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小林さやか×矢部裕貴×大嶋啓介 コロナ休校中の子どもの勉強方法(2020.05.04)

※ヘッダーは公式様の一部を使わせていただきました

5/4~6で行われております人間力サミットの文字おこしです。言い回しはそのままでない部分も多いです。

4日21:00現在ではアーカイブも残っているようなので、雰囲気まで含めてごらんになりたい方はこちらをどうぞ。

https://youtu.be/iTNBohlgmR0

≪対談者紹介など≫
大嶋さん(以下敬称略):
さやかさんはビリギャル本人
ビリギャルの映画は中高生に薦めている
講演も感動する
子育て中のお父さん、お母さん、学校の先生にとってもヒントになるのでは
矢部さんはビリギャルの先生(坪田先生)的
塾の先生を7つの習慣を軸にして務める
入った子の成績を伸ばすだけでなく子育てに悩むお母さんの相談を行う
今後開校予定の予祝学校の先生も担当してもらう予定

さやか:今両親のうちどちらかは家にいることが多い状況
子どもは外に出たい時期 それを制するストレスもあると思う
ただこんなに家族がいることは貴重
どうしても学校がないと「勉強」に執着しすぎてしまう
勉強法だけでなくコロナはなぜ起こったのか?このあとの社会はどうなるのか?ということを話し合う、カードゲームやテレビゲームなどいつもできないことをいっしょにやるというのも大事
非常事態時の親の対処を子どもは見ている

矢部:今まったく同じことを思っている
子どもは親を見ている
もとに戻ることを想定しているから今の状況にストレスを感じる
シフトチェンジのタイミングである

大嶋:本当にこれまでに結婚してからこんなに家にいることはない
3/30を最後に桑名(自宅のある)から出ていない
家の中にテントを買ってキャンプ場化
いちばん下の中1といっしょにその中で寝たり
4/21が長男20歳の誕生日 2人でお酒を飲みながら人生を語った
どれだけ自分がうまくいかなかったのかという話をたくさんした
うまくいかなかったことからすごく学べて成長できるという話

さやか:今不自由でぜいたくな時期
楽しむことを子どもと大人がいっしょに考えるのがいい学び

大嶋:家で段ボールを使って遊具を作ったり遊園地を作っているというのもテレビで見た

Q:言ってもやってくれない子に対する接し方

矢部:その質問は多い
まずは「言うのをやめよう」と答える
言わないとやらない状態なのがまずい 信じていない
どうなったら最高の状態か聞くと「言わなくてもやる状態」と言う
ではどうしたら、と聞くと考えたことない、となる
今考えてみましょう、ということになる
今は考えるのに最高のタイミング

ゲーム感覚で取り組む 母親と競争
たとえば本を普段読んでいなければ5分ずつ読み続けてみる
母親が5分やれば子どもは6分やる
お互いが新しいことにチャレンジする

子どもたちはしたくないことをしている
そういう中でする理由を説明してもわからない
親もやりたくないことをどれだけ楽しんでいるかを見せる

大嶋:経営者もいっしょ 社長のやっているところを見る
さやかさんはどうだったのか

さやか:やらなかったというより世間的にいいと思っていたことをやらなかった
自分の中で大事なものはやっていて忙しかった
大人の目線で言ってほしくない
親子は対等 どうしても勝手に自分が上だと思ってしまっている
先生が何か言っても私の方がイケてる人生だと思っていた
母親はむしろ子どもを尊敬するようなことを言ってくれていた
「さあちゃんはああちゃんのあこがれ」

母親のことを皆さん成人っぽくとらえてくださるが普通
失敗は多かった その都度直してきた
弟を育てるのにあたり非常にやんちゃで精神科に通うくらい悩んだ時期があった
とにかくしつけろ、という本が全盛 よみあさって書いてあることをやりつくしたが何をやっても言うことを聞かない
言うことを聞かせるということをあきらめやることの理由を探した
そうするとすべて楽しませること、優しさから来ているということに気づく
しつけはいらない いうことを聞かせるということがおこがましいと思うように
そこからは全部自分で決めていい、というように伝える
それで気持ちが楽になって幸せな気持ちになった
どうにかしようと思っているうちはつらい
そのつらさは子どもにもうつって子どももつらい

矢部:自分が先生を志そうと思ったのは小5の社会の授業
それまでは社会がきらい 難しいことを難しいまま言うなあと思っていた
自分は子どもの視点を常に持つということを決めた
母親向けにも子どもの視点をプレゼントしている
高校時代に友人ができず悩んでいたとき親が自分の可能性を信じてくれたことが救いになった
いてくれるだけでいい
親が苦しんでいたら子も苦しむ
自分の人生に向き合う どういう背中を子どもに見せられるか

