【じーじは見た!】 前編:もっと知りたい原子力発電⁉
心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです⁉
3年間国政選挙がないタイミングで岸田首相が唐突に「原子力発電」推進に舵を切ることを言及しました。👇(※支持率急降下で政局になれば解散総選挙が早まる可能性もありますが。。)
これに歩調を合わせて(経済産業省)エネルギー資源庁では「もっと知りたい!エネルギー基本計画 原子力発電」と題して岸田さんの方針背景の説明をしてくれています。
原子力発電(1)再稼働に向けた安全性のさらなる向上と革新炉の研究開発
原子力発電(2)国民の理解を得ながら政策を進める
前編では再稼働及び新増設に向けての動きを、後編では核燃料サイクル(核のゴミの再利用)に関する動きを見てみることにしましょう。
✅再稼働と新増設に向けた原子力発電への想い⁉
日本の第6次エネルギー基本計画において「2030年時点のCO2排出量を2013年比で46%削減します」という国際的なお約束ごと(NDC:Nationally Determined Contribution 国連に提出済)を実現するためには2030年時点での電源構成において原子力発電は20~22%は必要なのです。
ところが、原子力発電の再稼働が遅れています。全部再稼働してもいくらかこの目標値には届かないと見られているのに、こんな調子ではもっと足りなくなるかもしれず、焦りがあるのだと思います。
その状況を解説してくれている橘川先生の話はこの記事👇
まずは、安全性もさることながら原子力発電は、①安定した電力供給源で、②安い電力で、③CO2排出もない、良い電源なんですよと強調することから始めています。(※②は、廃炉までのコストがあるし、福島の事故処理コストもあるけれど核のゴミの最終処分コストもあるのでじーじは引っ込めた方がいいと思いますけどね。でも①、③は理屈にあっています。)
✅再稼働の現状!
今日本にどれだけの原子力発電所があるのかを図示したものです。
稼働後の経過年数も表示されていますが、随分古い原発ばかりですよね。
後10年もすれば、リプレースしないと原子力発電はあてにできなくなりそうですが、稼働後60年を超えても廃炉にしなくていいという方向に話が進んでいるように思えます。
ちょっと数を数えてみましょう。
①再稼働 10基(累計)
②設置変更許可 4基(14基)・・・+理解表明とあり、③と分けている。
③設置変更許可 3基(17基)
④審査中 10基(27基)・・・審査中の中に新設計画が2件含まれる。
⑤未申請 9基(36基)・・・未申請の中に新設計画が1件含まれる。
計 36基 ※内新設計画3件含む
新設計画3件(島根原子力発電所、大間原子力発電所、東通原子力発電所)には稼働年数表示がありません。
これらの新設が2030年までのあと8年で竣工できるのかどうかはじーじには分かりません。
そうすると36引く3の33基が今すぐ稼働可能な原発ということになります。
33基が80%稼働すれば20~22%の電源構成は確保できるらしいのですが、定期点検や定期修理による稼働停止期間を考えると80%稼働は厳しいと言われています。
まず、政府が急ぐのは9件の未申請を申請にもっていくことと、10件の審査中を早く認可することです。今の稼働10基では全然足りないのです。
✅原子力発電の安全性への言及は?
引用した上記のような安全性の高い新技術の導入は原子力発電を使うのであれば欠かせません。
これから国民に丁寧に説明すべきですし、より安全性の高い革新炉へのリプレースを進めていくことは重要だと思います。
しかし、革新炉の言及の前に逃げてはいけないのは核のゴミに対する政府方針の転換が必要なのではないのでしょうか?
後編では、核のゴミ問題への説明を確認してみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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