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【メルマガアーカイブ】#16 歴史を学ぶより「考える」~『最速で身につく日本史』

毎日stand.fmにて読書録を配信しておりますひのたけです。

こちらのメルマガでは、毎日ではとても追いつかない…という方に向け、
ほぼ週刊で、特に紹介したい1冊を取り上げてテキストにてお送りしてまいりたいと思います。

今回ご紹介するのは

#16 歴史を学ぶより「考える」~『最速で身につく日本史』

オススメ度:★★★★★

最近、書店に行きますと歴史に関する本がかなり多く発刊されていることに気づきます。

それだけ歴史をリベラルアーツとして重要だというところが感じられている方も多いのでしょうか。

結構ムンディ先生という世界史のYouTubeを展開されている先生のシリーズも売れているようですね。

そんな中ちょうど読んだのが、テレビプロデューサーとして活躍された角田陽一郎さんの本、
『最速で身につく日本史』を本日はご紹介してまいりたいと思います。

もともと『最速で身につく世界史』を先に発刊されていらっしゃり、この本はその書と
全く同じ構成にしながら、しっかり時代順に語られている歴史本になります。

歴史書というと事実を覚える、というところに重きを置かれがちな中、この書の特徴は、
本当にその分類でいいのか、その考え方が正しいのか、というところを読者とともに考えていこう、
というスタンスで展開されているところです。

そもそも幕府というのは何なのか、鎌倉幕府がスタートするのは何を持ってなのか、
など、そうした疑問を次々投げかけ、読者とともに考えていくような構成でこの書は進んでいきます。

暗記だけでなく、歴史をエンターテイメントとして楽しむ、それがさすがプロデューサーを務められて
いらっしゃったところが出ているなと感じます。

最後は今後がどうなっていくのか、という考察も入っていますが、
実際からくりTVを通じて関わられていた明石家さんまさんの言葉が印象的です。

「その道のプロが土壇場でなんとかする」

今日本にはオワコン感が漂っているとよく言われますが、土壇場でなんとかする人材が出てくる、
あるいは我々がそれを担うというところを目指していければと感じますね。

現在日本史、世界史ともKindle Unlimitedでも読めますので、ぜひお読みになってみてください。

「24のキーワード」でまるわかり! 最速で身につく日本史

ひのたけ(日野剛俊)
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