【きみの色は】めぐるP必見!チエルアルコフィッシュ飼育完全ガイド【とっても綺麗だよ】
(2024/05/04 シャニマスnote投稿企画のために冒頭を差し替えました)
あれ・・・?
!!!?
「よくみたらカクレクマノミもちょっとデカい」でおなじみ、パラコレ甘奈の異変に気付いちゃった淀橋ヒノヤです。
現実だとネオンテトラは海水で飼育することは不可能なはずなので「パラレルワールドである証拠説」と「品種改良が進んで塩分耐性のあるネオンテトラが開発された未来説」の2つの説を推しています。
さて、皆さんお察しの通り、わたくし魚好きでやらせてもらってます。
さて皆さん、シャニマスに出てくる魚といえばまず何を思い浮かべますか?
……そうですね。チエルアルコのあの子ですね。
イラストでも印象的に描かれている青い魚について、プロデューサーがこんなことを言っていましたね。
その後の物語では買って帰ったと特定できる描写はありませんが、このコミュを読んでPの皆さんはこう思ったんじゃないでしょうか?
めぐるとの約束を守らなきゃ…!って。
私は守りました。
アイドルとの約束に「いいよ」と答えたのに破るなんてことは決してあってはならないので、これからめぐるとの約束を守ろうとするPたちに向けた「アクアリウム未経験者のためのチエルアルコフィッシュの紹介と飼育講座」を行おうと思います。
自分の経験から言うとチエルアルコの魚が生活に加わったことでHAREBAREとした毎日を送っているので、興味がある方にはかなりオススメです。
本題に入る前にひとつだけ。
八宮めぐるさんから有難いお言葉をいただきましょう。
マジでこれに尽きる。
しっかりとこの言葉を残せる八宮めぐるさんの偉大さは、今回の記事を読むことで身に沁みてわかると思います。
(ネタバレ:あと3回この画像が出てきます)
では、やっていきましょう。
★教えてください― あなたの、名前を
コミュとイラストをもとに種を絞っていきましょう(結論だけ知りたい人は飛ばしてもOK)。
通りすがったアクアリウムショップで件の魚を見つける「同調の水、されど」から手がかりを拾っていきます。
改めてイラストも見ていきましょう。
まず、水草メインのレイアウトから淡水水槽であることは確定ですね(海水水槽だとこのような植物中心のレイアウトはあまりない)
吻は黄色く、体表は鮮やかな青、背びれ・尻びれ・尾びれ(後ろ側のヒレ)は赤という非常に派手な配色です。胸びれ(手のようなヒレ)の先端がスカイブルーで目立っているのもキレイですね。
体型の特徴から、カダヤシ系か?と当たりをつけてアクアリウム通販サイトをしらみつぶしに探して、「卵生メダカ」というジャンルから、ついに見つけました。
「ノソブランキウス属」が体型の特徴がほぼ一致。あとは体色と「初心者向け」という手がかりから絞り込んだのがコチラ!
①ノソブランキウス・フォーシャイ(♂)
写真だと鱗の輪郭の赤が目立ちますが、実際はかなり青色が映える印象です。
ノソブランキウスの中では飼いやすく「初心者向け」と説明されることが多いので、こちらの手がかりにも一致。
②ノソブランキウス・ギュンテリー(レッド・♂)
ノソブランキウスの中でもポピュラーで飼いやすいとのことで初心者向けといって差し支えないでしょう。
以上2種がチエルアルコフィッシュの最有力候補。これが私の出した結論です。ご査収ください。
なお、これ以上絞るのはあまりが意味ないと思ってやめました。ヒレの特徴はギュンテリーに軍配が上がるけど、体表の青さはフォーシャイが近いという肌感。
そもそも、ギュンテリーと注文して届いたものが実際にはフォーシャイだったとしても正直見抜ける自信もないので、ちっちゃいことは気にせずに行きましょう。
イラストに描かれている魚も一応特定しておいたので、再現水槽を作りたい人はあわせてチェック↓
★入手難度:限定SSR並み
ここまで特定出来たら、あとは買うだけ……と思いきや、ここで壁にぶち当たります。全然売ってないんです、こいつら。
海外には愛好家が多いそうなんですが、日本で安定して供給しているショップは少ないようで、自分も通販サイトを日々チェックして、数か月かけてやっと2種類手に入れることができました。本気の人は海外のオークションサイトで卵を競り落として空輸で手に入れるらしいです。
ただ、詳しくは後述しますが、受け入れ態勢を整えた状態で入荷を待つのがベストだと思うので、焦らず気長に通販サイトを見張りましょう。
検索上位に出てくる「卵生メダカ」取り扱いショップのリンクも一応載せておきます。
★ノソブランキウスってすごいのよ!
