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その2〜強度行動障害・ゆうきくんの社会人日記〜 母の涙

はじめに


こんにちは、Takenoyaです。


前回の投稿から一ヶ月以上が過ぎまして、その後、良いときもあったのですが、最近は比較的、荒れ気味のゆうきくんです😓

そんな中、昨日はちょっとした事件があったので、ここに記そうと思いました。











制御不能のジェットコースター?










朝起きたときから、ちょっとご機嫌ななめな感じでした。

「カップ焼きそば食べる!!」

というのを、拒否したからなのか?
(※最近は健康に配慮して、大好きなインスタント食品を食べさせないようにしています)

すると、怒ってスマホを思いっきり投げつけました💥


とりあえずパネルで応急処置
ちょうどいい切れ端がありました♪

(あちこちやられてるので、うちのガラスはあちこちポリカです😅)


スマホは無事でした。

※余談ですが、ご自身のスマホを障害児から守りたい場合、経験上「手帳型カバー」が一番セーフティかもです👍



着替えてキッチンに出てくると、本人はスッキリしたのか?ニコニコしています(腹が立ちます笑)。

※こういうときは、声を掛けても大丈夫。

別のときですが、機嫌の良いゆうき↑


一難去ってまた一難






安心して隣の部屋に行き、暫くすると、何やらまたキッチンから

『ドンッ!』

という大きな音💥が!

「なんだ??!!?」 
おどろく私。


すぐさま、ゆうきが私のいる部屋に、逃げるように駆け込んできました。
その後ろに立つ妻が、ゆうきを睨みつけて、自身の左手を押さえています。


何があった??


なんでも、テーブルの上に置いた手の甲を、グーで思いっきり叩かれたそうです(MMAで言うところの『鉄槌』)。



「なんで、不用意にそんなことしたの!?」と、妻に聞く私。


「だってゆうきがそうしろ(テーブルに手を置け)って言うから!!」
と、泣きながら妻。


もう、わけがわかりません。

こんなに直滑降⤵⤴のジェットコースターのような情緒では、彼の他害を回避しようがありません。



「もうどうしていいかわからない」



はじめて、妻がゆうきに対して弱音を吐き、涙しました。


基本、私に頼ることなく、これまで19年間ゆうきをみてくれていた妻(超リスペクトしてます)が、ここに来てはじめて折れました。



本人も
【マズイ…やっちまった…】
と思ったのかどうなのか?定かではありませんが…、


その後はすんなりと玄関に行き(普段は中々玄関までいかないことが多い)、スムーズにおむかえの車に乗り、出勤していきました。


また、勤務中も終始穏やかだったそうです。


ありがたかったけど、なんだかなあ(苦笑)。
代償がデカすぎです😅




涙で目をはらす妻に、私が、
「だだ、大丈夫だよ♪俺なんか、ゆうきが中学生のときにすでに『もうどうしていいかわからん!』と思っていたよ…」
と伝えると、

「いや早えーな!💥」

と、マッハの速度でツッコまれました(笑)


しかし、妻曰く、これでも良くなっているとの事…。
「昔だったら、やっちゃったあとに、反省して落ち込んだ素振りなんてなかった。成長したな😢」

と言っていました。
うーん、よろこび上手😅








対応策として






とにかく、叱ると逆効果。感情的に怒るのは、もってのほか。
どうして怒られているのか理解することが難しく、パニックになってしまう事が多いです。
声がけは最低限に・理解しやすいよう端的に行い、本人が落ち着くのを待ちます。

名作ドラマ「スクール・ウォーズ」での名言、
『信じ、待ち、許す』
 を思い出しますね(古いですね)。








最後に







改めて記載させていただきますが、
基本、一般家庭ではおよそ珍しい、知的障害に伴うASD(自閉症)並びに

「強度行動障害」

というものを、ぜひとも多くの人たちに知ってもらいたいと思い、こうして発信させて頂いております。


もしかしたら、アナタの隣のお宅…。朝に夕に、ガタガタうるさくありませんか?!


『…なんだか、朝から(夜中なのに)うるさいなあ〜💢』


…もしかしたら。

それには、理由があるのかも知れません!


わかりませんが。


万が一そんなときは、
まず、寛容なご対応を、切にお願い申し上げます
m(_ _)m


そういう子を抱えている母親は、いっぱいいっぱいです。


何卒・なにとぞ・ナニトゾ、

どうぞ宜しくお願い申し上げます。








おまけ

今回、はじめて「カナー症候群」という言葉を知りました。
知的障害と、自閉症を併せ持つ場合の用語で、医学的な診断名ではないそうです。
だから、あまり聞いた事なかったのでしょうかね🤔
(単に勉強不足なだけ?)
ともあれ、障害名や病名に基づいて治療・療育をするのではなく、一人ひとりの特徴にふさわしい療育やサポートを柔軟に受けていくのが、大事だと思います。

だって、


『みんな違って、みんないい!』

のですから😊


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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました♪

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