[ヒーローは、遅れてやってくる]2022J1リーグ第6節ガンバ大阪VS名古屋グランパスレビュー

更新が遅いことだけが取り柄のこのnote、ありがたいことに思ったよりもたくさんの方が読んでくれているようです。感謝。これからもどうぞよろしくお願いします。

さて、ガンバ大阪VS名古屋グランパスの試合レビューやっていきます!
スタメンはこんな感じ!

一森がJ1デビュー。ダワンが加入後初先発。山見が前線に入りました。予想では3‐4‐2‐1になってますが実際は色々変化してましたね。そのへんはまたあとで。

前半

ひっどい負け方をしたルヴァンから約1週間。今季ホームでまだ勝ちのない状況を踏まえても、ガンバ側としては何が何でも勝ちたい一戦でした。ただ、序盤はちょっと空回り気味。あわや失点という場面を作られたり、一森が少々勢いよく飛び出しすぎたり。また入りが、、、と思っていましたが、目の覚めるようなプレーを見せてくれたのがダワン。
合流から一か月も経たないうちにスタメンで出てくるあたり、それなりにやるのだろうと思ってはいましたが、期待以上でしたね。正確で球速の速いパス、ハードなマーク、高い身体能力を生かした打点の高いヘディング、攻守の運動量、読みを生かした鋭いカバーリングと、J1トップレベルのボランチに勝るとも劣らない能力を見せつけます。そんなダワンのクロスからパトリックのシュートが見られた前半15分過ぎごろを境に、流れがイーブンになり始めます。
守備時4‐4‐2、攻撃時3‐4‐2‐1の可変で戦うガンバ。どうしてもトランジションの局面でスペースが生まれがちなのですが、そこを斎藤、そしてダワンが上手くカバー。すると26分、セットプレーのこぼれ球を昌子が上手く合わせてゴール!大喜びの昌子とパトリック。ん?パトリック?実はパトリックにあたってコースが変わっていたため、公式ではパトリックのゴールに。昌子、ガンバ初ゴールはお預けです。
その後はペースを握りますが、前半終了間際は名古屋に攻め込まれる形に。しかし、一森を中心になんとか守り切って前半終了。兎にも角にも、ダワンがすごかったです。多分コンデション的にはまだ万全ではないのでしょうが、ボランチのポジション争いを引っ張るような存在になるんじゃないでしょうか。大先生と今ちゃんの伝説的コンビから、井手口のブレイクを経て、ここ数年中々定まらなかったガンバのボランチ。この試合のダワン、斎藤のコンビは、なんだか新鮮な気持ちと期待感を抱かせてくれました。


後半

後半開始から名古屋は柿谷を投入。ボランチとCBの間にいやらしく位置取り、チャンスを作られます。こりゃ手を打たないとと思っていた矢先、山見の高速クロスが名古屋DFの混乱を誘い、オウンゴールに。劣勢の中、貴重な二点目を奪います。
いい流れの中で失点してしまった名古屋の勢いが落ちていく中、後半17分、思い切りのいい上がりから黒川が右足でスーパーゴール!!!リードを3点に広げ、勝利に近づきます。その後はダワン→セジョン、山見→シウバの交代を行い、試合を締めにかかります。
シウバがテクニカルなドリブルでゴールに迫るシーンを作るなど、イケイケムードの中、高尾が足をつってしまいます。この影響で、福岡が投入され、交代枠を使い切ります。おそらくですが、片野坂さんはパトリック→ペレイラを考えていたのではないでしょうか。前半から攻守に奔走していたパトは、かなり疲れが見えていたので、替え時を考えてる感じがありました。
前線からあんまりプレスがかからなくなって押し込まれ始めると、昌子の鬼パスをセジョンがトラップミス。そのまま失点してしまい、3‐1。
その後も危ないシーンを作られますが、一森の好セーブなどでしのぎ、試合はそのまま終了。今シーズンホーム初勝利を飾りました。

まとめ

嬉しい今シーズン初勝利!となったものの、片野坂監督の言う通り、課題の見える試合にもなりました。失点はもったいなかったですね。主導権も、ガンバが握り返したというよりは、運良く転がってきた、名古屋が自ら手放してしまったという印象がありました。まあ、こういう試合で抜かりなく勝つというのはめちゃくちゃ大事なことなんですが。
ポジティブな要素もありました。とにかくダワン、ダワンですよ。これからが本当に楽しみな選手です。まだ試合に出れていないギョンウォン改めディエゴも含め、遅れてやってきたヒーローたちの活躍に期待です。
次の京都線は中3日。連戦となりますが、この勝利をきっかけに、連勝街道を突き進んでいってほしいですね!


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