映画『ラーゲリより愛を込めて』
2022年12月9日公開 公式ホームページ(https://lageri-movie.jp/)
希望と愛の話。シベリア抑留の話なので、戦争の話なので、「今」観るとしんどい人もいるかもしれないのでおすすめはしませんが、愛の話だったのでわたしは好きです。
後半ぼったぼたに泣きじゃくりながら観てた。
そもそもなんで観に行こうかと思ったかというと、わたしは俳優としての二宮和也が好きなのと、松坂桃李が好きなのと、SexyZoneのオタクなのが全部重なったからというただ演者が好きだからだったんですけど、いや~~~演技が好きな俳優がいっぱい出てると、うれしい!!!
桐谷健太と安田顕も好きなのでキャスト陣はもうね、間違いないです。
ストーリーはまあしんどい話です。戦時中の空襲の混乱で妻子と離れ離れになり、そのまま戦後シベリア強制収容所に送られた主人公が、生きて日本に帰ろうと、そこでの生活を、何年も何年もただただ耐える話。戦時中のトラウマで心を閉ざした青年や、変わってしまった同郷の先輩、日本軍での階級を振りかざす軍曹、いろんな人がいる中で、生きて日本に帰るという希望を決して失わない主人公が彼らの心を解きほぐしていく。そして必ず日本で再会するという希望を失わない主人公と妻の手紙のやりとり。
戦争映画というより、そこでの人間関係の物語が主軸の映画です。
この映画で刺さったのは、なんといっても主題歌。
刺さった部分の説明をするとネタバレになるのでなんともはやなんだけど、あのね、大森元貴ってすげえんだわ…。
後半ぼっろぼろに泣いて、エンドロールで流れる曲のタイトルが「Soranji」であることを知ってまた泣くんですよね。主人公とその妻の愛の話だし、主人公がラーゲリで出会った人たちそれぞれとの愛の話。愛だよあれは。
観てから一年経つけど、まあSoranjiを聴くとまだラスサビあたりで涙がぼろぼろ出るもん。大森元貴ってすげえんだわ…。
とんでもねえ歌詞だよ。しんどいときに聴くとよりしんどくなるか、とんでもなく救われるか、そういう力のある歌詞だなって思います。好き。大森元貴ってすごくて…。
大森元貴がSoranji制作の話してる回のじゃにのもあるよ。
俳優としての二宮和也と松坂桃李が好きなんだけど、ラーゲリのインタビューでニノが「自分と同じタイプの俳優だから松坂桃李と一緒にやることがあるとは思ってなかった」って言ってたのが個人的には良かった。そう思ってたんだ…っていうかだからわたしこのふたりが好きなんだ…。
しんどいにはしんどいので何度も観返したいタイプの映画ではないんだけど、映画館で観れてよかった。そういう映画です。