[マスターオブガンバを超えて行けVol2]2022J1リーグ第33節ガンバ大阪VSジュビロ磐田レビュー

こんにちは!
ガンバ大阪VSジュビロ磐田のレビューやっていきます!

スタメンはこんな感じ!

前節からは怪我明けのパトリック→ペレイラの変更のみ。首位を叩いた勢いそのままに、生き残りをかけたデスマッチに臨みます。

前半

ガンバは勝たないと残留に黄色信号、磐田は降格決定という、どちらも喉から手が出るほど勝ち点3が欲しい試合になりました。
おそらく固い入りになるだろうなと予想してはいましたが、ガンバは想定以上に固かったですね。3週間空いた影響もあるとは思いますが、もうちょっと肩の力を抜いて欲しいシーンがちらほら。小野瀬の決定機逸なんかまさにそうですね。対して磐田はコンスタントに試合をこなし、結果も悪くなかっただけにあまり固さが見えず、ジャーメインと松本を中心にのびのびプレーしてました。特に松本のところは嫌でしたね。4-4ブロックをコンパクトにしようとするとどうしても逆サイドが空いてしまうので、フリーの松本にクロスを上げられるシーンが目立ちました。狙いとしてはガンバの左SB黒川と磐田の右WB鈴木の身長差を狙ってたんだとは思いますが、その形を作らせなかったことだけが救いでしたね。あとは東口がスローを引っかけてごちゃごちゃやってましたが、あーいうのは失点しないぶんには見てて面白いのでOKです。あそこで失点しないうちはまだ大丈夫。シーズン前半だったら確実に失点してました。
ガンバの攻撃はというと、立ち上がりにいきなり顎キックを食らわされたペレイラさんは不憫だったものの、宇佐美を中心にタッチ数少なく敵陣に侵入していく意識が見えました。ただ、ペレイラの落としを宇佐美が受けると、FWがいなくなっちゃうんですね。アラーノが全力疾走で走っていくシーンもありましたが、シュート精度があんまり、、、ということで、来年は宇佐美ペレイラの2シャドーに武蔵orパトリックの1トップとか見てみたいですね。守備はみんなで頑張りましょう。
ということで固さからくる細かいミスもいくつか見えた前半は、両チーム決め手を欠き0‐0で終了。勝負は後半に持ち越しです。

後半

試合を通して思ったのは、磐田の温度があまり高くなかったかなと。こういう試合だとプレーが荒くなってゲームが荒れたり、とにかくゴールに向かって突っ込んできたりするのはよくあることなんですが、磐田は割と最後までボールを持って攻めようという意思を持っているような感じがしましたね。松尾主審のジャッジも試合の流れを止めない感じで良かったです。
後半試合が動いたポイントは2つ。1つは後述するとして、もう一つは早めの交代です。ガンバは59分にペレイラ→パトリック、小野瀬→食野の2枚替えを実行。二人とも決して悪くなかったんですが、松田先生の勝負眼は分水嶺を見逃しませんでした。結果的に食野、パトリックは両方点を決めるわけなんですが、今のガンバは誰が出ても出力が落ちない、むしろ上がるという点で松田さんの就任当初より明らかに良くなってます。最初のころはタスクをこなせる選手とこなせない選手が分かれてしまっている印象でしたが、メンバーを上手く見極めてチーム力を上げることに成功したと思います。そこのラストピースが宇佐美だったわけですね。いや~、あと10試合残ってたらなぁ。
2点取って精神的に安定したガンバは、ここ最近出色の出来を見せる三浦昌子のCBコンビ&東口を中心に相手の攻撃を跳ね返し続け、最後の最後まで失点を許しませんでした。韓国代表CBのギョンウォンが守備固めで入ってくるなんて、なんか申し訳ないです。
2‐0。10年前に降格を決められた磐田に、10年越しでリベンジを果たす形になりました。

おわりに

最後に、あいさつに来てくれた”あの人”の話をちょこっとだけ。
私とサッカーを引き合わせてくれたあの人と対戦するのはまだまだ慣れませんでしたが、意外と心は落ち着いていました。ただ、58分のシュートシーンは本当に肝が冷えましたね。結果的にあのシュートが外れた直後の交代で流れが変わったこともあり、あの数分がこの試合の運命を変えたとも言えるでしょう。サッカーの神様は時に驚くほどの感動を与え、時に目を背けたくなるほど残酷な結末を用意します。土曜日のパナスタで起きた悲喜こもごもの中心にいた背番号50は、その刹那、何を思っていたのでしょう。心のうちは誰にもわかりませんが、ホームチームのサポーターへの挨拶が行われたあの時間は、愛に溢れる素敵な時間だったと思います。マスターオブガンバよ永遠に。いつかまた、青黒のユニフォームを纏ったあなたが見られることを願っています。

さて、次節は遂に最終節。相手はアントラーズ。ここまできたら関係なし、勝って残留を決めるのみです。今季も色々なことがありました。拙いレビューを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。今後も何卒よろしくお願いいたします。最終節、見届けます。ガンバ大阪、オレ!

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