[残留決定!]2022J1リーグ第34節ガンバ大阪VS鹿島アントラーズレビューというか心情

今シーズン最終節、ガンバ大阪VS鹿島アントラーズのレビューやっていきます!

スタメンはこんな感じ!

ガンバは小野瀬、ペレイラに代わって食野、パトリックがスタメン入り。残留のかかった最終節を戦い抜きます。

前半

個人的な話、この試合の観戦中は他会場の結果をほとんど入れないようにしていました。理由は単純で、怖かったから。裏で行われていた札幌VS清水、磐田VS京都は組み合わせ的にも、ガンバのストレート降格の可能性が無いといえば嘘になるような感じだったので、現実から逃げてました。なにせ2012年は目の前で見せられてますからね、、、。もうあんなん嫌だ、、、。
話題を試合に戻すと、ありえないぐらい生き生きとプレーする鹿島に対し、明らかにガチゴチなガンバ。ちょっと前まで鹿島が絶不調だという情報があったので、聞いてたのと違うじゃんってなりました。ちょっとは手を抜いてくれ。ガンバの方は、、、仕方ないですね。勝てば残留が確定、引き分けだとプレーオフ以上確定、負けだとストレート降格の可能性ありという状況では、負けない方向に意識が傾いても仕方ありません。いつも以上に縦に急いでしまって、相手陣でボールを握りながらシュートまでもっていくシーンは作れませんでした。ただ、松田さんが作り上げた4‐4-2ブロックは簡単には崩れず。決定的なシーンを作られるというところまでには至りませんでした。今シーズンは厳しい試合が続きましたが、最終盤になって失点が激減したのは素晴らしいことだと思います。昌子と三浦、東口が中心なのはもちろんのこと、高尾と黒川も攻守両面でよく頑張りました。来シーズンはこの最終ラインの硬さをベースにやっていきたいところではありますね。

後半

はい、攻められました。
東口が鈴木に交わされたときに寿命が5年縮んだのを筆頭に、ひやりとするシーンを5~10分おきに作られるという、本当に体に悪い45分でしたね。シュートは最後に宇佐美が放った一本だけ。ただ、彼もパトリックも最後まで守備に奔走していたことを考えると、責める気持ちは全くありません。むしろ、少しでも時間を作ってくれてありがとうという感じです。
後半30分ぐらいまではガンバも反撃の気十分という雰囲気でしたが、シウバが投入されたあたりからは時計をすすめながらプレーする流れに。試合後インタビューによると、引き分けなら最悪でもプレーオフだという考えがあったらしく、試合前あれだけ自分たちが勝って…他会場は関係ない…と言っていた松田先生、裏ではしっかりリスクマネジメントしていたんだと、改めてガンバがこの人に残留を託したのは英断だったと思いましたね。本当に感謝です。コーナー付近でパトリックがキープし、まるで勝っているかのようなプレー選択をするガンバ。しかし選手たちの顔に全く余裕がなかったことから、ストレート残留は厳しいのかなと勝手に思ってました。
なんだかすっきりしないまま試合が終了。この雰囲気だけは優勝争いだろうと残留争いだろうと慣れませんね。このあたりで他会場の結果を見始めるわけですが、あれ、、残留決まりそう?マジか、、!フィールドの選手たちより少しだけ早く残留を知ると、数十秒後にはピッチ上に歓喜の輪が。何度も絶望しそうになった残留争いを、勝ち点1の差で切り抜けました。

まとめ

そんなこんなで、ガンバは来年もJ1で戦えることになりました。ちょうど10年前、クラブ史上初のJ2降格を味わったクラブは、10年後に何とか踏みとどまりました。よかった。残留の立役者はたくさんいますが、特に大きい存在だったのは前述の松田監督と、至宝宇佐美。彼が帰ってきてからの4試合は2勝2分け無失点。自身は得点こそなかったものの、前線からの守備、タメをつくるドリブル、局面打開のパス、切れのあるセットプレーなど、けがを乗り越え、さらに大きな存在になった彼はまさにヒーローでした。残留できて本当に良かった。試合後の選手の様子やインタビューを見ていると、想像もできないようなプレッシャーの中で戦っていたことが分かり、今はゆっくり休んでほしいです。

ここからは個人的な話になりますが、今シーズン全試合レビューを完走することができました。これもひとえにお世辞にも読み物としてのクオリティが高いとは言えないこの文章を読んでくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。
今シーズンとしては、今週末にまだフランクフルト戦があるので、そこが終わって少ししたら今シーズンの振り返り&来シーズン展望の記事を出そうかなと。今のところ来シーズンは全試合レビューしないつもりです。何試合かピックアップして、もう少し戦術的にレビューしていけたらなぁなんて思ってます。ガンバを愛するすべての皆さん。今シーズンお疲れさまでした。来シーズンもひっそりやっていきますので、これからもよろしくお願いします。それではまた!

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