22/23 ヨーロッパリーグの注目ポイント
22/23 シーズンはヨーロッパリーグも見ましょう!
W 杯が終わり各国のリーグが本格的に再開しましたが、いよいろヨーロッパの大会も再開します!
代表的な大会としてチャンピオンズリーグ(CL)があげられると思います。
CL は各国リーグの上位チームが多く参加する大会で世界的にも人気です。
ついでヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)とヨーロッパの大会は主に 3 つ存在しますが、CL の人気には劣ります。
ただ、今年は EL も面白くなりそうなんです…!
推しクラブのマンチェスターユナイテッドがいるのを抜きにしても面白そうなんです。
CL はいろんなメディアで取り上げられて見どころを知ってる人も多いと思うので、この記事では EL を取り上げていこうと思います。
とはいえ CL についてちょっと振り返る
とにかくベスト 16 が面白そうです。
毎年ベスト 16 で当たるにはもったいない決勝級の試合が何試合かあるが、今回は PSG vs バイエルン、リヴァプール vs レアル・マドリーがそれに当たると思います。
リヴァプール vs レアル・マドリーは昨年の決勝のカードでここ数年でも何回か対戦のあるカードです。
その他でも面白そうなカードが多く、同じようなレベル感のチーム通しが対戦しているように思います。
これらのチームがベスト 8 では半分になってしまうのが惜しい…と思えるくらい魅力的なチーム同士が戦うのが CL の魅力ですね。
EL についておさらい
歴史
1971 年からあるヨーロッパクラブチームによるサッカー国際大会、前は UEFA カップと呼ばれていたそうです。
かつてはチャンピオンズリーグ、カップウィナーズカップの次の大会という位置づけでした。
カップウィナーズカップというのは各国のカップ戦(FA カップなど)の王者が出場する大会でした。
ただ、1999 年に UEFA カップにウィナーズカップがなくなり、各国のカップ戦優勝リームが出場するという形式を統合して今の形となっています。
FA カップの優勝チームが出場できるのはこのためです。
今はチャンピオンズリーグについで 2 番目の大会となっています。(3 番目にカンファレンスリーグがあります。)
かつては CL の出場資格が各国リーグ戦の優勝チームだけに与えられていました。
EL は各国の 2 位のクラブが出る大会であったため、CL と遜色ないレベルであったそうです。
出場資格
出場資格は UEFA ランキングが関わってきており、複雑です。
例えばイングランドの場合を説明すると、イングランドは UEFA ランキング 1~4 位に属するのでリーグ戦の 1 ~ 4 位が CL へ出場することとなります。
そのため EL にはリーグ戦 5 位のチームと前述した国内カップ戦である FA カップの優勝チームが出場することとなります。
21/22 シーズンでいうと FA カップを CL 出場権を有するリヴァプールがとったため繰り上がりで 6 位のチームであるユナイテッドに出場権が与えられます。(本来であれば 6 位のチームは ECL 出場になります。)
この条件は CL の出場チーム数などによって変わるので毎度注視が必要です。
EL を人気にするために行われた施策
1997 年から CL が参加チーム数を増やす流れになり、「チャンピオンズリーグに出れなかったクラブが出ている大会」として知られることになり人気も落ちたそう。
CL と同じくらい盛り上がる大会にしたいと考え実施されている施策が、チャンピオンズリーグの GL 3 位敗退のクラブを参加可能にすることです。
他にもアンセムの導入、大会ロゴの新設(サムネに載せています)、UEFA ヨーロッパリーグへ名称変更など CL と同じようなフォーマットに揃えました。
公式サイトめっちゃおしゃれでスタッツなどがグラフィカルに描かれています!
また、優勝クラブに来季チャンピオンズリーグの出場権を与えることにより、リーグ戦で勝てない中堅クラブにとっては無視できない大会となってきつつあります。
21/22 でいうとフランクフルトが優勝して 22/23 では CL で戦っていますが見事決勝トーナメントまで残っており今後も目が話せません。
ちなみに CL が出場クラブ数を増やしている理由
ちなみになんで CL は出場クラブ数を増やして来たのか調べてみたところ、スーパーリーグ構想に対抗するためという理由があるそうです。
97 年にスーパーリーグ構想が打ち出された際に、それまでは各国の 1 位のチームだけが出ていた大会でしたが、チーム数が多くなると好ゲームも多くなり放映権料も高くなるというロジックでスーパーリーグを退けたそう。
24/25 から 36 チームになるのも 21 年に起きたスーパーリーグ騒動によるものだと考えられますが、その時から比べると放映権料もめっちゃのびているので同じ対策で退けられるのかが疑わしいところです。
参考: Football: Uefa winning `super league' war
22/23 EL 決勝トーナメントの注目ポイント!
