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6年越しのウォンバット〜Kinglake National Park〜

Masonsの滝を後にし、Sugarloaf山を目指して歩き続けてみることに。駐車場から滝までの道のりとはちょっぴり違って、緩やかではあるけれどアップダウンのあるややタフなルートになってきたからか、ちびっ子連れファミリーの姿はパタリと消えてすれ違う人の数もがくんと減ってきた模様。そんな中、私のお母さん世代であろうハイキンググループとすれ違い、モリモリ登ってくる彼女たちに素敵だな〜と惚れ惚れ。

カラフルなお姉さんハイカー御一行。


更に先を進むとピクニックエリアとSugarloaf山に道が別れる場所があって、ここまで戻れば駐車場(ピクニックエリア)まで帰れそうだと”思い込み”、さらに前進。

メインのコースから枝分かれしたコースにはピクニックエリアを指す道標があったのだけれど、これがまさか違う場所を意味していたとは露とも知らず知らず、後に痛い目見ることに。

“ピクニックエリア”違いで
この後全く別の場所に辿り着いてしまうことに。


山に向かって登っていくと思いきや、段々と下って一度麓まで下り切り。それまでのノッポなガムツリーの木々に加えてシダ植物チラリホラリ。トレッキングルートのすぐ隣を流れる水は辺りをひんやり冷やしてくれていた。ブルっと身震い。

麓まで下りてきて景色も少し変わり。


暫くするとまたも道標を発見、Sugarloaf山までは約5kmとのこと。午後一時半を回る頃で帰りの折り返しの時間もあるからと、今回はこの辺りで引き返すことに決め。まずは行きに通過したあの分岐点まで。


さて、分岐点まで戻って来たので道標の指すピクニックエリアまで向かうことに。ここから駐車場(ピクニックエリア)までは1.5キロならそう遠くないはずと思いきや、なかなか辿り着きそうな気配を感じず、少しずつ焦り。すると人とちょこちょこすれ違うようになりほっと一安心したのも束の間。やっと開けた!と思ったは良いけどなんだか景色が違う。テーブルとイスそれぞれいくつか備え付けてあるものの、スタート地点のそれとは違って道路がすぐ横を通ってる。あれ?National Parkの外に出ちゃう感じ?ここは来た時に車で通った!と妙な自信が湧いてきて道路脇をひたすら駐車場に向かって歩き出すことに。ちなみにこのエリアでは電波が無くって(機種にもよりそう)Googleマップも当てにならず。ずいぶん歩いた気はするものの一向につく気配が無く、確実に通った覚えの無いヘアピンカーブに向かっている時に何かが違うと確信。カーブを曲がり、その坂を登り切った所はまさかのSugarloaf山の駐車場。引き返したはずなのに…。

まさかのテッペン。

まさかの迷子。

車は一台しか停まっておらず、時既に3時をまわる頃。アイフォンの充電は約50%で道標曰くピクニックエリアまでは3km(だったはず)と。こんな時間から人が来るとも思えず、その場で少し考える人になる私。

そんな不安を抱えつつな私の目の前に、まさかのウォンバットさん!オーストラリアに来て6年が経つけれど、やっと。ずーっと会いたかったウォンバットさんにまさかこんなタイミングで会えるとは、と不安一瞬どこへやら。しばらく眺めていたい気持ちをグッと抑え、のそのそ近づいてくるコロッコロした毛玉のようなウォンバットさんにさよならして、ヒッチハイクすること決心。

コロコロしたモグラのようなウォンバットさん。

はじめに通りかかった車に声をかけたところ乗ってきな!の一声でスタート地点の駐車場まで戻ってくることが出来ました。親切なご夫婦にただただ感謝。真逆の方向を歩いてきていたみたい。

今回の教訓は、ハイキング始める前に案内の地図を確認してスタート地点の名前を把握しておくことは大切だなと、車内でコーヒー飲みながら一人反省会。それにGoogleマップで地図のダウンロードは必須。距離の短いコースではあったけれど、電波も無ければ土地勘もない場所なので油断は禁物と肝に銘じたハイキングでした。

真ん中にポツンと写るお兄さんを
ひたすら目標にしながら上りを頑張る私。


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