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重心を乗せるから膝が痛いのか?乗せないから痛いのか?

前回の記事では、膝痛を卒業するには、「膝に重心を乗せること」が重要というお話をさせて頂きました。

膝痛を卒業するたに、「膝に重心を乗せること」が重要と聞いて

えっ!?歩いているときや、階段の上り下りでも、体重をかけると膝が痛むのに、膝に重心を乗せなきゃいけないの??と思われた方もいるかも知れませんね。

でも、膝に重心が乗らなければ、膝は痛いままです。

「膝に重心を乗せること」

が膝の痛みから卒業する近道であることは間違いないのです。

もう少し具体的に言い換えると
膝の筋肉ではなく、膝の「骨」に体重を乗せることが重要です。

実は、膝の痛みは
「膝の筋肉で体重を支えていることによる筋肉の痛み」
であるケースが非常に多いのです。

膝が痛むとき、多くの場合は、こんな場所が痛むのではないでしょうか?


もし座ってこの記事を読んでいて、「今は痛くないよ」という方は、上の写真の赤◯の部分を指でグッと押してみて下さい。
歩行中や、指でグッと押したときにこの辺りが痛む人は、膝の骨ではなく、筋肉が痛みを発している可能性が非常に高くなります。

下の図を見てみると



実は、赤◯の痛みが出やすい場所というのは、筋肉が骨にくっついているポイントなのです。

青い◯は膝の軟骨や関節そのものを示していますが、痛みがでやすいポイントとは少しずれているのがわかりますね。

筋肉の本来の役割は、「関節を動かすこと」「関節をぐらつかないよう安定させること」であり、体重を支える役割は「骨」にあります。

膝が痛い人は、本来骨の役割であるはずの「体重を支える」という役割を筋肉に頼らざるを得ない状態になっていることが多く、筋肉に負担がかかり痛みが出てしまいます。

「筋肉に頼らざるを得ず、痛みが出やすい状態」こそ、「筋肉の上に重心が乗っている状態」を指すのです。

そのため、膝の「筋肉」から「骨」へ重心を移すことで、筋肉への負担を軽減することができ、膝の痛みからの卒業に近づくのです。

次回は、膝痛にまつわる嘘?ホント?というお話をさせていただきます。

お楽しみに!
To be continue….



HIPs株式会社
TPL認定セラピスト
整体院〜想和〜代表  梅本修央
大学でリハビリテーションについて学び、理学療法士の国家資格を取得
その後大学院に進み修士号を取得、中国広州、中山大学付属病院での臨床研修や若手セラピストのセミナー活動などの経験を経てHIPsに加入
静岡で整体院を経営しながら大阪でHIPsのメンバーとして治療や若手セラピストの育成に取り組む。


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