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【じーじは見た!】「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会⁉

心はZ世代! 身体は還暦過ぎた昭和人! Z世代応援団のじーじです。

2022年1月18日に岸田首相を始め萩生田経産大臣、山口環境大臣が出席して「クリーンエネルギー戦略」に関する有識者懇談会が開催されました。

▼出席の有識者
阿部 守一 長野県知事
[オンライン参加]
秋元 圭吾 (公財)地球環境産業技術研究機構 システム研究グループリーダー・主席研究員[オンライン参加]
伊藤 麻美 日本電鍍でんと工業(株) 代表取締役
伊藤 元重 東京大学 名誉教授
大塚 直 早稲田大学大学院法務研究科 教授
大橋 弘 東京大学公共政策大学院院長 教授
大場 紀章 エネルギーアナリスト/(同)ポスト石油戦略研究所 代表[オンライン参加]
工藤 禎子 (株)三井住友銀行 取締役兼専務執行役員 [オンライン参加]
河野 康子 (一財)日本消費者協会 理事
重竹 尚基 ボストン コンサルティング グループ Managing Director & Senior Partner[オンライン参加]
白石 隆 熊本県立大学 理事長
西尾 健一郎 (一財)電力中央研究所 社会経済研究所 上席研究員 [オンライン参加]
平野 信行 (株)三菱UFJ銀行 特別顧問
馬奈木 俊介 九州大学都市研究センター長・主幹教授 [オンライン参加]

どんな懇談会だったのか?覗いてみましょう⁉

✅首相は何を言ったのか?

岸田さんが何を言ったかを首相官邸のホームページから引用するとこんなことを言っていました。

 本日は、炭素中立型の経済社会実現への具体的な道筋を示すクリーンエネルギー戦略の策定に向けて、各界で御活躍の有識者の皆様から貴重な御意見を伺いました。
 過度の効率性重視による市場の失敗、持続可能性の欠如、富める国と富まざる国の環境格差など、資本主義の負の側面が凝縮しているのが気候変動問題であり、新しい資本主義の実現によって克服すべき最大の課題でもあります。

 日本は、2030年度46パーセント削減、そして、2050年カーボンニュートラルの目標にコミットしています。目標達成の道のりは、極めてチャレンジングです。国際的な電力グリッドを持たず、原発事故による原発不信が強く残り、再生可能エネルギーも、山多く、海深い島国のため、コスト高にならざるを得ません。これが、日本経済の弱みになっています。この弱点を、何としても克服していかなければなりません。(中略)

 この変革を成し遂げるためには、単に、エネルギー供給構造の変革だけでなく、産業構造、国民の暮らし、そして地域の在り方全般にわたる取組が必要です。(中略)

 萩生田経済産業大臣取りまとめの下で、山口環境大臣と共に、送配電インフラ、蓄電池、再エネ始め水素・アンモニアなど非炭素電源、安定、低廉かつクリーンなエネルギー供給の在り方、需要側の産業構造転換や労働力の円滑な移動、地域における脱炭素化、ライフスタイルの転換、資金調達の在り方、カーボンプライシング、多くの論点に方向性を見いだしてください。特に、地域社会が主体的に進める脱炭素の取組の後押しや、国民一人一人の理解促進、暮らしの変革については、山口環境大臣に具体策の検討をお願いします。その上で両大臣から、検討の結果を山際大臣が担当する新しい資本主義実現会議へ報告してください。

 気候変動問題に対応し、我が国の経済社会を炭素中立型にしていくという歴史的な変革を実現するためには、政府一丸となった検討と実行が必要となります。鈴木金融担当大臣、斉藤国土交通大臣、金子農林水産大臣、末松文部科学大臣、林外務大臣、小林内閣府特命担当大臣を含め関係大臣には、それぞれの担当分野から、このチャレンジへの積極的な貢献をお願いいたします。
 本日御出席の有識者の皆様方におかれましても、引き続き様々な場面で活発な御議論を頂き、お力添えを頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。本日は、誠にありがとうございました。

✅注目すべき点!

岸田さんの発言で注目すべきは、我が国の弱みに触れていることです。

1)国際的な※電力グリッドを持たず ・・・他の国と電力の融通ができないというだけでなく国内の10大電力会社間でも電力を融通しづらかった過去の構造問題が解消できていない点

※電力グリッドって何だ?という方は、この記事を読んでみてね👇

2)原発事故による原発不信が強く残り ・・・原発は我が国の経済競争力を保つために不可欠なれど政治的に「必要だ」と言い出しづらい点

3)再生可能エネルギーも、山多く、海深い島国のため、コスト高にならざるを得ません。・・・再エネ最優先と言っても世界で一番コストの高い電力では産業競争力の維持が難しい点

「これが、日本経済の弱みになっています。」と岸田さんは正直に発言されています。

そう認めることが大事です。
隠したり、とりつくろったり、ごまかすことは衰退の決定打になるからです。

その上でどうやって国際競争力のあるクリーンエネルギーに結び付けていくのか?を考えることが重要だと思います。

経済産業省、環境省が一体となって検討した結果を「山際大臣が担当する新しい資本主義実現会議へ報告してください。」とのことですから「新しい資本主義実現会議」に注目していきましょう⁉

情報が入ってきたらまた記事にしますね。

✅岸田首相の発言の背景について


岸田さんの発言の背景には、第6次エネルギー基本計画、NDC、COP26があり、国際的な脱炭素社会への移行が本格化したことがありました。

昨年の11月~12月に「じーじは見た!」シリーズでこのテーマの3部作を投稿しています。

小難しい話をできるだけシンプルに記事にしていますのでお時間ありましたら是非読んでみてください。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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▼2022年にブレークする人を予測した記事を昨年投稿しています。

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