庭とい

庭とい 大学生

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電車2

窓の外が写真みたいな別の場所に思えて、ずっと見つめたり 何も考えず、ただじっと、電車の中で鼓膜が凹んでいくのを思ったり まあ唾を飲み込んで 眠くなっていく目玉の裏や、電車の高速移動を考えて、今は空を飛んでいるのかも、と思ったり 肌の上で擦れる毛の、糸の痒さを我慢したりした 陽の光が肌の上にある時、何かがわたしから放たれている感覚がする。生きていて、存在するような感覚がする わたしは何も意味のないことを言っている

    • こんな時間に風呂入るなんて、、、と思っていた丁度に上の階から風呂椅子を引きずる音が聞こえてきて、勇気をもらった。 「丑三つ時」

      • 時間

        毎日、今目の前で笑って話す人を眩しく私は見る。今日もあなたは素敵だと、心の奥底でつぶやく。 素敵だよ、可愛いよ、といつも通り言うと、あなたは怒ってまたそんなこと言ってとあっちへ向いた。 私にとって言葉は重くて軽くある。あの子が死んでから、というより、私はずっと今目の前にいる人が死ぬことを毎日覚悟しながら生きていた。 そうすれば時間の流れは25時間になって、一時間分の感性の重さを24時間にくれるから。 風が遠く吹いている。 あなたの瞼が閉じて開く指先が不思議を握る服のたわみが照

        • 電車

          電車の日と共に、日差しが椅子に座る私の足元をゆっくりと、一日が始まって終わるように自然にゆっくりと回った。人は色々忙しそうしていて、ノートブックを持ったりスマホを持った人や、じっと何かを見つめている人もいた。各々が距離を持ち、保っていき、離れ降りる。陽の光が光のくうきを落とし、朝の自然に青みがかった影を与える頃、いつもみる廃れたスーパーも、駅も、穏やかな青を含んで、立っている人も、暖かな白いような少し黄色い光とくっきりした影でやっと生きていくような印象が出る。葉は白い光を反射

          デジタルなのに昨日書かれた文字を消した後に少し後悔して直した。現実のの紙とペンみたいに 「日記」

          デジタルなのに昨日書かれた文字を消した後に少し後悔して直した。現実のの紙とペンみたいに 「日記」

          たった一瞬の思いつきのようにそれを眩しいと見た自分が、反射のように風に吹かれてどこかへ行ってしまうだろうそれを掴もうとして、掴んだ後に不思議に思った。これだったっけ、と。  「写真を撮った後」

          たった一瞬の思いつきのようにそれを眩しいと見た自分が、反射のように風に吹かれてどこかへ行ってしまうだろうそれを掴もうとして、掴んだ後に不思議に思った。これだったっけ、と。  「写真を撮った後」