入試直前期に向けて

こんにちは、関口です。

 夏期講座も終わり、小6と中3はいよいよ受験が見えてきたところです。直前期に向けた準備について、今から意識すべきことについて書きます。

 入試直前期では、当然相当な時間勉強することは間違いないです。例年、最後の踏ん張りで一気に成績を上げる人は少なからずいます。きっと生徒本人も保護者の方も、それに期待している人もいるでしょう。

〇課題処理能力の重要性。

 ただ、何もしないで得点力が大幅にアップするかというとそうではありません。一気に伸ばすためには、意識しておかねばならないことがあります。それは、当たり前なのですが「課題の処理量を増やすこと」です。そのためには、処理能力を上げることが必要です。処理能力の低い人は、直前期に長時間勉強しても処理できる課題量が足りないので得点力が伸びないのです。逆に処理能力が高ければ、直前期までの積み上げがなくても、直前期に大量の課題をこなし続けることで、そこそこのところまでは伸びます(本人の素質に見合ったレベルではないですが)。
 処理能力は素質、つまりその人の持って生まれた能力の影響を受けますが、しっかり練習していくことで身につけることができるものでもあります。ですから、小6・中3の人たちに「今」強く意識してほしいことは、直前期に向けて課題処理能力を極限まで上げていくことです。

〇入試直前期の処理量をイメージする。

 入試直前期の勉強量(処理量)は、どのくらいかといえば例えば、

・受験校の過去問1回分(全科目)の演習と答え合わせ…試験時間の2倍の時間
・自身に不足している単元の学び直し・暗記事項の確認…1.5時間
・塾の宿題…1.5時間

 最低限で上記くらいはいくでしょう。いかないようなら大問題です。受験をあきらめた方がよいと思います。そして上記の処理量は、やろうと思ったその日からできるものではありません。集中力が続かないし、答え合わせをしてもわからないことばかりで全く頭に入らなかったりします。ですから、今のうちから直前期に向けて一日にできる課題量を増やすことを強く意識して、日々の勉強に打ち込んでほしいのです。そうすることで、長時間机に向かうことが徐々にできるようになり、さらにこなせる課題量も増えていきます。そうなることを強く意識して日々の勉強の中で、直前期にこなすべき分量をこなす練習をするイメージを持ちましょう。

 また、特に理科社会は、「かけた時間に比例して成績が上がる」教科です。残酷な言い方をすれば、理科社会で点が取れていない人は、「わからない」のではなく、「勉強していないだけ」なのです。そして直前期には、小学生なら国語算数、中学生なら英語数学国語にかける時間を増やさないと安定した得点は取れません。理科社会の知識は早め早めに仕上げていかないと得点力は上がらないのです。そこらへんも今のうち強く意識しておいてほしいところですね。

まとめ

直前期に量をこなせるようになるために、今のうちに練習しておく
理科社会を早めに仕上げておく

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