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NEO福祉という謎コンセプトが出来た理由②

こんにちは!平林景です!
前回「NEO福祉とは何ぞや?」という記事を書いてから、すっかり時間が経ってしまいました…。
忘れてたわけじゃないんですけど、スミマセンー!!

ということで、その続きです!

前回は、「空間のオシャレさの重要さ」について書きました。
僕は発達障害の子どもたちが通う「放課後等デイサービス」を運営していますが、その施設を作るとき、どうしてオシャレな内装にこだわったかについてをメインに書きました。

この辺りの詳しい話は、以前書いたこちらの本で書いてますので、もし良かったら見てみてください!


要するに、僕は「華やかさこそ、福祉を救う」と思ってるんですよね。
福祉業界って、どうしても機能性とか、安全性、衛生面を重視するので、デザインって置いてけぼりになりがちなんですよね。

でも、心理面で言ったら、そりゃやっぱりオシャレな空間にいるとか、気分が上がるような服だったり、モノが身近になることで、心が元気になるじゃないですか。それで、心が元気になったら、少しゆとりも出てくるし、前向きな気持ちになりますよね。

当たり前のことなんですけど、この辺りが、まだ足りてないって思うんです。

そうやって、福祉業界の中でいろいろ活動をしていたんですけど、改めて「福祉」っていう言葉の意味を考えたとき、ハッとしたんです。

「福祉」って、もともと「しあわせ」っていう意味らしいんです。
英語で言うと、welfare、もしくはwell-being。

英語のwelfareの方の意味は、どちらかと言うと今の日本での感覚に近いみたいで、公共の福祉のことっていう感じです。福祉施設とか、公共のサポートとか、ケアとか。

でも、もう一つのwell-biengの方は、もっともっと幅広くて、「幸せな生き方」というか、「心が豊かになって、幸せに生きること」っていうニュアンスっぽいんですよね。(英語苦手なので、間違えていたらごめんなさい!)

なんか、今までの「福祉」っていう言葉から、大きく枠を広げられるような、そんな感じがしませんか?

そもそも「福祉」って、大きく言えば、「公共の福祉」っていうことだけじゃないのか!っていうことですよね。
施設とかサービスっていう、枠組み、ハコの話だけじゃなくて、もっともっと奥深い、「豊かな心で幸せに生きていくこと」も入るんだって思いました。

それで、思いました。
「だったら、福祉って、全日本人に関わることなんじゃないの?」って。
もっと言えば、世界中全ての人ですよね。

普通は「福祉」って聞くと、やっぱり「困っている人のためのもの」っていうイメージだと思うんです。障害者とか、要介護者、生活困窮者とか、そういう人たちに向けて、最低限の幸せを保証しますよ、みたいな。

実際、Wikipediaにもそんな感じで書かれてます。

福祉(ふくし、: Welfare)は「幸せ」や「豊かさ」を意味する言葉であり全ての市民に最低限の幸福社会的援助を提供するという理念を表す。

Wikipediaより

でも、「最低限の幸せって何?」って思いませんか?(笑)
最低限の幸せって、それ幸せって言える?矛盾してない?

ここでの文脈は「welfare」になってるみたいですけど、要するに、「最低限の生活の保障」ってことだと思うんです。
でもそれって、「幸せ」でもないし「豊かさ」でもないような気がしちゃうんですよね。

もちろん「最低限の生活」は必要なことです。それがないと始まらないし、これは絶対に保障されるべきものですよね。それは否定しません。

でも、それがあったら幸せなのかって言うと、それは違うと思うんです。
生活が保障されていたとしても、日々を「豊かだな」って思って、幸せに過ごせる心があるかは、別の話なんですよね。

ちょっとややこしくなるかもしれないんですけど、これって「お金があれば幸せなのか」っていうことにも近いと思うんです。

年収2000万くらいあれば幸せなのか?っていうと、案外そうでもないっていう人がいるっていうのが現実です。
それはどうしてかって言うと、僕は「心」の力だと思います。

僕自身は起業して、ありがたいことに、「心」の鍛え方をいろんな人に教わることが出来て、すごく心が整えられたと思います。

そのおかげで、「自分の幸せが何か」を分かっているので、どんな時でも、パッと見の状況がどんなに酷くなっても、自分にとっての幸せが確保できていれば、大丈夫なんですね。僕の場合は、そこは確実に「お金」ではありません。

要するに、自分の心が豊かになるためには何が必要かっていうことを考えていくことって、絶対的に「心の豊かさ」には必要だと思うんです。

話が長くなりましたが、整理するとこういうことです。

・今の日本は、福祉と言うと「welfare」的な、「ハコ」としての福祉の意味合いになっていて、「心」に注目する「well-being」は考えられていない

・「well-being」は、たぶん自己啓発とかで個人レベルでやってる人は多いかもしれないけど、本当は心の基礎力としてすべての人に必要な
こと

・現状の福祉施設やサービスはもちろん必要だけど、それだけでは「心の豊かさ」にはつながらない。その為には、「welfare」だけではなく「well-being」の発想をもっと広く取り入れる必要があるんじゃないか?

なので、本当は学校とかでもっと「心」に注目して、心を育てる教育が必要だと思うんですよね~。

だって、幸せになるためには、どうしたって「自分にとっての幸せが何か」を分かってないといけないんです。

それが分からないと、永遠に、「世間一般的な幸せ」を求めちゃったりして、いつまで経っても幸せにならないっていうループに入っちゃうって、すっごくよくあるじゃないですか?

これって、自分で勉強する人はそこに気付けるんですけど、そうじゃないと、全然気づかなかったりするんですよ。
だから、みんなが「基礎知識」として知っているようになったらいいんじゃないかなと思うんですよね~。

話が飛びまくって、まとまらなくてスミマセン!!

次回、これまでの話をちゃんとまとめて、ズバリ、「NEO福祉とは何か?」の核心部分をお伝えします。

先に知りたいよー!っていう方は、動画でもう話してますので、是非見てみてくださいね~!

それではまた次回!


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