カフェの接客英会話応用編 2. 場所の表現
はじめに
カフェによっては砂糖やミルク、受け取り、食器の返却の場所を口頭で説明する必要があるかもしれません。今回はそんな「場所」の表現が入った英会話表現を考えてみました。
返却台
スターバックスなどの日本のカフェではコーヒーやスイーツを食べ終わった後に自分でトレイや食器を返却し、ゴミは分別して捨てることがかなり一般的ではないかと思います。
ところがこの「返却台システム」、国によっては一般的ではないようです。例えばアメリカ人の英会話の先生と話をしたところ、「そんな返却なんてしない」とのこと。代わりに例えばマクドナルドなら"the garbage area"、つまり「ゴミの場所」ならあるとのこと(写真はこちら)。
カナダ、南アフリカの先生もその場所に決まった名前なんてないかも、とのこと。ニュージーランドの先生からやっと、"the tray return area"=「トレイを返す場所」という表現が出て、タイ在住でコーヒーショップを経営する先生もこの表現で納得。
さてこの表現を使って「お砂糖とミルクはご自由にどうぞ。店内奥の返却台のところにあります。」を英語で言うならこんな感じです。
お砂糖とミルクの場所の話なので、意味が通じるにしても"the garbage area"としてしまうと印象が良くありません。
ここで使った場所の表現は
over there あちら
at the back of the shop 店内奥
in the tray return area 返却台のところ(トレイを返却する場所)
です。over thereは便利な表現でこれに加えて場所を指差せばだいたいなんとかなるのではないでしょうか。
さらに、例えばお客様が砂糖を見つけられずまごまごしてたら
Not there. It's further back. そこではありません。さらに奥です。
と付け加えることもできます。
受取台
一方、受取台の方は、"customer pick up"や"customer pick-up point"という表現で通じるようです。
例えば、「コーヒーとケーキはこちらでお渡ししますが、残りはできあがりましたら受け取り台で番号をお呼びします。」を英語で言うならこんな感じです。
場所の表現は
right here こちらで
at the customer pick-up point 受取台のところで(お客様が受け取る場所で)
の2つです。
「でき次第テーブルにお持ちします。」
他にもカフェなどでよくありそうな表現は「でき次第テーブルにお持ちします。」これを使った英会話例をあげると
で、日本語に訳すと「食べ物はでき次第テーブルにお持ちしますので、お掛けになってお待ちください。」です。
まとめ
以上、カフェでの場所の表現を見てみました。これに加えて、
on the right 右手
on the left 左手
It's further to the right. さらに右手
と、左右の表現を加えればたいていなんとかなるのではないでしょうか。どうしても場所が絡んだ店内独自ルールが理解してもらえないなら、図を用意しておくのも一案かと思います。
場所の表現はお手洗いの場所を聞かれた時にも役立ちますが、これも説明が難しい場所にあるなら、わかりやすい図を用意しておくと良いと思います。
その他、こんなことが言いたいんだけどぴったりの英語表現が思いつかない、となんてことがありましたらぜひ記事にしてお答えしてみたいので、natsumi.kajii@gmail.comまでお寄せください。
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