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絵:模写のこと

模写2日目。
今週はベルばら模写を自分に課しています。

流行りの漫画の模写をしたらたくさんの人に見てもらえるのかな、とも思うけど
(推しの子とかスパイファミリーとか)

わたしは自分が子供時代に広告の裏に描いていたような絵を選びました。それがベルばら。

子供時代に金髪の描き方は散々やったから何となく手がおぼえている。

かけた時は「できた!」と思ったけど

時間をおいてみるとアラが......
いろいろ気がつきます。

・顔と体のバランスおかしい(顔をもう少し小さくすればよかった)
・下から見たアングル(アオリ?)な訳だからこれだと顔が少し俯いてることになる。(アゴの部分をちょっと修正すればよかった)

スティーブンキング氏が出来上がった小説を一か月寝かせるらしいけど、それと似てる。
半日とか1時間でも寝かせると細部を冷静に見られるようになる。

こっちはそう変ではないけど

どれも
本物のベルばらの登場人物とはちょっと顔が違います。


模写をしているとどうしても「こうしたい!!」というのが出てくる。

・オスカルの目はもう少し切れ長がいいし
・髪型は菱形シルエットがかわいい。
・顔には若干多めに髪をかからせたい

・マリーの口はもっと小さい方が好み
・目は丸っこくしたい
・お母さまのまつ毛はバサバサだったけどもっとシンプルにしたい
・顎は少しシャープなのがいいかな・・・


などなど


自分の好みがどんどん出てきて
手が好みに沿って描いてしまう。


それは自分の個性や美意識だと思うので、敢えて似せずにそのままにすることにしました。


模写が目的ではなく、自分の絵を描くために模写をしているのでこれでよし!


目的はオスカルをそっくりに描くことじゃなくて、池田理代子先生の技術を勉強することなのです。
(細部の模写は頑張ります!)


例えばこのオスカル。(一枚目)
ちょっと劇的なコマだったので輪郭が太く描かれていました。

原作の輪郭はもっと太く、敢えてすこし荒くして「劇的」感を増す効果を出していました。

そして斜めのアオリ。
細かい技術の蓄積で一層「劇的」感を強めていました。すごい、、、
あと、漫画の手法が時代とともに変わっていくところもおもしろい。


そういう理解の解剖もやっていこう。

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