見出し画像

「もっと知りたい!性・ジェンダー」展示会のご報告

おかげさまで、3月28日・29日の「もっと知りたい!性・ジェンダー 大人も子どもも読める本の展示会」は無事に終了しました。
新型コロナによる緊急事態宣言も解除されてまもなく、参加の呼びかけも限定された中での開催でしたが、2日間で約40名の方にご来場いただきました。

画像3

展示した本は総計およそ90タイトル。以下8つのテーマに分けて展示しました。

① からだを知って好きになろう 〜幼児期〜低学年の性教育
② 性の主体として育っていく君に 〜高学年〜思春期の性教育
③ 性の育ちを支える大人として 〜保護者・教師向けの入門書
④ 性教育のこれまで・これから 〜きちんと学びたい人向けの本
⑤ ひとつじゃない性のありかた  〜LGBTQ・性の多様性を知る本
⑥ 男であるってどういうこと ?  〜男性の性・ジェンダーを考える本
⑦􏰀 性の尊厳が守られる社会へ 〜性暴力・ハラスメントを考える本
⑧ 国境を越えた #MeToo 〜世界のフェミニズム・女性学

いろいろな本を手にとってメモする方も、椅子にかけて長時間読みふける方も。それぞれの過ごし方で本と対話する、静かな時間が流れていました。

画像3

いくつか、参加者からの感想をご紹介します。

こういった本が、小・中学校の各クラスにあるとよいですね。普段から目にして、読める、読み聞かせできるように、学校へ働きかけて下さい。
様々な視点で書かれている本が、こんなにたくさんあり驚きました。普段なかなか本が読めませんが、ここに来て読みたい気持ちが出てきました。子どもから年を重ねた人、また、女性、男性、ひとり一人が大切にされる世の中を望みます。
「ジェンダー」なんだろうと思い、質問したら、「2Fで展示しているからぜひ見てください」と言われたので来ました。本を見たら、とても素晴らしい本がいっぱいあったので、目についた本をパラパラとみました。そして、質問したらいろいろと話していただいたので、とてもわかりやすく、勉強になりました。初めてで何にもわからなかったが、ここに来てよかったです。ありがとうございました。
性教育が必要だと思っても、どのように教えるのかは難しいです。とても良い本がいろいろあるのですね!学校の図書館にあったりするといいなと思いました。ありがとうございます。

会場では、日野の生活者ネットワークの皆さんが制作した「ジェンダーかるた」も展示しました。

画像2

画像4

コロナ禍という制約のもとで可能な発信の方法として考えた「本の展示会」でしたが、講演会などとはまた違った形で、参加者それぞれの関心や発見を活かせる方法だと感じました。会場の確保さえできれば、本のほとんどは図書館で借りられますし、人手やお金をかけずに性についての学びや交流の場をつくりだせます。
他の地域でもご関心のある方がいれば、ぜひ挑戦してみてほしいと思います。

今回の展示のためにセレクトした選書リストを以下に公開します。他の地域で開催される場合の参考にしてください。(利用にあたり許可等は不要ですが、コメントでお知らせいただけると嬉しいです!)

性教育ブックフェアチラシ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?