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諦めた時間

今日はYouTubeでガザ地区のライブカメラをつけっぱなしにして1日を過ごしました。大規模な軍事作戦が始まる様子をリアルタイムに見れてしまうかも知れない状況ってすごいですよね。ガザ地区は見れば見るほど日本に見えてきます。例えば、中央線に乗って見える風景と言いますか、東京23区の住宅街の様に見えるんです。5階建てぐらいのマンションがビッシリと建っている住宅街と言いますか。

ここを空襲して主要な建物を破壊して、地下の秘密基地をバンカーバスターで破壊して、端から順に焼け野原にしていく作戦だと専門家が言っていました。

ここのところ「見て見ぬふり」という言葉に敏感なので、イスラエルとパレスチナについてもう一度調べてみました。今はいくらでもYouTubeで解説されているので、歴史から今に至るまでがすぐに分かります。

こういう大きな出来事が起きた時に、物事を俯瞰で見すぎると見誤る気がしています。「ケンカ両成敗」とか「人間てやつは…」みたいな見方では人権侵害になるからです。

意外と表現者はそこにハマる危険があります。作品表現というのは、人と違う視点でのモノの見方を提示する機能を持っていて、それを原動力として作品を作っている人も多いと思いますから。だから、何か社会を揺るがす大きな事件が起きた時、いつものクセで俯瞰的で人とは違う視点で見てしまい、トンデモ発言をしてしまう人が出てきます。

人権はミクロとマクロの中間にある気がするんですよね。近視眼的に見ても人権は守れませんし、俯瞰で見すぎても人権を蔑ろにすることになってしまいます。

だからまずはいろいろな情報に接することが大事で、自分には直接関係なかったとしても、内省する意識を持ちながら推移を見守る姿勢と言いますか。地球に住む市民としては全く関係ないはずはありませんし。

芸能界が半年で激変しつつあるように、世の中はどうなるか分かりません。だからといってペシミズム的な感情になってダークサイドに堕ちてはいけません。世の中がどうなるか分からないから、1日1日を大事にしなければと思います。もっと言うならば、1日1日も大事にするし人間関係も大事にするし、この平凡な人生に感謝すると言いますか。人を憎んだり、人に嫉妬したり、無駄に不安を感じる時間がいかに無駄かと。いや、最後に300万円のツボを買って下さいとか言いませんから。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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