CL に負けないほど豪華な参加チームに注目
以下が国ごとの参加チームです。
太字は CL 優勝経験チームを表しますが、6 チームもいます。
CL から落ちてきたチームの中にも有名クラブが結構いて勝ち上がるのが困難なトーナメントとなったように思います。
スペイン: レアル・ベティス、レアル・ソシエダ、バルセロナ、セビージャ
ドイツ: ウニオン・ベルリン、フライブルク、レバークーゼン
フランス: レンヌ、ナント、モナコ
イングランド: アーセナル、ユナイテッド
イタリア: ローマ、ユベントス
オランダ: PSV、フェイエノールト、アヤックス
ベルギー: ユニオン SG
ポルトガル: スポルティング
トルコ: フェネルバフチェ
デンマーク: ミッティラン
オーストリア: ザルツブルク
ウクライナ: シャフタール
ハンガリー: フェレンツヴァーロシュ
決勝トーナメントはまず CL 3 位敗退組と EL GL 2 位通過組のプレーオフから始まります。
次にプレーオフを勝ち上がった 8 チームと GL 1 位通過の 8 チームによるベスト 16 があり、ベスト8 … と続きます。
プレーオフの試合に注目
決まっているのがプレーオフなだけなのでここから挙げるとやはり「バルセロナ vs マンチェスターユナイテッド」でしょう。
ただ、個人的には決勝で見たかったカードではあります。
この 2 クラブは CL でも何度となくあたってきたチームで近年似たような状況で EL で相対することとなりました。
ユナサポとしてはここでバルセロナを破ってベスト 16 に進んでほしいです。
注目選手はカゼミロ、ヴァランのマドリーコンビとでも言っておきましょう!
注目のチーム
個人的に注目しているのが推しチームであるユナイテッドを含め 3 チームあります。
ユナイテッドはさておき、他の 2 チームについて紹介します。
ミッティラン(デンマーク)
デンマークにあるクラブチームです。
創設が 1999 年で比較的新しいクラブで、2014 年にブレントフォードのオーナーによって買収されました。
近年主流になってきつつある xG を分析指標により早く取り入れたことで有名です。
近年のヨーロッパでの成績も悪くなく近年 CL や EL にコンスタントに出場しています。
プレーオフではポルトガルの強豪スポルティングとの対戦になるので苦戦すると思いますが、注目したいです。
フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)
今大会唯一のハンガリーのチーム。
首都のブタペストにあり、国内では一番人気のあるチームだそう。
グループ H で南野要するモナコに勝ち越し首位通過!
決勝はハンガリーブタペストで行われるので自国での戦いにモチベーションが高いのではないかと思います。
日本人所属チームに注目
日本人選手が多く出場しています。
チャンピオンズリーグではフランクフルトの鎌田、長谷部のみですが、 EL ではなんと 5 人が決勝トーナメントまで残っています。
これだけ出ていると日本人同士の戦いを決勝トーナメントで期待してしまいます。
レアル・ソシエダ(久保)
アーセナル(冨安)
ウニオン・ベルリン(原口)
モナコ(南野)
フライブルク(堂安)
注目は当然、冨安選手と久保選手です。
それぞれアーセナルとソシエダはリーグ戦でも好調なのでそのままの勢いでヨーロッパリーグも勝ち上がっていく可能性が高いように思います。
日本人としては W 杯を戦った日本代表選手同士の戦いが見れるのも EL の魅力だと思うのでこの機会に見てみてはどうでしょうか!?
まとめ
以上が 22/23 シーズンの EL の注目ポイントでした。
EL の歴史を調べると CL や ECL に影響されて出場資格や大会の方式などが変わっていることに気づきました。
これは今後も続くと思うのでややこしいですが、同時に面白くするための施策を行っていることも知れたので、それにより今シーズンの面白さがあるんだとも気づくことができました。
注目ポイントをいくつか挙げましたが、やはり日本人選手同士の試合に期待したいです。
リーグ戦で好調のソシエダ vs アーセナルなんていう豪華な試合も見れる可能性があると思うとこれから始まるトーナメントが楽しみです。
ユナサポとしてはここにユナイテッドが絡んでいきたいところですが…まずはバルセロナ戦しっかり応援していきます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?