さて、飼育する前にどんな魚かを知っておきましょう。
「卵生メダカ」と呼ばれていますが、いわゆるメダカよりも、グッピーなどでおなじみカダヤシ目に近い仲間です。
自然下では寿命が1年程度で、飼育下でも寿命は短め。
「年魚」とも呼ばれるこの寿命の短さは、原産国の気候に理由があるよう。
雨季と乾季にはっきり分かれる環境に暮らしていて、乾季には生息している沼や池が干上がってしまうとのこと。
そんな環境で次の世代にバトンをつなぐために、乾季が訪れる前に卵を産みます。水が干上がると親は死にますが卵は乾燥に耐え抜き、再び雨季が訪れると孵化して種を存続させていくのです。
飼育下でも、自然界さながらに卵を一度水からあげて数か月保管し、再び水に戻すことで孵化させるようです。
「購入した第0世代ではなく、自分で孵化させた第1世代を育てて初めて卵生メダカを飼育したといえる」みたいな考え方もあるようですが、いたずらにハードルを上げても意味がないと思うので、気にせずに購入した個体を愛でたらいいと思います(自分への言い訳)。
でも、卵生メダカを飼育するからには達成してみたいですね。
★初心者向けアクアリウムおすすめ編成
◆アクアリウムは「課金ゲー」、されど…
見出しの通り、アクアリウムは完全に課金ゲーです。金かけて設備を整えるほど、目に見えて難易度が下がる仕組み。ただ、チエルアルコフィッシュを飼うだけなら初期費用10000円程度で始めることが可能です。
S-SRだけでもTRUE ENDにたどり着ける、シャニマスと一緒ですね。
◆いいから初心者向けのサイトを見ろ
元も子もないことを言いますが、自分のアクアリウム歴は全然長くないので、プロによる入門解説を見たほうがよっぽど分かりやすく正確です。
↓こちらがノソブランキウスに特化した初心者ガイド。自分も導入にあたり、大いに参考にさせてもらいました。
↓アクアリウム一般の初心者向け解説もたくさんあります。
こういった情報をベースに、自分の体験を踏まえて補足をしていきたいと思います。
くれぐれも私の記事だけを読んで鵜呑みにせずに、そのほかの情報も取り入れて総合的に判断してください。
……今めんどくさいと思った方。もう一度この言葉を思い出しましょう。
①水槽
水槽を選ぶにあたって判断基準になる要素を上げていきます。
■置き場所と重さ
水槽用ではない机やラックに置く場合はその場所の耐荷重が重要になってきます。不安定な場所に置くと水槽が劣化して水漏れなどのトラブルにつながるらしいので要注意。
また、横45cm以上の水槽から重さが飛躍的に上がるので、専用の台を買ったほうが安心です。90cmとかになってくると床の耐荷重も気になってきますが、さすがにそのレベルから始める人はいないと思うので割愛。
ノソブランキウスを1匹もしくは1ペア飼育するだけであれば、20-25cm水槽でも可能でしょう。30cmならなお良し(後述しますが、水槽が大きいメリットはたくさんあります)。
たとえば↑なら1780円(2024/03/10時点)。こちらのcharmはアクアリウム用品の最大手通販サイト。一部地域を除いて、まとめて買うと送料が無料になり、amazonなどより安く済むのでオススメです。
20cm水槽に水を入れるとおよそ10kg。これなら置き場所は問わないでしょう。
30cm水槽ならおよそ30㎏。2000円以内で買えるものもあります。
ちなみに、ガラスではなくアクリルの水槽もあるのですが、軽さなどのメリットはあれど価格がかなり上がるので個人的にはガラスで十分だと思います。
また、後から設備をグレードアップしたくなった時のために、ボトルアクアリウムみたいな特殊な形状ではなく、一般的な規格の水槽をオススメします。周辺用品の選択肢が増えるので。
■入れる生体数
水槽に入れる魚の数には適切な飼育数があり、一般的に「水量1Lにつき魚の体長1cm」と言われています。
しかし、特に慣れるまではこの基準よりも少なく抑えたほうが無難です。
数が多くなると水質維持が難しくなったり、相性によって喧嘩が生じたり、気づいたらほとんどの魚が死んでいる、という事態に陥ります。
