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【じーじは見た!】前編:eMAFFをご存知でしたか?

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉️

さて、今日は久しぶりに農林水産省の話題です。

じーじはどうしても経産省と環境省ネタが多くて、農林水産省というと興味という点で前者に負けてしまうのですが、今回、久しぶりに見たBUZZ
 MAFFに河野さんが出ていたのが気になって農水省のHPを覗いてみました。

農林水産省×デジタル庁、こんなところにも縦割り排除の予感がします。

今回は、この動画で話題になっていた農林水産省のeMAFFについて見ていくことにしましょう。

✅eMAFFの位置づけについて

MAFFをご存知ないといけないので解説しておくと農林水産省の略称です。MOFが財務省といったように略称で書かれる中央省庁、MAFFはMinistry of Agriculture, Forestry and Fisheriesの略称です。

農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)について(令和5年1月農林水産省)より抜粋①
農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)について(令和5年1月農林水産省)より抜粋②

eMAFFは、要するに行政手続きを電子化・簡素化して現場と農林水産省を繋ぐ基盤にしていこうというプロジェクトです。

農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)について(令和5年1月農林水産省)より抜粋③

上記の図がeMAFFのイメージです。

○農林水産省所管の法令に基づく手続や補助金・交付金の手続(地方自治体の事務も含む)3000超を対象。

○ 国に対する手続だけでなく、地方公共団体で完結する手続も含めた共同基盤として開発。

○ 農林水産行政等のデータを集約し、データを十分に活用した政策立案を可能にするDBを構築

○ 端末操作に不慣れな高齢農業者等に配慮し、支援機関による代理申請の機能も装備

○ SaaSを採用することで、申請者等に統一感のある※UI/UXを提供

○ eMAFFとeMAFF地図を組合せ、現場の農地情報を統合し、一元的に管理できる農林水産省地理情報共通管理システム開発にも 本格着手。

※UI/UXとは、ユーザーインターフェース(User Interface)ユーザーエクスペリエンス(User Experience)を指す言葉で、UIはユーザーが直接操作する画面やボタン、アイコンなどの要素を指し、UXはユーザーがそのUIを使って感じる全体的な印象や体験を指します。

✅知恵を使って司令塔機能を果たし始めた⁉️

中央省庁の官僚さんは、政治家の口利きに左右されずに地方自治体に対して行政手続きの標準化において司令塔機能を発揮できるような方法に関して、完全に欧米流をパクり始めていますね。

実に上手いやり方を始めています。

それというのは、この仕組みを各自治体に強制はしてはいないのです。
おそらく地方自治法の法改正でもしないことには、地方自治体に命令はできないのでしょうね。じーじの想像ですけど。

だから567の時にも菅さんと河野さんは苦労されました。

eMAFFを地方自治体も使えと命令はしていないのです。
こんな言い方をしています。

農林水産省共通申請サービス市町村向けご説明資料
令和4年9月 大臣官房 デジタル戦略グループより抜粋①
農林水産省共通申請サービス市町村向けご説明資料
令和4年9月 大臣官房 デジタル戦略グループより抜粋②
農業のデジタルトランスフォーメーション(DX)について(令和5年1月農林水産省)より抜粋④

農林水産省は令和4年度中に、農林水産省の所管する行政手続きや補助⾦・交付⾦の手続 きをすべてオンライン化する予定です。オンラインによる申請が可能になったにも関わらず、 eMAFFによる申請の受付を開始していない自治体がある場合、当該自治体に居住する農林 漁業者からの不満が高まってしまうことが予想されます。 つきましては本資料をご確認のうえ、すべての農林漁業者がeMAFFをご利用できる環境 の整備にご協力いただきますようお願いいたします。

農林水産省共通申請サービス市町村向けご説明資料
令和4年9月 大臣官房 デジタル戦略グループより引用

つまり自治体に対して「標準化や電子手続きの受け入れをしなくても結構ですよ」「命令ではないですよ」と言葉遣いは丁寧ですけれど、従わないと「住民が不幸ですよ」「住民から文句を言われますよ」と全自治体が使わざるを得ないように司令塔の役割を果たしています。

やるな農林水産省とデジタル庁!

✅eMAFFって簡単に使えるのか?

3000もの行政手続きの書類作成をしなくても済むようになったのは画期的ですよね。

書類の不備などはAIが代りにチェックしてくれるようになるでしょうし、申請のデータ化は百利あって一害なしくらい日本の生産性向上に役に立ちます。

eMAFFホームページより抜粋①2023年3月8日時点
eMAFFホームページより抜粋②
こういった行政手続きや補助金・交付金申請に利用できるようですよ!

後編では、eMAFFのポータルサイトを覗いてみて簡単に使えるものなのかを見てみることにしましょう。

つづきを読む

☆☆☆
(感謝)

▼きしゃこく先生のしゃかせん「Real World Teacher」と「您是老師」にじーじの記事を紹介いただきました。きしゃこく先生、ありがとうございます。
1980年代にプラットフォームの重要性に気が付いて官民が協力していればGAFAMの一角を日本が得ていたのでしょうか?たらればを言っても仕方ありませんが、これからの明るい未来を目指す上で総括は必要ですよね。

【じーじは見た!】後編:Σ(シグマ)プロジェクトってご存知ですか?

▼月曜日におめでとうございます!通知を2ついただきました。これも皆さんのスキ応援のお陰です。ありがとうございます。「AIとやってみた」と川柳を「noteのつづけ方」として上手く通知を頂くことができました。

【じーじのもろもろ】日本病の処方箋をChatGPTに聞いてみた⁉️
【note川柳】#44:お題は「ベンチャー」(216~220)


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