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猫とロケータ

・ロケータが必要な訳

 過去に行方不明になった猫がおりました。
何日探しても見つからず、非常に苦しい思いをしました。
以来、猫を迎えるとロケータをつけるようになりました。
うちの猫たちは、元々野良なので、外が大好きですが、
基本的にヒトリでの外出は禁止になりました。

 年長の猫はリード無しでも指示にしたがってくれます。
長いの野良生活で築いた自分のテリトリーの確認は怠れないらしく、
雨の日でも耳元で懇願され、一緒に見回りに出かけます。
ただ、目を離すとこっそり隠れるので、ロケータは必須。
 若い猫は、外に出るとハメが外れ暴走。
ヒトリで外に出ると、飽きるまで言う事を聞かなくなる。
 勝手に外に飛び出さない様対策はしているものの、
来客時に扉を開けた瞬間飛び出す様な事がある。
そんな際に役立つのがロケータだ。

・「Loc8tor Lite」

「Loc8tor Lite」を使用しています。
旧型時代から利用していて、古参猫は、このタイプ。
旧型は作りがしっかりしていて壊れづらく長持ちしている。
ただ、電池がLR1130タイプを2個必要。

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新型は汎用性が高いCR2032タイプの電池、
扱いやすいが、一回り大きく、カバーパーツが貧弱で、壊れやすい。

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・ロケータの破損

 機器は正常・・
猫の活動で、ケース部分のプラスチックが割れました。
今回も側面が割れて電池が接触不良を起こす様になってしまった。
猫が元気にいろんな所にぶつけるのが原因。

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 壊れたパーツは接着剤で固定したものの、
やはり不安なので、防水も兼ねて反射テープで補強しました。
無地だったロケータの装飾に購入していた反射テープを流用。
切り貼りして利用しました。
ダイソーで買うよりコストパフォーマンス高いので、助かります。

・色々あるロケーター

 Amazon、Yahoo、楽天で、「ロケータ」で検索すると、大量に出てきます。

 だいたいは電波式、
スマホ対応の物はBluetooth方式の物が多い。
直接電波を拾うか、他のユーザが検知した電波を、
そのスマホGPS情報と連動して捜索を可能にしている。
 ただし、「同じアプリ」を入れた他のユーザーが大量に居る事が大前提。
田舎ではまず、使えない。
それに過去情報を検知する為、「今」必要な場合ほとんど役に立ちません。
鍵とか財布落とした時には役立ちそうですが、
現状では移動する生物捜索には不向きなシステムです。

この手で最も優秀なのがAppleの発表した「AirTag」ですが、
最新のiOSにしたiPhoneを持った人、全てが検知してくれるので、
アプリインストールが不要な為、田舎でもソコソコ役立ちそう。
しかし、発表と同時に、子供や生物には使うなとアナウンスしています。
Apple良く解ってる。

↓原文と日本語記事

 また、「GPS搭載」とか表記している物はだいたい詐欺商品なので注意
この手の小型の装置は、電池寿命が重要で、
本当にGPSなんて積んだら、スマホ並に毎日充電する必要があり、
充電中に猫に何かあったら本末転倒です。
今の技術では、まだ難しい。

・結局「Loc8tor Lite」に回帰

「Loc8tor Lite」の探知距離は、遮蔽物がない所で120m程度、
猫は必ずどこかに潜るので80m程度になる。
 猫の居る方向と大まかな距離しか分からないが、
それでも他の製品と比べて優秀だった。
また、受信機側の工夫次第で、探知距離を増やせる点
アルミホイルなどでパラボラ状の物を作り、
電波の収束点に受信機を取り付ける事で
200mくらいは検知できた。

 元々「Loc8tor Lite」も猫用ではなかった様ですが、
全世界からの支持で猫用の純正ケースまでも発売される様になりました。
しかしAmazonでは新しい物が手に入らなくなってしまいました。

 補修パーツを3Dプリンターで作ってみようかな。
ただ、ウチの安物で精度が出せるかな?

・猫の行動

 震災後に猫研究で国内外で猫の行動範囲を調査した機関がありました。
私自身も同時期に猫の行動記録を取る為にGPSを付けりした事もありました。
この辺の話もいずれ、書こうと思います。

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