[そ、そんなこと出来たんですか⁉]2022J1リーグ第15節ガンバ大阪VSサンフレッチェ広島レビュー

こんにちは!あっっっいですね!
ガンバ大阪VSサンフレッチェ広島のレビューやっていきます!

スタメンはこんな感じ!

連戦ということもあり、前節から結構入れ替えてきました。久々?の3バック、福岡、坂本の先発がプチサプライズ。前節ベンチにもいなかった黒川小野瀬はスタメンに帰ってきました。

前半

未消化だった延期分として行われたこの試合。札幌線の記憶もまだ新しい状態で、相手は今季好調の広島。ビクビクしながら見たのは多くのガンバサポと同じでしょう。
そして試合開始、、、あれ、意外と戦えてる、、、?
とりあえず前に出ていくというハイプレスもどきだった前節と違って、明らかな狙いを感じるミドルプレス気味の構えを見せたガンバ。封殺!というわけではないけれど、序盤からボール保持を増やし攻勢をかけてきた広島相手に決定的なチャンスを作らせませんでした。やっぱり石毛良かったですね。プレスのスイッチ役として大車輪の活躍でした。
前節よりはいいけど、、、これは前が悪すぎて多少良く見えてるだけなのでは、、、?と思っていたところ、夏を感じる飲水タイムを経てチームは化けました。
攻守においてトランジションが速い。誰も止まることなく、パスコースを作り、プレスにいき、素晴らしい連動を見せ始めます。すると先発復帰の斎藤からの高速クロスのこぼれ球を拾って黒川の強烈な一撃!WBがフィニッシュに絡む、3バックとしては理想的な形で先制点を奪います。勢い止まらず、その直後にはあの日夢見た片野坂式ビルドアップから坂本のJ1初ゴール!個人的には今季一番ともいえる美しいゴールでした。そんなこんなで前半終了。2‐0で折り返します。

後半

この試合、ビルドアップにマイナーチェンジが加わっていたのでそのことについて触れますね。これまで最終ラインでボールを持った時は、ボランチの片割れ、奥野あたりが最終ラインまで落ちてボールを散らす場面がよくあったように思います。ただ今節は、中盤がダワン、石毛、斎藤の3センター気味であったため、ダワンがアンカーの位置で相手をはがして配球、石毛と斎藤は機を見て飛び出しor落ちてボールを引き取る、という作業に専念していました。これによって、ビルドアップが安定。後述する福岡の活躍もあり、今季一番ともいえる潤滑なビルドアップを行うことが出来ました。前線にターゲットマンがいないことで、繋ぐしかないんだ、という心理状態もプラスに働いたと思います。天皇杯大分戦前半はそれでも蹴っ飛ばしていたので、そこからの反省もあったかもしれませんね。あとダワン、本当にすごい。後半途中まで中盤を完全に掌握していました。多少無理なボールでもフィジカルを生かしてシンプルに味方に預けるプレーは、ファイター型ボランチの理想形を見ているようでした。
そして今節は采配も冴えていたと思います。広島が圧力を強め、ガンバの走力も落ちてくる中、パトリック、昌子の投入で明らかにやるサッカーを変えるというメッセージをピッチに送ります。やっぱり、試合の中で戦い方をアジャストできるチームは良いチームですね。ここでのアジャストは、自分たち由来の、自分たちがゲームを握るための、という意味です。相手の手を受けた後手の、ではないんですよね。
ちょこっとピンチも作られますが、倉田のDOGSOギリギリプロフェッショナルファールなどもあって無失点。連敗をストップしました。

まとめ

いや~、やっぱビルドアップなんですよね!ここ最近、ハイプレスは止めとけ、ボール持てないんだからを提唱していた自分としては、それ見たことか!と、すいませんでした!という気持ちが混在するような内容でした。あとは更に練度を上げていくだけ!マイボールは友達、大事にしましょう。
福岡、めちゃくちゃ良かったです。一気に右CBのファーストチョイス候補に躍り出た感じがします。両足使えてキャリーも出来る、守備での強度も申し分なしとなれば、そりゃいいプレーが増えますよね。この試合のビルドアップの肝でした。
前節見えた絶望の隙間から、突然出てきた明るい光。これからのガンバが少し楽しみになってきました。選手が変わってもこの戦い方を維持していければ、どんどん浮上していけるはずです。
鈴木武蔵も来ました!マジか。欲しいと書いた気がするけど、まさか本当に来るとは、、、進む先は虹色!ガンバ大阪に栄光あれ!


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