「先生、うれしいと幸せの違いは何ですか?」と聞かれて。
「うれしい」と「幸せ」の違いについて、先日、学生から質問がありました。
そのきっかけとなったのはGenkiの宿題チェック。
友だちからプレゼントをもらった時、嬉しかったです。
と書くところを、
学生は
友だちからプレセントをもらった時,幸せでした。
と書いていました。日本語母語話者なら、伝わるけど違和感を感じるでしょう。
そこで、私がここは幸せではなく、嬉しいに訂正したところで、
「先生、幸せと嬉しいは何が違いますか?」と想定していた質問が来ました。学生の答えを見て訂正した時点で、この質問がくると思っていました。笑
そこで、学生には次のように説明しました。
なんとか理解してもらえましたが、「私の感覚が合っているのかな?」という気持ちもあったので、さらに自分で考えてみました。
学生に説明したとき、語彙をコントロールせずに、自分向けに自由に書いてみた内容は以下の通りです。
私にとって「嬉しい」と感じるのは、一瞬の感情です。例えば、欲しかったものをプレゼントでもらったり、誰かにわかってもらって「よかったー!」とホッとするような気持ちになった時などです。どれも良い気持ちにつながります。他には、会いたかった人に会えて心が弾むような気持ちになった時なども同じです。
一方、「幸せ」は瞬間的に感じるものではなく、満ち足りた状態を指すという印象があります。例えば、幸せな結婚生活や幸せな人生、母の子供として生まれて幸せだと感じることなどです。
違いを言葉だけではなく視覚的にも確認したく、googleで画像検索してみました。
ます、「嬉しい」のイメージ。
「嬉しい」の検索結果では、人が手をあげたり、ガッツポーズをしたり、笑顔になったりして喜んでいる姿が多く見られます。
フレーズを加えたら、「やったー!」「わーい!」「イェーイ!」それに「嬉しい!」。そのまま「嬉しい」を言いたくなってしまう。言葉とこの感情がそのままですね。
これらのイメージは瞬間的な喜びや達成感、喜ばしい感情を表現しており、より直接的で瞬間的に感じる感情の動きを描写しています。
それと人物の表情やポーズが強調され、感情の高まりが分かりやすく表現されています。
ちなみに、絵文字と顔文字で「嬉しい」を出してみると
このあたりが優先的に出てきます。
次に、「幸せ」のイメージ。
「幸せ」の検索結果では、よりおだやかで満ち足りた感情を表現するイメージが多く見られますね。青空、グリーン、手を広げている姿、光に包まれた人など、自然や風景が使われており、長期的で持続的な安らぎや安心感や幸福感を強調しています。
「嬉しい」に比べ、内面的で静かな感情やメンタルの満足感を表すイメージが多いです。この画像の下には、四葉のクローバーの画像が並んでいました。幸運、幸福のシンボルですね。
「幸せ」と打つと出てくる絵文字や顔文字は
ほぼ嬉しいと同じ結果に。
私のパソコンでは、「幸せ」と文字を打っても顔文字は出てこなかったのですよね。
それに比べ「嬉しい」は顔文字も関連するものがずら〜っと出てきました。
顔文字は、表情や感情の動き(例えば、笑顔や驚き)を直接視覚的に伝えることが得意だと個人的には思うので、「嬉しい」には喜びや笑顔を表す顔文字が豊富にあるのかな、と思いました。
顔文字の方が、より細かい表情を表すのが得意なんだな、というのを学生からの質問で発見した私でした。(あくまでも私の感想です^^)
8月、9月はどこか自分に余裕がなく、手帳もnoteも白紙だらけでしたが、涼しくなってきたら気持ちにスペースが生まれてきました。バイオリズムなのかな、ということにしておきます。
学生からの質問で、改めて考えたこと深掘りしたことなど、またnoteに書いていこうと思います。
読んでくださってありがとうございました^^
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