20cm水槽ならノソブランキウス1ペア以外には、コリドラスやオトシンクルス、エビや貝といった「お掃除やさん(コケや残餌を食べてくれる生体)」を少し入れるくらいが良いでしょう。
■水質維持のしやすさ
課金ゲーと呼ぶべき大きな理由ですが、水槽のサイズが大きければ大きいほど、水質が安定しやすく、水替えや掃除などの日々のメンテナンスが楽になります。そのため、資金とスペースがあり、アクアリウムを本気で始めたいのであれば最初から大きめの水槽を買うのも一つの手です。
なにより、水槽に手を添えて「チエルアルコごっこ」をやりたいなら60cm水槽くらいが欲しくなってきます。
実は水槽自体にそこまで価格差はないのですが、水槽台やフィルターなどの周辺機材の価格が大きく上がるので、+数万くらいは覚悟する必要があります。
②フィルター
アクアリウムをやるうえで必須級のアイテムにフィルター(濾過器)というものがあります。
ざっくりいうと、魚にとって良い水質を保つための機材です。
水槽内の水を循環させる過程でゴミをこしとったり、バクテリアによって有害物質を毒性の低いものに変化させたりします。
先ほど紹介したサイトではフィルターは不要、と書かれていますが、こまめな掃除や水替えが必要になるので、フィルターを導入することを個人的にはオススメします。
いろんな形式のフィルターがありますが小型水槽だと「外掛けフィルター」が使いやすいでしょう。
フィルターに関しても、サイズ・容量によってろ過能力が大きく変わってきます。また、中に入れる「ろ材」を変えたり、改造して能力を上げたりもできます。
ノソブランキウスは強い水流が苦手らしいので、フィルターによる水流を弱くする工夫が必要な場合もあります。
↑のテトラというメーカーのフィルターは出水口に溝があって比較的水流が穏やかになるイメージ。
③ヒーター
熱帯魚である以上、低水温には弱いのでヒーターを入れておくに越したことはないですが、エアコンを使用するリビングなどで飼育するなら案外必要ないかもしれません。保証はできませんが。
また、水温が低めのほうが成熟が抑えられて長く飼育できるという話もあるので、予算次第ではヒーターは使わないと割り切ってしまうのもアリかも(その場合は室温で管理するのは必須)。
④底砂(ソイル)
先ほどのサイトでは底砂を敷かない「ベアタンク」という方法が推奨されています。
確かに汚れがたまって病気のもとになったりするので、ベアタンクは合理的ではありますが、どうしても味気ない印象にはなるので、鑑賞性を重視するなら底砂を敷いても良いと思います。
うまく活用すればバクテリアが住んで水質が安定する、魚にとって適正なpHに調整できるなどのメリットもあります。
⑤水草
イラストのような水草が生い茂る水槽は憧れますが、初心者が挑戦するにはややハードルが高いです。水草の生育に必要なライトとCO2添加装置を揃えようとするとそこそこの金額になってしまいます。
とはいえ緑がないと寂しい水槽になってしまいますし、隠れる場所があれば魚のストレス軽減にもつながります。
「陰性水草」と呼ばれるものは低光量・CO2添加なしでも飼育可能なのでオススメ。特に「アヌビアスナナ」は初心者の不慣れな管理でも青々と茂ってくれる心強い存在。
↑のように石や流木に固定されたものを買うと水槽に放り込むだけでOKなので手軽です。
⑥ライト
陰性水草だけならライトの種類は問われないので、水槽に固定できる小型のライトを適当に買いましょう。
ほかにも細々と必要なものはありますが、この辺で次の工程の説明に移りましょう。
★たちあげるものたち
水槽が手に入ったら、水道水をジャバーっとぶちこんで、すぐ魚入れて……というわけにはいきません。
生体にとって適切な環境を準備する行為を「立ち上げる」といいます。
一から水槽を立ち上げる場合、一週間前後はみておいたほうがいいというのが通説。
つまり、アクアリウムショップで魚に一目惚れしても、家に立ち上げが済んだ水槽がなければ、買って帰ってはいけないわけですね。
……あれ?
