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男女の友情はあるのか?という愚問

「男女の友情はあるのか?」みたいなテーマで映画やドラマが作られてたりしますが、そもそもの問いの立て方がおかしいと思うんですよね。「友情」という言葉自体に、男女の関係がイメージとして含まれていないと言いますか。「友達だったのに恋に落ちちゃった〜」って事をやりたいから、友情などという言葉を持ってきてるんでしょうけど。

でも、「友達と恋に落ちることはあるのか?」という言い方でテーマにしちゃうと「あるに決まってるだろ」と言われてしまうので、出来るだけ答えが出ないように友情というワードを使っているんだと思います。

もう少し突っ込んで言うならば、「お互いに性的な興味関心は全く無いけれど、強い信頼関係で結ばれている男女関係はあるのか?」というテーマだとしたら、それもまた「あるに決まってるだろ」になってしまいます。

要するに「男女の友情はあるのか?」はエンタメなんです。飲み会なんかで「男女の友情はあるのか?」なんて話をし始めたら、それぞれみんなひと言持っているから盛り上がるんだと思います。「宇宙の果てはどうなってると思う?」という話と同じですね。答えはないけど、それぞれが自説を演説できるので、場が盛り上がるんです。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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