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頑張るのデフレ
ここ数年で間違いなく「頑張る」のデフレが起きている気がしています。大人の世界でも子供の世界でも、「頑張らなくてもいいんだよ」という空気が蔓延して来ています。私は努力という言葉が好きではないので、頑張らなくていい世界は歓迎していますが迷いも生じます。
私がいる映像業界は「頑張る」を超えて、「生き残る」「死なない」「生還する」みたいな業界だったので、頑張りを強制しづらい空気になって来たのはとても良いことだと思っています。
でも、「頑張る」を飛び越えて一気に「頑張らなくていいんだよ」という価値観が蔓延して来ている気もしています。
肉体的や精神的に頑張れない人に対しては、積極的に「頑張らなくていいんだよ」というメッセージで良い気がするんですけど、出来ればサボりたい、楽をして稼ぎたい、誰かがやればいい、みたいに思っている人の精神的支えとして「頑張らなくていいんだよ」が使われている気もしちゃうんです。
一方で、私は親としての迷いも生じています。
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