…………。
……DJめぐる!!
かませ~!!!
このやりとりを見るにアクアリウムをやっていないのは明らかなので、その後店員に聞いて断念したのか、決心して水槽の立ち上げから始めたのか……想像するしかありませんね(ここの個人的な解釈については流石に本筋から逸れすぎるので最後に軽く書きます)。
とにかく、めぐるの言う通り、心して立ち上げの方法を学んでいきましょう。
参考になるのは例えばこのあたり↓
(↑GEXは安価で手軽な商品を多く展開している大手メーカー。特に最初のうちは迷ったらGEX買っておけばコスパがいいです)
参考サイトを見てもらいつつ、自分もいくつか補足を。
◆水を入れる前に
水槽に水を入れてしまうと移動が大変になるので、置き場所と周辺のセッティングを精査しておいたほうが良いです。
意外と忘れがちなのが電源の場所。
フィルター・ライト・ヒーターといった機材でコンセントが必要になるので、延長コードを使うことになりますが、水槽よりも高い位置に設置することが推奨されます。漏電の危険性があるからです。
仮に水槽より低い位置に設置せざるを得ない場合も、防水カバーをつけたり、コードをたどってコンセントに水がたどり着かないようにたわませておくなど、十分な対策が必要です。
ちなみにうちはこんな感じ。ワイヤーネットに結束バンドで固定してます。配線周りはこだわればもっと綺麗にできるでしょうが、自分はあまり気にならないので適当にやってます。手を抜けるところで手を抜くのも大事。
◆バクテリア剤のススメ
予算がカツカツじゃなければ、バクテリア剤を買いましょう。
入れると早く立ち上がり水質が安定すると言われています。目に見えるものじゃないのでどれくらい効果があるかわかりづらいですが、まあお守りみたいなものです。
◆パイロットフィッシュにうってつけの……
立ち上げにあたって、水質の調整と確認のために活躍するのが「パイロットフィッシュ」と呼ばれるもの。
糞やアンモニアを排出する生体を早い段階で導入することで、バクテリアの活動を促します。また、熱帯魚が買える環境になったかどうかをチェックすることが可能です。
パイロットフィッシュが元気に飼育できることを確認してから本命の魚を入れることで、生存率があがります。逆にパイロットフィッシュが弱ったり死ぬような状況なら立ち上げが不十分といえるでしょう。
パイロットフィッシュに向いているのは丈夫で安価な魚。
この条件にちょうど当てはまるのが、イラストにも描かれているカージナルテトラです。
せっかくなのでカージナルテトラから飼いはじめてアクアリウムの感覚をつかむのも良いんじゃないでしょうか。
まあでも、めぐるもこういってるので、イラスト再現にこだわらず、あなたが「この魚」に見せてあげたい水槽を探求してみるのも素晴らしいと思います。
ほかのパイロットフィッシュとしてはコリドラスもかわいくてオススメです。
小さいナマズの仲間で、水槽の底に沈んだ餌を食べてくれるので、ノソブランキウスを導入した後も掃除屋として活躍してくれます。
◆バックスクリーンのアイデア
水槽の背面に「バックスクリーン」を貼ることで水槽全体が締まります。
淡水水槽だと黒がパキッと決まって個人的にも好みなのですが、↑のような既製品は意外と貼るのにコツが必要で、貼るのを失敗して無駄になることも。
そこで意外とオススメなのが100均で買えるプラダンボール。水に濡れても大丈夫なのがポイント。水槽サイズに切ってセロテープで適当に貼り付けるだけで手軽に水槽が締まります。
さらに、こんなこともできます。
イラストを印刷してクリアファイル(厚手のものがベター)に入れて貼り付けたもの。
クリアファイルに水が侵食しないようにテープなどで隙間を塞ぐべし。
好きなイラストをバックスクリーンにしてコンセプチュアルな水槽に仕上げるみたいなこだわり方も可能です。廃墟っぽいモニュメント入れて【我・思・君・思】水槽とかね。普通に見たいので作ったら見せてください。
そのほか、レイアウトや水の注入のやり方は解説サイトに任せます。
水槽が立ち上がるまで、チエルアルコフィッシュを迎え入れるのを楽しみに待ちましょう。
★水合わせが終わるまでのジャーニー
通販で魚が届いても、すぐに魚を水槽に入れてはいけません。
