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『SHELL and JOINT』の俳優・第二弾

先日、『SHELL and JOINT』の俳優の方々について書きました。今回はその第二弾です。たぶん、第四弾ぐらいまで行くと思います。たくさんの方々に出演していただいていますので。

『SHELL and JOINT』では、シネマプランナーズさんのサイトを使って、公開でオーディションの募集をしました。プロジェクトの説明をして、公開でオーディションの募集をするのに、すごく勇気が必要でした。それは、ある程度こちらの手の内を明かして、条件も明示して募集するからです。そして監督として、私の名前で募集することになるからです。出来ることなら、オープンにせず、知り合いの事務所などに声をかけてやりたかったのですが、確かプロデューサーの伊東さんの「やってみましょうよ!」のひと言でやる事になったんだと思います。

今となっては、何が嫌だったのかよく分からないのですが、メンツだったり、プライドだったり、見え方だったり、世間体だったり、そんなちっぽけな「自称短編王」の、鼻クソみたいなこだわりがあったんでしょうね。『SHELL and JOINT』の素晴らしいところは、先日も書きましたがプロデューサーの役割分担です。「やる」「やらない」となった時に、誰かが「やる」と言えば、やる方向に向かいます。プロデューサーの人数が多いと、上手く行かない事もあるかもしれませんが、私たちは今のところ、プロデューサーの人数の多さを推進力として使えていると思っています。オーディションは伊東さんがいかなったら、やらなかった可能性がありました。

そして、募集をしたところ、続々とたくさんの方からの応募がありました。本当に心からやって良かったと思いました。私は自分で言っちゃいますけど、押しや流れに弱いタイプの監督なので、誰かがちょっと大きな声で「やる!」と言えば、「は、は、はい…」と言ってやります。「オレが監督だ!オレが全権を握ってる!オレ様には絶対に逆らうな!」という監督じゃなかったことで、いろんな経験をさせて貰っている気がしています。今回も「公開でオーディションの募集なんてしないぞ!」と言ってたら、こんな素敵な出会いは無かった訳ですから。

すみませんね、自分語りが多くて…

では、ここから順不同で出演者の紹介をさせて頂きます。

今でもハッキリ覚えているのが、オーディションで一番最初に来たのが、湯舟すぴかさんでした。私はすぴかさんとは直接面識は無かったのですが、すぴかさんからFacebookの友達申請をして頂いていて、繋がっていると思っていたんです。改めてFacebookを見てみると、数年前に友達申請をして頂いているままだったんです。最悪なことに、こちらからは何の返信もしてない状態です。オーディションの時に正直にそれを話しました。笑って許して頂きましたが、とても緊張したのを覚えています。

私はすぴかさんの事は一方的に知っていて、何かあったらお願いしたいリストに入っていたんです。私のことを「どうせ自主映画界隈なんて興味ないだろ?」なんて風に思われてる方も多いかも知れませんが、意外と観させてもらってるんですよ。面識も無いし、コンタクトも取ったこと無いし、一緒に作品を作りたいとSNSで表明したこともない俳優さんが、今でもたくさんいます。すぴかさんはその中の一人でした。こうなるとオーディションではなく、出会い系サイトで片思いの人が来ちゃった感じと言いますか、そんな状態でした。例えがアレですみませんけど。

すぴかさんとは養蜂場で撮影しました。本番一発目で、神がかった陽の変化がありました。そして2テイク目に行こうとしましたが、分厚い雲がやってきて、二度と太陽が出ることはありませんでした。撮影あるあるですね。でも、本番一発目で素晴らしいシーンが撮れたんです。何よりも共演の木村知貴さんが、立ちションをするシーンで、本当に立ちションをしてるので、2テイク目はすぐ出来ないんです。結局、1テイクだけ撮影して帰りました。すぴかさんとは、その後、無茶ぶりなお仕事なども何度かご一緒させて頂いてます。あ、飲み会しようって言ってまだしてないですね。しなきゃです。

その木村知貴さんも、すぴかさん同様に、いつかご一緒させて頂きたいと思っていた俳優でした。木村さんも、出会い系サイトで片思いの人が来ちゃったパターンですね。いや私、出会い系サイトなんて使ったことありませんけどね。イメージで言ってます。木村さんとは面識はありませんでしたが、SNSを通じて存在は知っていましたし、鋸南町の清水さんからもよく聞いてました。だから「遂にその日が来たか」と思いました。想像通り、飄々とニコニコしていて、みんなに愛されるキャラなんだなあと納得しました。ちょっと待った。木村さんとも飲み会しましょうって言ってしてないですね。しなきゃです。

そうこうしているうちに、目安の2000文字が近づいてきました。というか、超えました。このペースで書いていくと、『SHELL and JOINT』の俳優紹介シリーズは、第12弾とか行きかねませんね。次回はもう少しコンパクトにギュッとしたいと思います。しないかもですけど。

いやしかし、自分語りが多くてすみませんね、まったく。





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