Q:子どもの可能性・才能を伸ばすにはどうしたらよいか

さやか:いろいろな習い事をさせてもらったが続いたのは水泳だけ
水泳は休憩時間になったと言っても飛び込むくらい好きだった
母親は自分がワクワクするものを見つけられたら、と思っていた
行きたくないなら「やめよっか~」とやめるハードルも低かった
小学校のときにサンフランシスコのホームステイにも行かせてくれた
早めに海外を見せた方がいいのではと思ったのではないか
空港に行く電車で泣きまくりホームシックで2週間の予定を1週間で帰ってきたりしたがそのときの景色は今でも残っている
才能は勝手に伸びるしかない
選択肢を知らせてあげる
「感動」という言葉はあるけど「理動」という言葉はない、ということを坪田先生がよく言っていた
理屈で子どもは動かない

矢部:まったく同じ回答
成績が伸びる子どもは夢中になること=興味を見つけている
そうしたものを知っているか知らないか
どうしても先を見てしまう(音楽が好き→ライブをやる→それでは食えない…など)
この時期こうした動画を子どもが見られるのもチャンス

Q.ワクワクすることがうちの子は少ない

矢部:今の生活にないということ
人に会わせる あこがれの人を見つける

大嶋:人生を楽しんでいる大人
今回15人声をかけて15人みんなこのイベントに参加してくれた
人間力大学も子ども向けやお母さん向けなど新しい取り組みを考えてみてもよいかもしれない

Q.自分を信じられない、自己肯定感が低い人が多い

さやか:自己肯定感は全員が持って生まれているもの
2つ必要 ①周りの環境
親、まわりの大人に信じられる言葉をかけられてきたかどうか
母親からは毎日「あなたたちが生まれてきてくれたから自分が価値のある人間だと思える救世主」「あなたたちは世界一幸せになれる」ということを言われてきた
父親は弟を野球選手にしたかった チームのコーチもやっていて厳しい指導をした結果弟の自己肯定感が地に落ちてしまいやりたいことが何もない状態になってしまった

②成功体験 挑戦して乗り越える 自分の場合は中学受験
挑戦をさせてあげられる環境

矢部:人生半分自己肯定感が低かったので自己肯定感についてはかなり考えてきた
自己肯定感=自信
自信は①根拠のない自信と②根拠のある自信がある
①親から愛された経験
②自分自身で積み上げたもの

大嶋:親は子が大好きなゆえにきついことを言ったり不安になってしまう
親の信じる力が大切

Q.子どもとの距離

さやか:母親がタバコがばれて無期停学を学校が出そうとしたとき
母親はとっくに気づいていたが命令では変えられないと思い自分で気づくまで待とうと思っていた
その中での無期停学 呼び出しはチャンスと思っていた
娘がピンチ時の対応を見ると思っていて自分が味方であるというのを見てもらえるチャンス
「こんなにいい子はいないと思いませんか?」
それで裏切るようなことをやるのをやめようと思った

矢部:10数年前に高3をもった際
学ランのボタンをきっちり留めてくるようなタイプ
超進学校 大学にエスカレーターでいけるところであったが急に成績が落ちる
自分はメンタル面を担当
学ランの上ボタンがはずれだし徐々に身だしなみが乱れる
髪が茶色に そういうときは何か主張したいとき
自分は求められるまでは何もしないと決めていた
欲しいと思ったときにアドバイスしないと拒絶する
家に帰らなくなり公園で寝たりする生活 家庭内暴力まで振るうように
いよいよ母親から「どうしたらいいですか?」と回答を求められる
「何を伝えたいですか?」「それを伝えてください」
ということを言う
その次の週に一番最初のころのように戻っていた
落ち着いたころに母親に聞いたところ「本当にごめんね」ということを伝えたということだった
今までのやり方が違っていたということで苦しかった
こちらも対応していってたが1年半かけてもちょっとずつしか変わらなかったのを母親の一言で変わった
このことから母親側を支えていこうというきっかけになった

大嶋:矢部氏は基本聞き役 母親が輝くだけで家庭は変わる

さやか:男性には申し訳ないがお母さんが太陽
つらいときには子どもにつらいということを伝えられるくらいでいてほしい
こうしなきゃというのをとっぱらう
家族が輪っかになって支える
日本人はスーパーお母さんを目指してしまう

大嶋:花まる学習会の高濱さんもお母さんの笑顔が才能を伸ばす
旦那の仕事は奥さんを喜ばせること、ということを言っている

さやか:夫婦がいい関係でいるのがいちばんの英才教育

Q.2人にとって人間力とは? 1年後の予祝

矢部:人間力=以前は「受け入れる力」と思っていたが、今は「自分ごとで考えられる量」
予祝=お母さんの学校を立ち上げてたくさんのお母さんから「早く大人になりたい」と子どもが言っている、という言葉を聞いていること

さやか:人間力=”こうすべき”がないこと
子育ても人生も 正論は人を傷つける
予祝=アメリカの大学院に合格

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