水温やphなどの水質が急激に変化しないよう、ゆっくりと水槽の環境に慣らしていく「水合わせ」という作業が必要になります。
ここでトラブルなく健康な状態で魚を導入すれば、その後の飼育は難しくありません。
↓のような解説をもとに丁寧に行いましょう。
水合わせにあたって、↓のようなキットを買うのを強くオススメします。放置しておくだけで水合わせができる優れもの。
点滴法を用いた水合わせは↓が分かりやすいです。
口で吸って呼び水をするときは、最後まで吸い込むと水槽内の水を誤飲してしまうので注意(大した害はないだろうけど、かなりテンションが下がります)。
チューブの途中まで水が来たら吸うのをやめて、バケツに水を落としましょう。
★赤虫、パクっとさせたくて
魚を飼っていて一番楽しいのはやっぱりエサやりだと思います。
個体によっては水槽の前に立つと「エサくれエサくれ」とねだってくるやつもいます。うちでいうとギュンテリーはそんな感じですね。
逆にフォーシャイは泰然として媚びてこない(この態度も好き)。
↓ノソブランキウスのエサやりはこれを読んでおけば間違いないです。
自分も数種飼ってみた感触としては、人工飼料は食べないけど、冷凍アカムシの食いつきはバツグンという感じ。
食べている姿が愛らしくてついついあげすぎてしまいがちですが、1日1回適量を与えるだけで十分だと思います。あげすぎは水が汚れて万病のもと。
特に飼育初期は少量ずつあげてちゃんと食いつくかどうか様子を見ましょう。
冷凍赤虫の1キューブは1回にあげる量として多すぎるので、凍った状態でハサミで切って個別で冷凍するのがベスト。自分は100均のピルケースで小分けにしてます。
家族と暮らしている人は冷凍庫に虫エサを入れることに反対されるかもしれませんが、ジップロックなどに入れれば臭いは全く気にならないので、どうにか説得しましょう。
★待って、凛世ちゃん 100均には……
ちょこ先輩が言うように罠もあるでしょうが、アクアリウムにおいて100均は活用しない手はありません。特に安価で始めてみたい人にとって最適なものばかり。
自分も使っている100均グッズを一挙紹介します。
URLはすべてダイソーに統一していますが、もちろんほかの店でもOK。セリアも独自のアクアリウム用品が充実しています。
(通販では在庫なしのものもあるので、実店舗に行って探すためのリストとして活用してください)
①バケツ
バケツはあらゆるシーンで使うので、複数あると良いです。
よりアクアリウムに特化したバケツもありますが、100均でも十分事足ります。
↑注ぎ口があるのが重要なポイント。ないと水替え時にこぼれて床がビシャビシャになります。
↑注ぎ口はないけど、畳んで収納できるのでとても便利。
②計量カップ
これもめちゃくちゃよく使う。
バケツを使うほどでもない足し水をしたり、冷凍アカムシを溶かしたり、さまざまな用途で使えるので、容量が違う複数種類を揃えておくのが良いです。
↑大容量だとこのあたり。20cm水槽だと水替えはこれでも事足ります。
↑こういう小さいのも便利。水面のゴミをすくったり、アカムシを溶かしたり。
③スポイト
買っといてまず間違いない。特にベアタンクで飼育する場合、食べ残しやフンを掃除するのに大活躍します。
④メラミンスポンジ
水槽の掃除に使いまくる常備品。水だけで汚れが落ちるので、水槽の外も中もコレで綺麗にできます。
⑤すくい網
各メーカーからでている網も大して高いものではないですが、100均のもので特別不便に思うことはないので、これで十分。
大・小1つずつ買っておくのがよいでしょう。
⑥カルキ抜き
水道水から塩素を中和するもの。アクアリウムをやるうえで必須級。
ただ、多機能を備えたカルキ抜きが専門メーカーから出ているので、ケチらずにこっちを買えるならそのほうがベストです。
(↑ラーメンズオタクがなぜか知っているカルキ抜き)
⑦クリーナーポンプ
自分は使ってないですが、これもコスパはいいと思います。
ただ、数百円の差でより便利なものも売っています。頻繁に使うものなので「水作」というメーカーのものを最初から買っておくのを個人的にはオススメします。
⑧茶こし
これは冷凍アカムシを使う人にオススメしたいもの。
