見出し画像

長崎県の伝統的なお墓参りと精霊流しと。

今日は土曜日。先日、Chat GPTに作ってもらった曜日ごとのnoteのトピック。
土曜日は

土曜日:趣味と興味
• 日本の伝統文化の紹介
• 最近読んだ本の感想
• 新しい趣味の体験記

伝統のことはよく日本語レッスンでも扱われるトピックです。
今日は日本の伝統文化の中の、長崎のお盆のお墓参りについて書こうと思います。

長崎県のお盆のお墓参りは賑やかです。
8月14日くらいから、ロケット花火や爆竹の音が聞こえるようになります。

というのも、お墓で花火をするのです。

他県でお盆にお墓参りに行く機会が全くないので、この物心ついた時からしていたことなので、私にとって普通なことだったのですが、他県では花火をしないと知ったのは、高校卒業して大阪に進学した時でした。

このお盆にお墓で花火はなぜするのか?
この理由や由来を知りませんでした。気になったので、Chat GPTに聞いてみました。

長崎県でお墓参りの際に花火をする風習は、他の地域ではあまり見られない独特の文化です。この風習の由来についてはいくつかの説があります。

1. 先祖供養の一環: 長崎県では、花火をお墓で上げることが先祖供養の一環とされています。これは、花火の光や音が亡くなった方々の魂を慰め、彼らが迷わずにあの世へ行けるようにとの願いが込められています。

2. お盆の行事: 長崎のお盆には「精霊流し」という行事があり、花火もその一部として行われます。精霊流しでは、故人の霊を送り出すための船を川や海に流し、その際に花火を打ち上げることで賑やかに送り出すとされています。この賑やかさが故人への敬意と感謝の表れであり、霊が喜ぶと信じられています。

3. 異文化の影響: 長崎は歴史的に外国との交流が盛んであり、その影響で花火が取り入れられたとも言われています。特に江戸時代にオランダや中国との交易があったことから、花火がその一環として定着した可能性があります。


このように、長崎県でお墓参りの際に花火をする風習には、先祖供養やお盆の行事、そして異文化の影響といった複数の背景があると考えられます。

なるほど。オランダというよりも、中国の影響が大きいような気がします。故人を送り出す際に華やかさや賑やかさを通じて霊を慰め、送り出すという意図が込められている精霊流し。

でも、さだまさしさんの「精霊流し」はなぜあんなにしっとりしたメロディーで深い感情が込められた歌なんだろう。
なぜ長崎の賑やかな精霊流しとは対照的に歌われているんだろう。

こんな風に私は疑問を持っていました。

でも、私が母を亡くしてから、歌詞やメロディーに込められた感情が深く理解できるようになりました。賑やかな周りと、静かな残された家族の感情や心の動きなど、歌の中の1つ1つの風景や感情が自分が体験したかのような感覚に、歌を聞きながら陥りました。

さださんの歌が持つ力って、そういう個人個人の経験や感情に寄り添い、共感を呼び起こすものがあるように思います。

長崎の精霊流しが賑やかである理由は、故人を送り出す際に悲しみだけでなく、故人の生涯を祝い、その魂が安心して旅立てるようにという願いが込められているからのと対照的に、さだまさしさんの「精霊流し」は、残された者の心の奥底にある悲しみや切なさ、そして思い出を静かに語りかけてくれます。

さださんの歌の力が私の最愛の母を偲ぶ大きな助けになったというのも過言ではありません。

ちなみに、我が家の精霊流しは、本当に少人数で、近所の川で行いました。ちょうどパンデミックの時だったので、遠方にいる弟家族が帰省できなかったので、本当に、本当に、ささやかなものでした。母のご友人がわざわざお盆前に持ってきてくれた、蝋燭もあって、水に溶けるタイプでハスの花の形をしたかわいらしいものでした。

ちょうど記録的大雨の最中で1日中大雨だったのですが、精霊流しを流すときになると、雨が上がりました。晴れ女の母らしい計らい。亡くなってからも、晴れ女伝説を更新しているなんて。笑

連日の雨だったので、川の数位も高かったのですが、精霊流しを流した1分は割とゆ〜ったりと流れていたのに、途中からものすごい勢いで流れて行きました。

家族と「お母さん、あんなに急いで走って行かなくてもいいのにね!」って大爆笑!
10年ほど歩けなく体も動かすことができなかったので、今はもうこんなに走れるんだよって言っているかのようでした。
大爆笑の後には、泣きたくなる気持ち、本当に肉体はいってしまったんだという寂しさと、もう体が動かせないという気持ちを味わなくてもいいんだ、というのと。

長崎のお盆の伝統について書いていたつもりだったのに、最後は個人的な精霊流しの思い出に着地してしまいました。。

今年も、お盆はとさださんの精霊流しを聞きながら、私はひっそりと涙を流すのでしょう。でも、びゅーびゅー流れていった母の精霊船を思い出しては結局は笑ってしまうのだけれども。


いいなと思ったら応援しよう!

hiro@オンライン日本語講師
応援よろしくお願いします^^いただいたチップは創作活動としての活動に使わせていただきます!