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柊屋の、LiberOriのコンセプトを理想と言っていただけるのはとても嬉しいことです!でも理想と言っていただけるほどちゃんとできているのか…客観的に考えてもちょっとわかりません…が、こんな風に言っていただけることで、はじめて「そのようになる」気もします。

なので、ありがたいなぁと、おもいました。
そのお気持ちに裏切らないよう頑張ります。

コンセプトの説明はこんな感じで記載しています。

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ということで…コンセプトの具現化のこと。
”文章にする“ことが主なご質問でしたがちょっと相対的にお話してみようと思います。

結論:千差万別。 (ちゃんと説明します)

ぶった斬りスタイルで結論から言いました。

“具現化のプロセス”は、万人に共通する方程式がなくて、人によって変わるものなんだとおもいます。なのでひらぎからシェアできる情報があまりありません…(笑

というのも。

そもそも、頭の中に浮かぶもの(思考方法)がどんな形をしているのか?という、スタートの時点で十人十色だからです。私が想像できうる限りで思考の種類を上げてみます。

✨ はっきりと完成品が使われている様子まで含めて映像
✨ 完成品の静止画
✨ そのどちらでもない姿形
✨ 完成図が浮かばない、アイディアだけ
✨ 文章
✨ イメージがはっきりしていても、色があったりなかったり

こんなかんじでもう本当にいろいろなんじゃないかなぁと思います。

この個性あるイメージたちを、どんなプロセスで「現実に見られる形」にして「説明する文章」をつけて、他者に伝えていくかを、個々に考える必要があると思うんです。もう、そのプロセスは多様すぎて、ひらぎにもさっぱりわからないです。(笑

ひらぎの思考方法

じゃぁ、ひらぎの場合はどうなんだ?という話ならできると思うので、早速説明してみます。

ひらぎの頭は、2次元と論理思考構造で成り立っています。

大学で専門技術分野を専攻して初めて気づいたんですが、ひらぎの脳は3D脳ではなかったようで、立体構造デザインがまるでできませんでした。CGクリエイティブの授業でこれを悟り、もともと独学で習得していたWEB制作の技術に完全に照準を合わせた瞬間です(笑

大まかに説明すると、頭の中のイメージはこんな特徴です。

*完成イメージ図が常に平面で、色なし
*更に理論脳なので、言語化するときも、言葉の箇条書きがごそっと塊

なので、文章にするときは、これを実際に箇条書きにします。
今回は柊屋のコンセプトの文章を作ったときのプロセスで説明してみます。

・ブランド名はLiberOri
・フープピアスがベース
・チャームが付け替えできるのでアレンジが自由自在
・高額ジュエリーは特別な日用になりやすい
・高額だと、なくした時にとてもショック
・カジュアルな服装でも毎日遣いできるジュエリーがほしい
・ジュエリーレベルのアクセサリーを、安価に入手可能
・沢山買わなくてもアレンジでいっぱい持ってる気分
・イヤリングもいつかつくりたい

これに、”てにおは“などの肉付けをして、1つの文章に変えます。

さらに、「高額」などの複数回出てくる言葉をなるべく最小数登場させても文章として完成できるように肉を削ぎ落として、簡潔にして…柊屋コンセプトの文章をつくりました。

このお肉を削ぎ落とす作業のときは、 可読性よみやすさを意識します。

てにおは、句読点と読点の位置、段落構成、改行位置、文章に対する漢字の分量(多いと固く感じるので、ひらがなの分量で調整しています)がメインで、たまに“文章にすることでわかりづらい説明“は意図的に箇条書きで記載します。

相対的に見て、ヨーロッパ・アメリカ圏は文章認識文化でビジュアルより文章重視ですが、日本・中国・韓国・台湾などのアジア圏は、文章より、ビジュアル認識文化です。ピクトグラムが日本で発達したのも恐らくそういう流れもあるんじゃないかと勝手に解釈しています。どうやら、文章にしすぎると、なぜか「可読性」どころか「認識力」も下がるようです。

なので、例えばオーダー手順は、フロー図にする。というようなビジュアルに頼るのは手かな。と思います。なので、「LiberOriの場合はチャームがはずせて付け替え可能」の説明部分は画像があったほうがいいと思っています。

多分この文章も、「認識力」が低下して最後まで読めなかったり、なんかよくわからない。ってなる方、結構…相当いるとおもいます。恐らくそういう方の脳内のイメージに文章がでてこないタイプなんじゃないかなぁ〜と思います。(決してこれは知能の問題ではなく、思考回路の個性が原因です)

こんなかんじでした。

多少なりとも、ご自身のアウトプットと文章化のプロセスを見つけるヒントになっていたら、嬉しいです。

長々読んでいただき、ありがとうございました。

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