冷凍アカムシを水で溶かす際に汚れが出るので、自分は以下の方法でエサをやっています。
・小さい計量カップに冷凍アカムシと水を入れて溶かす
・茶こしで溶かした水を濾す
・茶こしの上に残ったアカムシを割りばし等でつまんで水槽に入れる
この方法だと水を極力汚さずに、量を調整しながらエサをやれるのでオススメ。
⑨そのほか買ったら便利なもの
前述したバックスクリーンにも使えるプラダンや、様々な器具の固定に使える結束バンド、水槽用品の収納につかえるケース、水槽周辺をスッキリ整理できるワイヤーネットなど、使えるグッズは様々。
水槽周りに使ったら便利そう、という視点で100均の棚を眺めると意外な便利グッズに出会えるかもしれません。
必須ではないけどアクアリストに評判のいい商品を一点だけオマケで紹介。
こちらのクリアケース。
サイズも大きく透明度も高いので、飼育ケースとして活用している人をチラホラ見かけます。
正規の使用法ではないのでメインの飼育ケースにするのは推奨しませんが、一時的な避難や薬浴用など様々なシーンで重宝します。
安いので改造の心理的なハードルが低いのも良いですね。自分はアクアテラリウムに応用できないか画策中。
ただし、店舗であまり見かけないのと、通販でも在庫切れになりがちなので、見つけたら買っておくのがいいでしょう。
⑩買わなくてもいいもの
消耗品は専門メーカーでもあまり価格が変わらないので、そっちのほうがコスパがいいものもあります。うまく使い分けましょう。
・ろ過ウール
使えないこともないのですが、ダイソーのものはマット状になってないので使いづらいです。専門メーカーのお徳用を買ったほうが便利。
・エサ
ノソブランキウスを飼育する上で100均のエサを買う必要はないです。食わないエサほど無駄なものはない。
★各自決行されたし
いかがだったでしょうか?
壁にドライフラワーを吊った部屋で、チエルアルコフィッシュに餌をやり、ユキノシタさんとゼラニウムさんに水をやる異常シャニマス生活を続けていますが、精神が浄化していくのを感じます。とても良いものです。
このままいくと鳩と犬2匹飼うことになる恐怖感も抱きはじめてますが。(エンツォとモンドを飼うのは時間の問題)
結びに、もう一度あの言葉をいただきましょう。
仮に飼育できなくなっても魚や水草を自然に放すのは絶対にやめましょう。
生態系に不可逆かつ多大なる影響を与えてしまいます。
生き物を飼うってどこまでいってもエゴでしかないので、最後まで責任をもって飼うことが大事です。SNSやオークションサイトを通した譲渡という選択肢もありますし、心を鬼にして処分するという選択肢を選ぶこともまた、責任のひとつ。
一方で、アクアリウムって正直「死に覚えゲー」的な側面もあるので、万全を期した上で、失敗しても反省を生かしてトライしていく姿勢も大切だと思っています。
そうやっていくうちにどんどん生体が増えていって水槽だらけの生活になるのがアクアリウムの恐ろしさでもありますが……。
アクアリウムを始めてから日が浅い素人の自分ですが、だからこそ、初心者にもとっつきやすい補足情報を心掛けたので、皆さんにとって新たな趣味のスタートの一助になれば幸いです。
それではまた。
次回「【DIVA】緋田美琴を考える ― 人魚姫は何故"藻場"にいるのか ー」でお会いしましょう。
◆蛇足
途中で少し触れましたが、シャニPが結局この魚を引き取ったのか、という部分は明言されていません(ですよね…?もし後日談などがあったら教えてください)。
個人的な見解としては、先客に買われた等の理由で、シャニPの元には行っていないと考えます。
この魚に他の世界を見せてあげたいと思い「きみの色は、とっても綺麗だよ」と声をかけためぐるですが、TRUE ENDではこう話しています。
そばで直接伝えられずとも、アイドル活動を通して鮮やかな色をみんなに見せてあげたい。
そんな願いを手に入れためぐるにとって、あの魚が自分のもとにいるかどうかは大きな問題ではないだろうと、そう思うのです。
それはそれとして、家で魚を愛でているシャニPは見たい。
コヒレンのシャニPで見たい。期待してます。
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