[人間防壁]2022J1リーグ第13節ガンバ大阪VS柏レイソルレビュー

こんにちは!ガンバ大阪VS柏レイソルのレビューやっていきます!
スタメンはこんな感じ!

新型コロナウイルスの陽性者が複数出てしまったガンバ。ベンチには急遽登録されたユース選手も入り、まさに総力戦となりました。

前半

ここ最近は攻撃時4‐3‐3、守備時4-4‐2の可変をしているガンバ。ただ、この試合ではちょっと変わった形が見られました。意図的なものなのか偶発的なのものなのかわかりませんが、奥野アンカー、石毛とダワンがその前、中村トップ下の4-1-2-1-2のような形でボールを保持する姿勢が、前半の前半は見えてました。おそらく、中村に相手のアンカー脇でボールを受けてほしい、そしてWB裏を山見、ペレイラに突いて欲しいという狙いがあったものと思われます。実際12分には山見が抜け出して決定的なループシュート。用意してきた形を遂行する姿勢が見えましたね。
ただ、ネルシーニョがそれを放っておくわけはなく、右WB大南を低めの位置で守らせることによって対応されます。スムーズにボールを運べなくなったガンバは、山見と石毛の位置を入れ替え、山見に攻撃的な左WB三丸の裏を狙わせようとしますが中々上手くいかず。攻撃をシャットアウトされてしまいます。
守備の面では、とにかく相手のアンカー椎橋のケアをしたかったのが分かりました。中村とペレイラのうちどちらかは必ず椎橋に、というのが徹底されていたように思えましたが、となると前から相手の3CBにはプレスがかけづらく、、、与えられた最低限のタスクと、やったほうがいいよね!の前線からのプレスの間でペレイラのいら立つシーンも見られました。ここはもうちょっと整理してほしかったですね。カウンターやFKから危ないシーンを作られはしましたが、一森の活躍もあって何とか0-0で折り返します。

後半

ガンバは思いっきり戦い方を変えてきました。石毛に変えて三浦を投入。前回あまり機能しなかった日韓代表クラスの3CBを並べる形に変えます。狙としては、試合後のインタビューで昌子が言っていた通り、守備のマッチアップをはっきりさせたかったからでしょう。実際後半の昌子は、売り出し中の細谷に全くと言っていいほど仕事をさせませんでした。賢く守るというよりは、個人の能力が高い選手をそろえて真っ向から迎撃する。ツインタワーをちゅうちょなく用いる片野坂監督らしい采配です。
ただ、気になったのがディエゴ。コンディションが上がっていないのか、3バックに不慣れなのか、それともちょっと足が遅めなのか、、、裏を取られるシーンが目立ちました。まあ加入初年度はヨングォンも苦戦してたなぁとか懐かしい気持ちにふけっていると、ペレイラが泥臭くとったコーナーキックからダワンのゴール!このシーン、ペレイラと上島が治療を受けたため一時ピッチから出ており、10対10の状況になっていました。マークをゾーンでやっているレイソルにとっては、おそらく重要人物であったDFの上島が抜けていたのは痛かったでしょう。そこを見逃さず、大きく動いて相手をかく乱させたディエゴ、きっちり決め切ったダワンは素晴らしかったです。その後はディエゴが足を攣って交代となるハプニングなどはありながらも、昌子と三浦を中心に粘り強く対応し、最後に三丸に決定的なシーンを作られ、ポストが頑張って守り、ホッと胸をなでおろして試合終了。1‐0、今季初の連勝となりました。

総括

少し個人にフォーカスしてみます。
奥野→見ているところはとてもいいのであとは全体的な精度を!
南野→体も出来ていて柔らかさもある、十分J1レベル。今季ブレイク候補。
黒川→イタリアカップ決勝を見ていて思ったが、ディマルコロールいけるんじゃなかろうか。この三人は今シーズンどこまで伸びていくか、非常に楽しみです。もちろん中村、山見もそうなんですが、どこまで伸びるかわからないという意外性の面では、この3人に期待したいです。特に南野。J1デビューながら献身的なプレーを見せ、大きくアピールできたのではないでしょうか。坂本あたりは危機感を抱いているはずです。選手間競争が活発に、それも若い選手の間で起こるのは素晴らしいことですね。

台所事情の苦しい中、今季好調のレイソル相手に粘り勝ちしたのはきっと自信になるはず。次節は必勝の大阪ダービー、ぶっ叩いて3連勝いきましょう!


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